トスカニーニのワーグナー
3月も終わりになるというのに花粉症は未だ治まる気配はなく、昨日家の裏山に屹立する杉の大木を植木屋さんに頼んで切り倒していただいた。
大学4年になる上の娘は就活に忙しく、新たに大学生活が始まる下の娘は引っ越しも落ち着き本日入学前の英語の試験。
すっかり寝坊癖がついてしまったのでモーニングコールをしたところ娘は既に起きていた。
それなりに本人も緊張しているらしい。
本日年度最終日ということで、ここで退職する人たちが続々と挨拶にやってきた。
自分が若い頃にお世話になった人々の中に自分と同年配も・・
顔ぶれを見ていると自分の番が着実に近づいていることを実感。
このところかつて購入したHISTRYの10枚組BOXものを集中して聴いている。
メンゲルベルクBOXは聴き終わり、今はトスカニーニBOXを再聴中。
RCAへのスタジオ録音の集大成が昨年格安で出たけれど、このBOXは出所不明のライヴも多く含まれている。
ロッシーニやプッチーニのオペラハイライトやワーグナーの歌劇、楽劇の序曲、前奏曲、モーツァルトやハイドンの交響曲。ベートーヴェンの「ミサ・ソレニムス」やBBC響との交響曲第4,7番などなど。
オケは晩年の手兵NBC響のほかスカラ座管、ニューヨークフィル、BBC響。
鋼鉄のような引き締まったオケの響きと強靭なカンタービレ。いずれも時代を超えた普遍的なスタイルを獲得している驚異的な名演ばかりだ。
妥協を許さぬ厳しさに満ち、聴いていて襟を正したくなるようなワーグナーの演奏など凄いものだ。
Youtubeはトスカニーニの「タンホイザー」序曲
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