ヘンデルのオラトリオ「サウル」
黄砂の影響で遠く箱根の山は霞がち。春特有の気怠さの中に、年度末の慌ただしさが加わり何とも落ち着かぬ日々。
月曜は夜遅くまで外で仕事となり帰宅は10時過ぎ、火曜は鳥羽へ出張していた。
鳥羽は新幹線を乗り継ぎ片道4時間の行程。
一昨年の職場の伊勢旅行以来の訪問。
昼食の大あさりの焼き物が美味だった。
帰りの電車を待つ間に赤福鳥羽支店内で赤福を食べているうちに「ぼたもち」を連想。
「あぁ、明日はお彼岸の中日だった・・・・」
天気も良く仕事も順調に進みちょっとした行楽気分。帰宅は9時過ぎ。
昨日の春分の日は、家内の両親、兄夫婦に娘達と、こちらの家族を含め10人を超える人数で、レディ・ガガのファッション・ディレクターのニコラ・フォルミケッティが経営する「ヴィラ・エッフェ」で昼食。
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このような世界的なデザイナーが沼津出身なのが不思議。
駿河湾を望んだ絶好のロケーションでのランチバイキングの後、沼津港の深海水族館に行ってみた。
世界でここにしかないというシーラカンスの冷凍標本よりも、地球に存在すること自体が信じられないような形態の深海生物が実に面白い。 ムーミンに出てくる「にょろにょろ」のようなチンアナゴ、宇宙人そのもののようなメンダコの水槽の前では母は何かに憑かれたように見入っていた。
このトトロのようなメンダコ、一匹一匹に知的な表情があるのが不思議。
月曜から昨日までは音楽とは希薄な三日間だった。
今日はヘンデルのオラトリオ「サウル」を聴いていた。
フィリップ・レッジャー指揮のイギリス室内管、ケンブリッジ・キングスカレッジ合唱団、にロバート・ティアー、トーマス・アレンらのイギリス勢の英EMI盤LP3枚組。
ハープやグロッケンシュピールが入り、モダン楽器の演奏ということもありまるでロマン派の作品のように聞こえてくる。
プロムスラストナイトで歌われる、「ルール・ブリタニア」の旋律が時折聞こえてくるのも興味深い。「メサイア」と同じ英語によるオラトリオ。
長大な序曲に続くトランペットやトロンボーンが活躍する壮大な合唱、華やかで壮麗なヘンデルのオラトリオの世界が展開していく名曲だ。
Youtubeは「サウル」第3幕から
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