アグールトの「月の光」
昨日いろいろと調べているうちに夜更かししてしまい寝たのは午前3時。
日曜だからと朝寝坊するつもりが今日は町内会の側溝掃除の日だった。
8時開始のはずだが田舎ゆえの正直な人達。
7時ちょっと過ぎからガラガラとスコップで泥をさらう音が聞こえてきた。
慌てて着替え寝ぼけ眼のまま作業に加わる。
側溝とはいえ元は江戸時代初期に整備された農業用水路で、小川ぐらいの幅も有り自分が子供の頃はフナやメダカが泳いでいた。
亡き父の子供の頃は鰻やシジミも採れたという清流も今や全くのドブ川と化し見る影もない。
作業を終える頃には目も冴えてきた。
そこでいつかやろうと思っていた、もう読まなくなった本や雑誌をまとめて処分する作業に入る。
故紙として出す物、ブックオフに持っていけそうなものを選り分けて行く。
何でも溜めこむ性癖があるのでほとんどは古いものばかりだ。商品価値はないだろう。
息抜きに近くの旧御用邸に行き満開の桜を眺めたりしていた。
聴いた音楽は、イギリスのライトクラシックの指揮者、レイモンド・アグールト。
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ドビュッシーの「月の光(ムートン編)」やチャイコフスキーのアンダンテカンタービレ、タイスの瞑想曲などのお馴染みの曲のほか、エルガーやマスネーの珍しい曲も入っている。1958年録音
オケはロンドン新交響楽団でDECCAのLP(SPA111)。
これは名エンジニア、ケネス・ウイルキンソンの手になるもので、優秀録音レコードとして有名なもの。
艶やかでしっとりとした弦の響きとカラフルな管楽器。アレンジも良く品のい高級感の漂う名録音。 そしてもう一枚は、5月の定演に取り上げる曲のひとつ、モーツァッルトの「ハフナー」交響曲。
オイゲン・ヨッフム指揮のコンセルトヘボウ管による70年代のグロリアシリーズのLP。
オケの芳醇な響きの中に屈託のない溌剌とした音楽に満ちた名演。
Youtubeはアンダンテ・カンタービレ、ボロディンカルテットの演奏
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