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2013年6月に作成された記事

2013年6月30日 (日)

三島フィル第40回定演

6月の終わりは曇り空、早朝まとまった雨。

今日は近隣のホールで演奏会ラッシで、アマオケだけでも三島フィル、富士フィル、伊豆フィルに御殿場のマウントフジ響。
なんと静岡県東部のアマオケは沼響以外が全て今日が演奏会。

沼津では老舗の沼津吹奏楽団が恒例の「あじさいコンサート」 ということで、母が友人に誘われたとかでこのあじさいコンサートに出かけて行った。

S_20130630_124359自分は母を送りついでに三島フィルの第40回定演に聴きに行く。

曲はマーラーの交響曲第5番嬰ハ短調、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調。

40周年記念だけあって重量級のプロ。指揮は関谷弘志にピアノが大野浩嗣というもの。

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車を三島の生涯学習センター駐車場にとめて、会場の三島市民文化センターへ。途中の池ではカルガモを目撃、水の都三島ならではの景色。

ピアニストの大野浩嗣は、桐朋からモスクワ音楽院を出身の若手ピアニスト。三島フィルとはラフマニノフとチャイコフスキーですでに共演している。

力で押し切るではなくナイーヴな抒情性を前面に押し出すタイプのようだ。細かな部分にもう少し技巧の冴えが欲しいとはいえ手慣れたラフマニノフ。

そして後半はマーラーの5番。

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バランス良くまとまり気合の入りも充分な聴きごたえのある演奏でした。

フィナーレ終盤の熱い演奏はアマオケならではの魅力。
第3楽章のホルンソロはお見事です。

アンコールの「カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲」も美しい演奏でした。

Youtubeはマーラーの交響曲第5番からアダージェット。カラヤンの指揮

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2013年6月29日 (土)

キラメッセ沼津オープニングライヴ

6月最終の週末は比較的良い天気。
このところ数日は夜に気温が下がっていたので風邪をひいたらしい。咳が止まらない。

とにかく貴重な休日を大切に過ごそうと朝は畑で収穫作業。

今年はかなり手を加えたので夏野菜の出来が良い。作物は正直だ。

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トマト、ナス、枝豆はたわわに実りトウモロコシも順調に育っている。

天敵のハクビシンの被害は今のところないが、熟したチャンスを虎視眈々とねらっているのかもしれない。

夜は本日オープンした展示イベント施設「キラメッセぬまづオープニングコンサートに家内と一緒にいってみた。http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kurashi/shisetsu/kiramesse.htm

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市制90周年を記念するイベントで、ムッシュかまやつに「踊るポンポコリン」のBBクイーンズのヴォーカル坪倉唯子をメインゲストに、ベースの鮫島秀樹率いるバンドというもの。

市制90周年のクラシカル部門は、沼響出演の「第九」。

展示イベント施設なので、やたらと大きいキャパなので音響はそれなりだが旧キラメッセよりは良いようだ。

フロアにはご当地グルメの屋台が並び、ビールを片手に「厚木のシロコロホルモン」や戸田のトロハンペンなどををつまみながら気軽に聴く雰囲気のライヴ。

前座的な鮫島バンドの演奏は正直なところ自分にはつまらない。
ムッシュかまやつの登場でぐっと舞台が引き締まるのはさすがの貫録。
坪倉の「ポンポコリン」も楽しかったが、本人はその前に歌ったバラードをもっと真剣に聴いて欲しかったのだろう。

夕食がまだだったので、明日で最後になる支那そば「わさらび」に寄ってみたらスープが終わってしまったのか、既に暖簾はしまわれていた。

そこで評判を聞いていた近くの「301餃子」に行ってみた。

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ところがお店がなかなか見つからない。

やっと見つけたら本日貸切の張り紙。しかも看板の電気が消えている。
これでは見つからないわけだ。

ご店主に聞いてみたら貸切の客が終わったので二人ならば良いですよ。ということになった。
オーダーしたのは、ぱりっと焼き餃子(5個190円)、水餃子(5個290円)広東風から揚げ(4個350円)
とにかく安いが手抜きがないので味も良い。
とりわけ独特の風味のから揚げが気に入りました。

