答えのない質問
3月も半ばとなり福岡は桜開花。
裏山にある早咲きの河津桜はすでに満開、隣の正体不明の木は洋ナシのような黄色い大きな実をつけている。
今日は夜から強い雨風で、取り込み忘れた洗濯物はずぶ濡れ状態。
今週は非常にきつい日々が続き、週半ばにして力尽きたような感触。
昨日は外部の委員の監査があり、厳しい指摘と質問の雨あられ。
まるで「答えのない質問」のようにも聴こえしばし返答に窮する場面有り。
今日は近代アメリカの作曲家チャールズ・アイヴスの「答えのない質問」を聴く。
ロジェストヴェンスキー指揮モスクワ放送響によるソビエトメロディアのLP.
カップリングはモーツァルトの管楽器のためのディヴェルティメント第8番にはじまり、ベルリーニの小序曲、ウェーベルンの5つの小品、シェックのホルン協奏曲、ロガルスキーの2つのルーマニア舞曲というとりとめのない小曲を集めたLP.
ホルンソロは、ボリス・アファナシエフ。
快活なモーツァルト、ベルリーニから一転、ウェーベルンとアイヴスの混沌の世界を経てシェックのホルン協奏曲に至るという異色の曲の並べ方は意図したものだろうか?
アイヴスの曲はまるで空中を浮遊しているかのような不思議な感覚に陥る曲。
そもそもこの曲を初めて知ったのは冨田勲のシンセサイザーによる演奏だった。
この編曲は冨田勲の出世作「月の光 ドビュッシーによるメルヘンの世界」と並ぶ傑作だと思う。
Youtubeはアイヴスの「答えのない質問」
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