ワルターのマーラー、アンセルメのラヴェル
朝は晴れたので自転車で海岸沿いの堤防をひとっ走りと思ったが、にわかに曇りだしたので止めにした。
畑で枯れ木を片づけたり、ダブリのLPとCDをつまみ聴きしながら聴き比べたりしているうちに一日が終わってしまった。どうも無為無策の休日。
今日は保守的で面白みに欠けるセレクトだが、往年の名指揮者ワルターのマーラーとアンセルメのラヴェル。
アンセルメは「ダフニスとクロエ」全曲。ワルターは交響曲第4番でいずれも国内盤の古いLP.
かつて定評のあったアンセルメのラヴェルは、オケの精度のゆるさをアンセルメの絶妙な間の取り方と詩情溢れる歌心でカバーしている演奏。
だが、聴いていてほっとする暖かさでさすがに聴かせる。
ワルターのマーラーは1945年カーネギーホールでのモノラル録音。
ソプラノはデジ・ハルパン。
ワルターのマーラーの交響曲第4番の録音はかなりの数があり、ギューデン、シュワルツコップといった華のある名歌手とのウィーンフィルを振った数種のライヴに比べると、このニューヨークフィルとのスタジオ録音は影は薄いが、ハルバンの歌はコケティッシュで可憐な声質で楽しませてくれる。
デジ・ハルパンはマーラーがウィーン宮廷歌劇場に呼び寄せた往年のソプラノ歌手セルマ・クルツの娘。モノラルとはいえ録音は良い。
Youtubeはマーラーの交響曲第4番からチョン・ミョンフム指揮東京フィル。ソプラノは森麻季
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