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昼間に聴いていたのは、オーリアコンブ指揮トウルーズ室内管によるL.モーツァルトの「ベルヒスガーデンムジーク(いわゆるおもちゃの交響曲」などの軽い曲ばかり。

いささか疲れ気味なのか最近重い曲から離れている。

Youtubeは幼稚園児によるショスタコーヴィチの交響曲第5番フィナーレ
しばらく忘れられなくなりそうな演奏

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2013年6月28日 (金)

ハードな週の定例ボエームの会

今週は昨年半ばから大きな懸案だった事項の総決算が月曜に有り、かなりハードな一週間となった。

なにせバブル最盛期に立ち上げた20年余りに及ぶ事業がその後の情勢の変化で修正に次ぐ修正、事業当初の担当者は退職して皆無の状態。

澱のように溜まっていた問題をひとつひとつ潰して、最終結論を示して外部の複数のお偉方の了解を得なければならない。
厳しい追及を受けながらもなんとか乗り切って、終わった後は一週間分の疲労が月曜にして溜まってしまった気分。

翌火曜からも気の抜けない毎日が続き、連日時間と気分的な余裕のない日々が続く中で今日は金曜日。

そんな中でも火曜日の晩は定例の「ボエームの会」。
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木曜のオケの練習にも参加できたので、まだ余裕があるということか。

オケの活動とこの会は、仕事とは無関係な異業種の仲間と触れ合う貴重な時間。

メンバーも二人増え6人となった新たな気分での「ボエームの会」。
場所は当初からの小料理「はちまき」

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毎回メンバー各々がお酒を持ち寄るので、次回には余裕があるだろうと思っていても、ついつい持ち込んだ6本を飲み干してしまうというすさまじさ。

今回ずらりと並んだ6本のお酒はワイン1本ぷらす日本酒5本。

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中でもニューヨーク帰りの仲間が現地で購ったモンローに似せたラベルのロゼワインが絶品。名前は失念してしまいました。

続く知る人ぞ知る静岡の銘酒「初亀」から「国香」「鷹勇」などなどの銘酒オンパレードにはちまきの料理も霞んでしまうほど。

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かなり酔いが回ったところで最後に出たトマトと梅のゼリーのさっぱりとした味わいがさすがの「はちまき」でした。

続く水曜日の報道関係の記者会見や取材その他で昼食もとれず神経をすり減らしたところで、外部の総会二つに出席したあと木曜の夜のオケの練習にはなんとか参加。

この場はまさに砂漠の中のオアシス。

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場所は市民文化センター大ホール、曲は「第九」第2楽章と「魔笛」序曲。

正直なところ頭の働きは正常時の40%ほど。
いずれも何度も本番を経験している曲とはいえ、読み替えも満足にできない状態で自分としては不本意な練習。
道のりは未だ遠し。

そして週の最後となった本日金曜日。
昨晩は肌寒く日中は気温が上がるという不思議な一日。

多少仕事の目途が立ったので早めの帰宅とした。
帰宅した直後はそのままばったりの熟睡状態。
夜は帰省してきた上の娘も加え「焼肉のさかい」で来週からのパワーを補給。

今日はヴァイオリンの巨匠フェルナンド・スアレス・パスの妻のベアトリス・スアレス・パスのヴォーカルを聴く。
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かなり以前にBook Offに出ていて、いまだにかなりの量がお店の棚中に健在のタンゴの膨大なコレクションの中から見つけたもの。

フェルナンド・スアレス・パスは、ピアソラの楽団のヴァイオリニストとして有名だが、
ブエノスアイレスの国立交響楽団のヴァイオリン奏者としての経歴も持っている。

その奥方のヴォーカルはCDの妖艶な写真そのものの、太く甘い艶のある声で迫るもの。歌い回しに気品があるので、低俗さを感じさせないのが良い。


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2013年6月23日 (日)

朗読日本文学大系 近代文学編

梅雨の晴れ間の日曜日。

昨日は午前中出勤し明日からの資料を整えていた。
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窓際の自分の席の後ろからは富士がよく見える。富士山が世界文化遺産登録。三保の松原も認められまずは目出度い。

