グランシップ「音楽の広場」2012
晴れ時々雨。日照り続きの毎日にはまさに干天の慈雨。
昨日、今年5回目となる、グランシップ「音楽の広場」に行ってきた。
昨年は仕事で行けなかったので2年ぶり。
場所は4000人を超える収容能力のあるグランシップ大ホール「海」。
かつてのNHKの名番組「音楽の広場」をプロデュースしたグランシップ艦長の田村さんならではのイベントだ。
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この催しも5年目となりすっかり定着したようだ。
指揮は広上淳一、大谷康子や長尾春花その他のゲストに加え今回は中国浙江省交響楽団も加わった。
オケは地元静岡県内のアマオケのメンバー中心の300人編成のオケ。
さらに200人を超える合唱団。
この大編成のオケが生で聴けるのがなんとも大きな魅力だ。
沼響のメンバーもちらほら見える。
枯れ木も山の賑わいではないが、これだけ集まると個人のレベルの差はさほど気にならない。
曲は「モルダウ」に始まりゲストの腰越満美(ソプラノ)、加藤利幸(テノール)、大谷康子(ヴァイオリン)、長尾春花(ヴァイオリン)らによる日本の歌曲やオペラアリアにクライスラーのヴァイオリン曲など。
浙江省交響楽団は30名ほどの編成で中国の曲を演奏。こちらはやはりプロオケの音でした。
合唱付きの「1812年」は大砲のパートに大型の和太鼓を使用。これがなかなかの効果。
そして最も楽しみにしていた黛敏郎の「饗宴」。
限られた回数の練習の中でよくぞここまでまとめていました。
ヘンデルの「水上の音楽」からホーンパイプでは、浙江省交響楽団とグランシップオケの二群のオケと会場2階席に分かれたトランペットとホルンの掛け合いという形で演奏。
これがグランシップという巨大な空間を生かし4群の音が行きかう面白い効果を上げていた。
5回目ということで、いささか内容にマンネリ化も感じられたものの、3時間になんなんとする長時間のイベントを楽しませていただきました。
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