ロベルト・ワーグナーのウィンナワルツ集
曇り夜から雨。
今週もハードな月で、今日は20年来の事業が抱えていた大きな問題の総決算の日。
成功か否かはほぼ五分五分だったのだが、ほぼ目的は達してほっとしている。過去のしがらみが大きかっただけに今回は苦労した。
昨日リサイクルショップで見つけたLPは3枚。
クルト・レーデル指揮のバッハの編曲集。パッサカリアとフーガ、トッカータとフーガニ短調とコラール数曲を室内オケにアレンジした日本コロンビア盤、400円。
ジャンクコーナーからは、コッホ指揮のハイドンのネルソンミサの徳間盤。
そしてロベルト・ワーグナー指揮インスブルック響によるウィンナワルツ集、こちらはいずれも100円
R.ワーグナーのLPはジャケットが大きく汚れていて、端がネズミに齧られたように欠けたりしていたので、100円とはいえ大いに迷ったのだが、この盤は今まで不思議と現物にお目にかかったことはなかった。
収録曲は、美しく青きドナウ/皇帝円舞曲/春の声/酒・女・歌/ウィーン気質/ウィーンの森の物語/芸術家の生涯など。
R.ワーグナーといえば、思い浮かぶのはオークレールをソリストに迎えたメンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の伴奏者くらいだが、ウィーン生まれのローカルな指揮者なのでウィンナワルツはきっと良い味を出しているのだろうと思い購入。
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結局これは大当たりだった。
ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で教鞭をとり、ウィーンフィルも指揮しているワーグナーだが、このワルツはウィーン風のスタイルとは一線を画す、すっきりとしたスタイル。
むしろロベルト・シュトルツの演奏に近いもの。おそらく60年代始めの録音だが、現代の耳で聴くと非常に新鮮。
スタイリッシュで気品のある「芸術家の生涯」や「ウィーン気質」などは見事な名演だと思う。
Youtubeはオークレールの弾くメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。R.ワーグナーの指揮
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