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2012年7月 1日 (日)

ブランフォード・マルサリスの「クラシカル・ロマンス」

7月の最初の日は曇りのち雨。

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早朝から、沼津の海岸を富士市との境から自宅近くの牛臥、静浦海岸まで南下する。

富士方面は雨が全く降っていないのに、続く千本地区はまとまった雨、さらに南の牛臥海岸は小雨。
沼津の海岸線の長さを実感。

悪天候にもかかわらず海岸沿いには釣り人やジョギングの人々が多数。千本海岸には市外ナンバーの車が多く止まりバーベキューを楽しむ家族連れもかなりの数だ。

2012070108300000 沖にはシラス漁の漁船が網を引いていた。

お昼前に帰宅し、午後はかなり前に録画しておいたフランス映画「相続人」を観ていた。
http://www10.plala.or.jp/BAMBOOH/HEAVEN/HERETIER.html外部リンク
1973年の古い映画で、渋い味を出している主演のジャン=ポール・ベルモンドが、最終場面で複数の刺客に暗殺される場面をエンディングで多方向から撮影し何度も繰り返すところなどショッキングだ。

音楽はミッシェル・コロンビエ。硬質で冷たい映画の雰囲気によく合っていた。

そこで今日はコロンビエの音楽。

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フランス、エラートのLPで金管楽器とオルガンのための「六重奏曲」。
トランペットのピエール・ティボーやホルンのバルバトゥーなど、フランスのトップ奏者達によるアルス・ノヴァ金管合奏団にクサヴィエ・ダラッセのオルガンというもの。

オルガンの重低音に乗りトランペットが華麗に高らかに歌い上げる冒頭が印象的。
ジャズのイディオムを取り入れたポップ調の作品。

続いてジャズトランペッターのウィンストン・マルサリスの兄、ブランフォード・マルサリスのサックスによる「クラシカル・ロマンス」。

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このCDはドビュッシーの「喜びの島」、ラヴェルの「ハバネラ」やストラヴィンスキーの「パストラール」などの作品をコロンビエがソプラノ・サックスと室内オーケストラのためにアレンジした作品を集めたもの。

コロンビエのオリジナル作品「エマニュエル」も収録されている。伴奏はリットン指揮のイギリス室内管弦楽団。

マルサリスのサックスはきわめて正統的なクラシカルなスタイルで演奏している。
コロンビエのアレンジもムード音楽に陥らない格調の高いもの。
Youtubeはコロンビエの「エマニュエル」

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