サージェントのウォルトン
曇り午後から雨。
腰の痛みが尋常でなくなってきた。昨日も道玄坂を下りている時に足がつってしまった。どこか体に異常があるようだ。
昨晩サロンパスを張り午前中はちょいとお仕事。
そして午後は上の娘が卒業した高校吹奏楽部の定期演奏会。予定では娘も客演する予定だったのだが、本業が忙しくなり今回はパス。 曲は、バーンスタインの「キャンディード」序曲、リードの「アレルヤ!」
にケテルビーの修道院の庭、新世界のフィナーレという第一部。
第二部はこの学校伝統のステージドリルに第三部はポップスステージというもの。
第三部の最後はウエストサイドストーリーでバーンスタインで始まりバーンスタインで終わるプログラム。
第三部のさいしょには、コンクールの課題曲で自分も演奏したことのある「高度な技術への指標」もあったりして、自分の世代としては懐かしいプログラミングだ。
第一部ではチェコフィルなどで活躍するコントラバス奏者、イジー・ローハンが客演。
彼の演奏はプラハ・スピリット・クインテットのメンバーとしての演奏で、既に聴いている。
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仕事のため、会場に着いたときは「修道院の庭」の小鳥のさえずりが聞こえているところだった。
一途な姿で懸命に難曲に挑戦していく高校生の姿は、聴いていて爽やかな感動を誘うもの。
聴いているうちに腰の痛みも消えていった。
最後の農兵節のフルートソロうまかったですね。
今日は元気を一杯いただきました。ありがとうございます。
帰宅後聴いたのは20世紀イギリスの作曲家ウォルトンの交響曲第1番。
昨日のN響定期で聴いた。ティペットの交響曲第1番より10年早い1935年の作品。
昨日のティペットがベートーヴェンの影響を受けた古典的な作品に対して、こちらは後期ロマン派の流れを汲むダイナミックな作品。
演奏はサージェント指揮のニューフィルハーモニア管による英EMIのLP.
この録音は作曲者立会のもとでの録音で、解説にはウォルトン自身の謝辞が載っている。
生き生きとしたリズムにオケを思い切り鳴らした晩年のサージェントによる壮大なる名演。
怒れる音楽そのままの長大な第一楽章で長い坂を登りきった後で第一主題が再現するところなど鳥肌が立つほど感動した。
春の祭典を彷彿させるスケルツォのリズムの切れも大したものだ。
Youtubeはウォルトンの交響曲第1番第一楽章冒頭、ビシュコフ指揮ケルン放送響
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