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2012年11月16日 (金)

本日の練習、カンタータ「土の歌」

冷え込みは日々に深まり昨日は家を出た後にストーヴの消し忘れに気が付き、出勤途中でUターン。
最近物忘れが甚だしく頭のボケは進行中。
今週は泊りの出張が入ったり夜に飛び込みの予定が入ったりで先の見えない毎日。

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それでも昨日のオケの練習は遅刻もせず参加できた。
余裕に乏しい日常の中で異空間に身を置ける貴重な時間は大切にしたいもの。

練習場所は沼津市民文化センター小ホール。

昨日は大ホールで大きな催し物が有り駐車場に入りきれない車があふれている。
このような時に、通勤用に借りている駐車場が文化センターまで歩いて行ける距離にあるのがありがたい。

最近の練習は12月本番がある合唱団の歌伴の曲。
メインのカンタータ「土の歌」が中心だが、今回は昨年の震災以来聴くことが多くなった「故郷」と、懐かしの「虹と雪のバラード」から始まる。

ホルンのメンバーの大部分は70年代前半に青春時代を過ごした世代。
その時代を感じさせる曲と響きの薄いレトロなアレンジがまた郷愁を誘い、演奏の合間には昭和を懐かしむ会話がぽつりぽつり。

そしてカンタータ「土の歌」。

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これが使用している楽譜が手書きのようなもので記譜に省略が多く、しかも過去の演奏時の書き込みやら訂正が乱雑に書かれているので非常に読みにくい。

誤りやスコアと違う部分もあり、演奏前に余計なストレスが多いのが困りもの。

合唱が主役の曲なので、正直なところオケだけでは演奏していて高揚感の感じられるものではない。合唱が入ればまた印象が変わってくるのだろう。
終楽章の名曲「大地讃頌」になって、ようやく合唱とオケ伴が頭の中で一致してほっとする。

実はこの「大地讃頌」の後に続く第8楽章が終楽章として作曲されているらしいが、作詞者と作曲者によって封印されているという。
まるで幻のシベリウスの交響曲第8番のような話だ。
Youtubeは北海道農民管弦楽団による「大地讃頌」


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