エドゥアルド・シュトラウスのウィンナワルツ集、プライザー盤
今日も朝から雨。
先週の日曜、三島に行ったついでに寄った中古本屋を覗いたところ、CDコーナーの半分ほどがクラシックCDになっていた。
驚いて棚に近寄ってみると、全部ウィンナワルツとウィンナオペレッタの輸入盤でその数およそ1000枚近く。
初めて見るようなマイナーレーベルも多い。
壮観だった。
よほど筋金入りのコレクターのコレクションが放出されたのに違いない。
かつてMarco Poloから出ていたシュトラウス全集に加え、おなじみのシュトラウスやミレッカー達のオペレッタの他に知らない作曲家のオペレッタ全曲盤の数々。
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この中にシュトラウスファミリーの最後の音楽家、エドゥワルド・シュトラウスのCDを3枚ほど見つけた。
オーストリアPREISERから出ていたウィーンフォルクスオパー管とフィルハーモニア・フンガリカとのワルツ、ポルカ集と、Svenka Strauss-Sallkapetから出ていたウィーン響との録音。 プライザーの1枚は「美しく青きドナウ」や「エンペラーワルツ」など超有名曲ばかりだが、あとは見事にマイナーな曲ばかり。
今日はその中のフォルクスオパーとウィーン響との2枚を聴いた。
ちょうど一年前にもエドゥアルドのワルツ集を集中的に聴いている。
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聴いたところ、このCD3枚は、今までの手持ちのLPのどの演奏とも異なっていた。
特にフォルクスオパーとの演奏が絶妙なテンポの揺れと遊び心が溢れていて、聴いていて本当に楽しい気分になってきた。
格調の高さと曲への愛情が見事に音になっている「皇帝円舞曲」など、聴いていて感動的ですらありました。
Yutubeはシェーンベルク編曲による「皇帝円舞曲」
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コメント
お久しぶりです。精密検査、なんともなかったとのこと、よろしかったですね。
音源入手自粛、CD総量規制中のワタシでもその店に行っていたら動揺して、有り金はたいていたかも。そのコレクターはお亡くなりになったもでしょうか。
なんかちょっと哀しいような、なんとも言えぬ掘り出し物、エドゥアルド・シュトラウス音源は無尽蔵みたいですね。
投稿: 林 侘助。 | 2011年12月 4日 (日) 10時12分
ウィンナワルツやオペレッタだけではなくウィーンの大衆音楽のようなものまで網羅した、そのまま音楽大学のコレクションとなってもおかしくないようなもの凄いコレクションでした。
資力と労力、そしてなによりも専門的な知識と語学力がないととてもここまではいかないと思います。
それが田舎の中古本屋に鎮座しているのが、なんとも悲しいような違和感がありました。
おそらく持ち主がお亡くなりになって、売りに出たのですね。
そのまま散逸してしまうのは実に惜しいです。
諸行無常
投稿: 山本晴望 | 2011年12月 4日 (日) 23時30分