ゆく年くる年、フリッチャイの第九
いろいろあった今年も最後の一日。
昨日は仕事で帰宅が遅くなり、神棚と外の稲荷明神の締め縄を新しいものに替えたのが夜。 プレヴィンの「ドイツレクイエム」を聴いているうちに疲れて寝入ってしまった。
この暮は休みが少なく、年末気分になりきれぬままの正月となりそうだ。
今年は部署が変わり、異動先が震災と原発事故の影響をモロに受ける部門ということでいろいろと予期せぬ事が出現し一年が慌ただしく終わってしまった。
明けて今朝はどんより曇り空。
日が照り始めたので車を洗い始めたら突然の霰となりそのまま雨に変わる。晴れた空からしばらくの雨で狐の嫁入り状態。
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この時期はベートーヴェンの第九を聴いていたのだが、今年は「第九」を聴く気にはなれず、ドリアン木管五重奏団のプーランクのピアノと木管合奏のための六重奏曲などを聴いていた。 ピアノはジャン・ドワイアンのVOX原盤によるワーナーのLP.
ニューヨークの演奏家たちによるパワフルなプーランク。
ピアノとの激しいバトルが聴きもの。カップリングのイベールやボザもエキサイティングな名演だ。
だんだんテンションが上がってきて、やはり「第九」。
棚から取り出したのはフリッチャイ指揮ベルリンフィルによる演奏。
フィッシャー・ディースカウによる唯一の「第九」として著名なもの。
他のソリストもゼーフリートやヘフリガー、フォレスターなど非常に豪華なメンバーで、合唱はこの時期全盛期を迎えていた聖ヘドウィッヒ大聖堂の合唱団。
ほぼ同じ時期にクリュイタンスの「第九」でも歌っていた。
弾き締まった硬質の響きで厳しくまとめた「第九」。器楽的なまとまりのある声楽も素晴らしいものだ。
沼響のHPの聴き比べコラム「ベートーヴェンの7番を聴く」にポール・パレーの演奏の感想をアップしました。
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