仕事の帰りにBook Offに寄ったらちょうど500円以下CD半額セール実施中。
クラシックコーナーだけを見たが相変わらず見るべきものはなく、帰りかけた時に半額セールの幟を腕にひっかけ床に落としてしまった。

幟を元に戻して目に留まったのが、平置きで置いてあった新潮社が出した「朗読日本文学大系 近代文学編」全十巻CD50枚。
http://www.heibonnotomo.jp/kayoukyoku/id342sub.html

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堅牢なBOXにCDが5枚。それが全10巻揃っていた。
定価は79,000円。

これが一巻につき500円の値札が付いている。
ということはその日のうちに買えば250円。全10巻で2500円。 ついでにスタンプ10個が溜まっていたので10%オフ。

S_20130622_223311中身は、鴎外、泉鏡花から始まって太宰までの日本文学の名作群。
これはかつて新潮文学カセットとして、カセットテープで発売されていたものと同じだと思う。


この中のほとんどは活字で読んでしまっているものの、日下武史、橋爪 功、寺田 農、仲代達矢、江守 徹その他の名優たちの朗読でじっくり聞くのもよいものだろう。
家に帰ってみたら全て未開封だった。

今日は、裏山の津波避難地の草刈り作業があり、町内100名ほどが参加。
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終了後は現在建設中の自治会館の上棟式の打ち合わせというハードな一日で、 昼食後に、この「朗読日本文学大系 近代文学編」の芥川龍之介編(加藤武朗読)を聞いていたら、心地よい疲れのために眠ってしまった。
音楽はベルギーのヴァイオリニスト、グリュミオーの弾くベートーヴェンのロマンスやベルリオーズの「夢とカプリス」、ルクレールの「タンブーラン」などの小品が入った一枚。
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いろいろなアルバムからの寄せ集めの日本フォノグラムの廉価盤グロリアシリーズのLP.

美しいグリュミオー独特の音色と巧みなアレンジが楽しめる1枚。
なぜか今日はオーディオの調子が非常に良く、輝きと色気のある艶っぽい音に心地よく浸っていた。

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2013年6月21日 (金)

園田高弘のイギリス組曲

昨日から梅雨時の空模様。台風崩れの熱帯低気圧の影響で午後からまとまった雨。
毎週木曜はオケの練習。だが、昨日は本業多忙につきとても練習どころではなかったので欠席届をメールで出しておいた。

心身共に疲れた状態だったが8時過ぎにはなんとか目途がついたので、練習に顔を出すことにした。
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会場は市民文化センター大ホール。ロビーの本日の欠席者欄の自分の名前をそっと消しておく

曲はベートーヴェンの「第九」。
ホルンは未だパートが決まっていないので、練習の到着順で空いた席で吹いている。
今回は遅れた到着なので4つの席は既に埋まった状態。
とりあえず3番アシとしてウォーミングアップを兼ねながら休み休み吹くことにした。

第4楽章は合唱なしでも名曲のエッセンスが充分にくみ取れる。一週間の蓄積した疲労が心地よい疲労に変わっていくのがわかる。

家内は土曜に大学の同窓会ということで、今晩は横浜にいる娘のところに一泊し日曜まで不在。

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今日は、園田高弘の弾くバッハ、「イギリス組曲」。
日本コロンビアから出ていたLP2枚組の全曲盤。

かっちり強固にして軽妙ななバッハ。全6曲が非常に高い水準なのが驚異的だ。

Youtubeはポゴレリチの弾くイギリス組曲第2番

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2013年6月19日 (水)

オイストラフ父子のモーツァルト

曇り時々雨、風がかなり強い。
天気予報では大雨の予報だったが、日中雨はほとんど降らず夜遅くから雨。
仕事は明日からいよいよ大きな山場だが何故か気持ちはハイになれず。
このままでは準備不足でかなりヤバイのだが気力が湧かず。

