フィッシャー=ディースカウの「詩人の恋」
満を持していたように月曜日から昨年からの懸案事項に加え新たな問題の雨あられ。
なんとか効率よく振り替えながら対応に追われる日々。
昨年まで普通に年賀状をやりとりしていた人が今年は数人故人となっていた。
交友が年に一度の年賀状のやりとりのみの遠方の人の場合は、この正月に初めて知る。
その中の一人は20年ほど前に仕事上で知り合った方で北関東在住。
年齢は自分の親ほどの年齢ながら10年ほど前までは毎年1度は合い旧交を温めていた。
最近は年賀状のやりとりのみとなっていたものの、毎年来る心温まるユーモアに満ちた長文のメッセージが毎年の楽しみとなっていた。
今年はその方から年賀状は来なかった。
昨年の賀状の元気な文面を思い出しながらも多少の胸騒ぎはあったのだが、今日帰宅すると見知らぬ女性からの寒中見舞いが届いていた。
文面を見るとその方の娘さん・・・・・
そして父は昨年9月に逝去しましたとの文面。
3月に肺がんが見つかり、しばらく元気に通院していたものの8月に急速に進行したとのこと・・・・・・・
故人は教育者として立派な方で、テレビ番組「3年B組金八先生」の最初のシリーズの金八先生のモデルの一人。
豪快にして人への思いやりに溢れ多くの人々に慕われていたヒトだった。
今日は半ば放心状態で、身近にあったハイネの詩による連作歌曲集シューマンの「詩人の恋」のレコードを聴いていた。
フィッシャー=ディースカウの歌に、デムスのピアノによるグラモフォンの独逸盤LP.
6種類ほどあるフィッシャー=ディースカウの「詩人の恋」の中では2番目のもの。
第一曲の「美しき5月の」ピアノの前奏部分が今日ほど物悲しく響いて聞えた時はない。
沼響のHPの聴き比べコラム、「ブラームスの2番を聴く」にシューリヒトのルツェルン音楽祭ライヴの感想をアップしました。
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Youtubeはクリスティーネ・シェーファーの歌う「美しき5月」
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