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2013年2月10日 (日)

フランソワのドビュッシー

今日はお寺の役員として修行を終えた若住職を千葉県市川市の中山参道地区の法華経寺まで迎えに行っていた。

現地には6時に到着せねばならぬので早朝午前3時出発。

昨日は10時前に就寝し2時起床。
外は深々と冷え空を見上げると冬の星座オリオンが瞬いている。

集合場所に行くと現住職とお寺の役員10数名が既に集合していた。
ところが出発予定の3時になっても手配したバスが来ない。

10分20分と経過するうちに足元から冷えが伝わってきた。
ご老人たちが多い役員連はしだいに無口になってきた。
バスが来たのは3時半。さすがに文句のひとつも出ようというもの。

P1000225バスは東名を順調に飛ばし、トイレ休憩の東名海老名SAは高速バスがびっしりと止まっていた。時に午前4時。

現地到着は6時ジャスト。

バスから降りると沼津とは比べ物にならないほど寒さが厳しい。
未だ暗い中、門前町特有の狭い坂道をお寺まで登っていく。

狭い道の両側には土産物屋や食べ物屋が並ぶ。
http://www.city.ichikawa.lg.jp/cit01/1111000079.html

茶店に入り「汁粉」とお酒で暖を取り目指す祖師堂まで歩く。

重文五重塔横の祖師堂はさらに底冷えのする寒さ。
そこで修行終了のセレモニーに立ち会うこと小2時間。

P1000227江戸初期創建の板の間に座っているうちに、体が芯まで冷えていくのがわかる。まるで自分が苦行をおこなっているような気分なってきた。


無精ひげをのばした若住職を迎え現地出発は10時半。


帰りの東名は行楽地へ向かう車で渋滞、お昼に立ち寄った下りの海老名SAはすごい混みようで、結局肉まんを買ってバスの中で昼食を済ませた。

帰りの車中は一同疲れ切って沼津到着は3時過ぎ。

とにかく長い一日だった。

車中で聴いていたのは、サンソン・フランソワの弾くドビュッシー、ピアノ曲選集。
Cl120507002_2

95年ごろに出ていた独EMIのCD2枚組。

前奏曲集と映像を中心に2つのアラベスクその他というもの。

このドビュッシーの全集録音の最中にフランソワは46歳の若さで急逝。

結局全集録音を完成することはできなかった。

フランソワのドビュッシーは感情の振幅の幅が大きく、聴いていてよくわからない演奏もあるけれど、曲によってはもう天才的としか言いようのないものもあって油断できない。

今日は寝不足でボーとしながらの車中での視聴だが、聴いていてハッとしたのはアラベスクの第2番と練習曲集抜粋。

ミケランジェリの精密な演奏とは対極にある草書体の崩しの中に即興的な遊び心と悪魔的な微笑みの共存。

ぞーとするような凄い演奏だ。

Youtubeはフランソワの弾くドビュッシー「喜びの島」

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