今日はモーツァルトのシンフォニーコンチェルタンテを聴いていた。
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オイストラフ父子によるもので、ヴァイオリンは息子のイーゴリ、ヴィオラは父ダヴィッド。

コンドラシン指揮モスクワフィルの伴奏によるDECCAへの録音。

手持ちは70年代に出た国内廉価盤LP.
カップリングはブルッフの「スコットランド幻想曲」で、こちらはホーレンシュタイン指揮ロンドン響の伴奏。
1978年9月の購入で久しぶりに聴いた。

息子イーゴリのヴァイオリンを包み込むようなダヴィッドのヴィオラがやはり聴きものだが、余りにも偉大だった父に隠れて幾分気の毒なイーゴリのヴァイオリンもよく歌い健闘している。

コンドラシンの伴奏も雄弁な見事な出来。録音も実に明快。

当初はカップリングされたダヴィッド・オイストラフのソロによるブルッフの方がお目当てだったのだが、今聞き直してみるとこちらはいささか生ぬるい出来で録音も鮮明さを欠く。

この録音がメロディアでなくなぜDECCAへの録音なのか長い間の疑問だったのだが、この録音の時期、オイストラフ父子とコンドラシン&モスクワフィルはロンドンに来演していたようだ。

ライヴの同曲のDVDが出ているが、なぜかこちらの伴奏はメニューイン指揮モスクワフィルとなっている。

YoutubeはK364のシンフォニーコンチェルタンテ。ソリストはヴェンゲローフとバシュメット

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2013年6月18日 (火)

フェレンチクの「ハーリ・ヤーノシュ」全曲

本日の最高気温30度、曇り明日の予報は雨。
昨今、音楽を聴く手段はネット配信へ急激にシフト。
歴史的音源はパブリックドメインとなりタダで視聴可能。商品としてのCDはもはや消えゆく運命のように見える。

ヤフオクを見ると動きは鈍く低迷状態。比較的珍しいものでも歴史的音源は格安で出回っている。

こんな中、ヤフオクでガストン・プーレのディスクを格安で購入以来、購入熱が再燃。(この盤は400円だった)

ここでまた落札してしまった。

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ハンガリーの名指揮者ヤーノシュ・フェレンチクとハンガリー国立歌劇場のメンバーによるコダーイの歌劇「ハーリ・ヤーノシュ」全曲。ハンガリー・フンガトロンのLP3枚組。

組曲が有名な「ハーリ・ヤーノシュ」のオリジナルの全曲盤で、ケルテスの全曲盤には含まれない序曲が入っているのが珍しい。

届いた包を持ってみると不信感を覚えるほどのかなりの重さ。

開けてみると通常のオペラ全曲盤の解説書の常識を超える厚さ5センチほどの豪華な解説書が入っていた。
英仏独語の対訳に加え舞台風景の写真多数。

驚いたのは、この盤の国内盤CDが出た時の解説書と日本語対訳のコピーも入っていた。
さらにハーリ・ヤーノシュの別の全曲対訳のコピーまで・・・・。

購入先は中古通販業者だが、これは前の所有者が入れたものだろう。
これだけ充実した内容で310円だった。申しわけなく思うほどのお値段。

Meriken7img600x5921369977393xtepiq7これだけだと送料が高くなってしまうので、同じ業者から20世紀アメリカの作曲家ヴァージル・トムソン作曲の歌劇「われらすべての母」全曲。

アメリカ、ニューワールドレコードのLP2枚組で、演奏はレイモンド・レッパード指揮によるもの。

さすがにこちらには日本語対訳は付いていない。510円
この曲が国内で演奏されたことがあるのだろうか? 

