旧東京音楽学校奏楽堂
金曜の夜は、市民文化センター自主事業の「クラシックレコードコンサート」の解説稼業。
開場直前まで本業で大切な来客が有りなかなか場所を離れられず、ディスクコンサートの解説はほぼぶっつけ本番。
今回のテーマは年末恒例の「第九」演奏は朝比奈隆指揮大阪フィルの演奏を紹介した。正統派の堂々たる名演に会場では感嘆の声しきり。
そして昨日土曜日から今日まで所用で東京。
昨日はどしゃぶりの雨に遭遇しずぶ濡れ状態。
そして日曜の今日は快晴。
用足しの合間に上野公園に行ってみた。
芸術の秋、銀杏の木も美しく色づき、園内のいくつかの美術館、博物館での力の入った展示の数々に早朝にもかかわらず数多くの人が繰り出している。
この中から三つの展示をセレクト。
ゴッホの「糸杉」やルノアール、ゴーギャンらの作品が展示されている東京都美術館「メトロポリタン美術館展」。
東京国立博物館の古代中国の「夏」「殷」最近発見された古代「蜀」から唐までの遺物を集めた「中国王朝の至宝展」、古代出雲の出土物を集めた「特別展 出雲」。
そしてその合間に
旧東京音楽学校奏楽堂に行ってみた。
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滝廉太郎や山田耕筰らが舞台に立った美しいパイプオルガンのある音楽ホールでは、ちょうど芸大の学生さんたちがリハーサルの真っ最中。
曲はバッハのブランデンブルク協奏曲第2番。
客席の隅でそっと聴かせていただいた。客は自分一人。
なかなかうまいもんです。ピッコロトランペットも楽々吹いている。
フレッシュで清々しい未来の音楽家たちの真剣なリハーサル。
思いがけない幸せな時間を過ごさせていただきました。
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