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2012年7月11日 (水)

ル・コントの「カルメン」

7月も半ば、今年は雨の日が多く裏山の蝉の声はいつものような力はない。
今日も夜から雨。

昨日朝、畑に行ってみると楽しみにしていたスイカがカラスにやられていた。
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やられたのは大きくなった実ばかり。
無残にも食い散らかされたスイカを前にして呆然と立ちすくむ。
裏山の木々からは「アホー アホー」と勝ち誇った声を上げてカラスが十数羽飛び立っていった。  

くっそう!!!・・・

無事に残った5個ほどの小さな実に網のカバーを被せておいた。

今日はビゼーの歌劇「カルメン」ハイライト。
コンサートホールソサエティのLPで、ル・コント指揮のコンセール・ド・パリオーケストラによる演奏。1960年録音。これは全曲が録音されている。
http://chsclub.exblog.jp/4115173/

カルメンはコンスリオ・ルビオという知らない人だが、ドン・ホセはレオポルド・シモノーとミカエラがピエレット・アラリー、エスカミーリョのハインツ・レーフスらなど、主にアメリカで活躍した実力派を揃えている。

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ドン・ホセ役のシモノーとホセの許婚ミカエラ役のアラリーは実の夫婦。この粋な配剤が理由で購入したもの。

やる気十分の歌手陣にル・コントの指揮は、すっきり明快に旋律を浮き上がらせながら独特のルバートに微かなロマンが感じられ秀逸。

ルビオのカルメンも品のある色気漂う良い雰囲気だ。

シモノーとアラリーの実の夫婦の二重唱など、聴いていてこちらが焼けてくるほどぴったり。

これほど楽しいカルメンも珍しいがあくまでフランス風の上品な演奏だ。
Youtubeはカラスの歌う「ハバネラ」

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