伊豆新世紀合唱団第13回定期演奏会
新たな週の始まりは雨。
昨日は伊豆新世紀合唱団第13回定期演奏会のオケ伴。
午前中のゲネプロのためにホールの舞台に入ると、崩落した壁面の現場は土曜の夜に壁面全てを点検し応急処置をしたということでガムテープの補修でモザイク状態。
二階客席の壁面の一部はビニールシートで覆われていた。
眺めていて意外と応急箇所が多いのには驚く。客席の一部は万が一に備えて立ち入り禁止。
昨日の地元新聞の朝刊には壁崩落の記事が写真入りで出ていた。
開演前には場内アナウンスで事故の事情説明を行うという、特殊な状況下での演奏会。
ゲネプロ開始も予定より遅れて11時から。
練習は土曜の事故で中断した部分から初めてざっと全曲を通して終了。
このようなアクシデントにめげず、本番当日となるとさすがに合唱もオケも気合十分。
皆のテンションと集中力がぐんぐん上がっていくのが良くわかる。
吹いていてしだいに愉快になってきた。
今回はゲネプロから本番までのインターバルが長く、昼食後に暇を持て余しながら楽屋にいるうちに緊張の糸が切れ眠くなってきた。肩が凝って頭も重くなってきた。
一年の疲れがここで出てきたのだろうか・・・・・
今までこのようなことはなかったのだが。
ホール裏手に小松宮別邸の「梅御殿」があったことを思い出し、気分転換にホールの外に出てみた。
建物は楽寿園の前所有者の広大なお屋敷内にあり、明治期に京都御所から移築されたものだという。ホール完成時に所有者から三島市に寄贈されたとのこと。
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だが入り口の門が閉まっていて近くまで行けなかった。
そして本番。
会場はほぼ満席で沼響の出番は第二部から。
曲は「虹と雪のバラード」「ペチカ」「ふるさと」などの日本の歌。
「ペチカ」のアレンジはヴィヴァルディの「四季」からの「冬」をコラージュしたもので、途中で第2楽章の有名なヴァイオリンソロの旋律がそのまま出てくる。
オケは舞台に乗ったまま第三部のカンタータ「土の歌」が始まる。
この曲の第一曲最初の部分と中間部に弱音のままアルペジョ風に高音に上っていくホルンにとって嫌な部分があり、練習の時にしばし外して顰蹙を買っていた。
本番では音は外さなかったものの音程がぶら下がり50点くらいの出来。
第6曲終盤のブラス群の壮大なコラールの余韻を残しつつ弦楽器のトレモロで静かに入る終曲「大地讃頌」の最初の部分はこの曲最大の聴きどころ。いつ聞いてもかっこいいなぁ。
アンコールは「大地讃頌」をもう一度演奏しました。
これで今年の吹き納め。
youtubeは沼響土曜日のリハーサルのまさに壁が崩落した瞬間の様子。
メンバーの一人がたまたま撮影していました。
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