東京国立博物館「ボストン美術館 日本美術の至宝」特別展
雨のち曇り。五里霧中の4月もようやく終わる。
本日早朝4時起き5時出勤。昨日は東京出張で夜はオケの練習がありしかも睡眠不如意。風邪も未だ完治せず体に力が入らない。
そしてひと仕事終えた後、9時からは遠方よりのお偉方連の視察対応と今日も忙しい。
昨日の沼津は雨、出張先の東京での予定された打ち合わせは順調に終わり、帰りに東京国立博物館で開催中の「ボストン美術館日本美術の至宝」特別展を見た。http://
平日の夕方で時折雨のぱらつくあいにくの天気にもかかわらず内容の豪華さで館内はかなりの混みよう。平日でこんなでは休日はとてもゆっくり見られないだろう。
内容はさすがに圧巻。奈良時代から明治期までのまさに日本の美術品の至宝の数々。
教科書や写真でしか見たことがなかった「平治物語絵巻三条殿炎上の巻」の色彩の鮮やかさ、戦乱の中でうごめく人たちの生き生きとした姿に思わず息をのむ。
初期狩野派の狩野元信から狩野永徳、狩野探幽への狩野派の流れ。続く長谷川等伯、尾形光琳、伊藤若冲へ続き、その中に伝雪舟の水墨画があったりと次から次への登場する名品の数々。長谷川等伯の「龍虎図屏風」があれほど巨大な作品とは思わなかった。
最終コーナーでの曽我蕭白のスケールの大きな屏風絵の数々。
架空の世界にもかかわらず、自分が絵の内部の世界にそのまま入ってしまいそうな存在感。今回初めて公開された「雲龍図」の襖をはみ出すほどの巨大な龍の顔には、ただただ圧倒されるばかり。
すべて海外へ流出してしまった作品で日常日本で見ることができないのは残念だが、このような形でまとまった形で海外で存在することで、日本の美術の奥の深さを海外に知らしめているという点では意義深い。
また来てもう一度ゆっくり見に来よう。それだけの価値はある。
そして夜はオケの練習。横島先生の指揮で文化センター小ホール。
今回は降り番のモーツァルトからなのがありがたい。
しばし客席でウトウトとしながら観戦。眠りを誘うのはそれだけ安心して聴いていられる水準に近づいたからだろうか。
そしてブラームスは第4楽章。
相変わらず勢いで押す雑な演奏なのが自分で吹いていても良くわかる。
道のりはいまだ遠い。
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