ハンソンの交響曲第2番「ロマンティック」
連日の寒波で今朝の関東地方は雪。
昨日庭の白梅が一輪だけ咲いていた。
一方の蕾を沢山付けている紅梅は多少遅れ気味だが、春は着実に近づいている。
1月最後の今週はさほど大きな予定はなく、怒涛の2月に向けての充電期間。
今宵は20世紀アメリカの作曲家ハワード・ハンソンとグリフィスの作品を聴く。
ハンソンは交響曲第2番「ロマンティック」。そして同じアメリカの作曲家、グリフィスの名作「クブラ・カーンの歓楽殿」とフルートとオーケストラのための「白孔雀」というもの。
チャールズ・ゲルハルト指揮のナショナルフィルハーモニックによるRCAゴールドシリーズのLP.
ハワード・ハンソンは交響曲を7曲残している。
吹奏楽曲の「ディエス・ナタリス」、「コラールとアレルヤ」などの古典的な名作には親しんでいたものの、自作自演の交響曲第4番をかなり以前に聴いた時にその保守的な掴みどころなさに退屈してしまい、それ以来オーケストラ曲は避けていた。
このLPもカップリングのグリフィスがお目当てで購入したもの。
ハンソンの交響曲第2番は、映画「エイリアン」のエンディングタイトルに使われたことで有名な曲。
この曲は簡潔さの中に北欧的でモダンなティストが漂う素敵な曲だ。
ハンソンの交響曲でいつも感じる冗長さがないのは演奏が良いからだろう。
ドビュッシーの音楽に通じるグリフィスの作品も見事な演奏。
ロンドンの名手たちを集めたオケは非常にうまい。
映画「エイリアン」のサウンドトラックもこのナショナルフィルハーモニックが演奏している。
Youtubeはハンソンの交響曲第2番の第3楽章が使われている映画「エイリアン」のエンディング。
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