そしてもう一枚はヴィスコンティ監督の映画「山猫」のサウンドトラック盤LP。音楽はニーノ・ロータ。

0527_253この中のワルツはヴェルディの未刊行の曲をニーノ・ロータがオーケストレーションしたものが使われていて、リッカルド・ムーティもスカラ座フィルを起用して録音している。

これ以上に興味をそそられたのが、この音楽を指揮しているのが幻の名指揮者フランコ・フェラーラだということ。
http://harumochi.cocolog-nifty.com/horn/2009/09/post-9236.html

フェラーラはアバド、ムーティやバレンボイムの師として知られる。


病のため早くに引退したために録音は非常に少ない。300円。

Youtubeは名歌手ジョルジ・メリスのバリトンとソプラノはエヴァ・マルトン の歌うハンガリー国立歌劇場のオペラ「ハーリ・ヤーノシュ」

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2013年6月17日 (月)

ガストン・プーレの「ペレアスとメリザンド」

6月も半ばを過ぎた。
今日は昨日の雨の影響で湿度が高く午後からかなりの蒸し暑さ。
午前中は外に出て打ち合わせ一つに午後は組織内部の会議。夜は外部組織の総会の出席と週の初めからハードな一日。

昨晩から裏山でハクビシンが盛大に鳴いている。
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どうやら複数のハクビシンが縄張り争いをしているようで、近くに寄っても逃げようとしない。

夜だったので撮影は失敗。

アップした写真は数年前に庭先で見つけたハクビシンの子供。

夜はガストン・プーレの指揮するフォーレを聴きながら、レコ芸の古いバックナンバーを見ていた。内容はカルロス・クライバー没後の特集号。
パラパラとめくっていたら、偶然にもガストン・プーレの息子のヴァイオリニスト、ジャラルウ・プーレの来日インタヴューが載っていて驚き。

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その中で父ガストンの思い出も載っている。ドビュッシーとのかかわりも書かれていた。
プーレのフォーレは組曲「ペレアスとメリザンド」。

演奏は各楽器を明快に描き出した曖昧さのないもの。微妙な音のユレに20世紀初頭のフランスの香りが僅かに漂う。
フランスのオケならばさらに面白いものになっただろう。

Youtubeはフォーレの「ペレアスとメリザンド」からシシリエンヌ。
ガロアのフルート

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2013年6月15日 (土)

カラヤンの「英雄の生涯」

今日は朝から薄曇り。

S_20130615_072616 朝、娘を駅に送りながら千本海岸で海をしばらく眺めていた。
釣り人が多く地引網を引く人たちも見える。

午後は庭木の剪定。シーズンの終えたツツジと椿を主に刈り込む。
雨が降りそうなのでピッチを上げる。

するとしだいにどんどんと刈り込み過ぎて植木が小さくなってきた。まるで下手な床屋ようだ。

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家の隣は本職の植木屋さん。

隣の奥さんが見に来て「もっと、そこは思い切って切り込んで」などとアドバイスをくれるものだからますます植木は小さくなっていく。

午後4時頃には概ね終了。

幸い雨も降らなかった。
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汗をかいたあとのビールはうまい。(発泡酒だけど・・・)

今日はカラヤンの「英雄の生涯」を聴いた。久々のR.シュトラウス。
独エレクトローラのLPで1974年、カラヤンの2度目の録音。

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皮ジャンを着たカラヤンの姿をあしらったジャケット。
カラヤン&ベルリンフィルが絶好調であった時期の圧倒的な演奏だ。

いささか毒気に当てられたので、続いてコレギウム・アウレウムの「王宮の花火の音楽」を聴いた。ティチクの国内盤LP.
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比較的大きな編成で優雅にして華やかなる名演。

カップリングは管弦楽のための二重協奏曲 第三番 ヘ長調で、この曲もホルン4本を含む管楽器が多く使用されている曲。

各所で聴かれるホルン四重奏が実に美しい。

Youtubeは小沢征爾指揮ベルリンフィルの「英雄の生涯」
1986年サントリホールの杮落しで、病気のカラヤンに代わって振った時のライヴ。とりわけホルンセクションが凄い。

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2013年6月14日 (金)

本日の練習、第九の練習始まる

台風は熱低に変わり列島各所では夏日を記録。昨日は静岡県東部は取り残されたかのように朝から雨。
今日も朝ははっきりせぬ曇り空。午後から気温が上昇湿度も高い。

昨日は定演終了後初のオケの練習。会場は市民文化センター地下の狭いリハーサル室。
曲は年末の市制90周年第九記念演奏会のベートーヴェンの「第九」。
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小ホールでは合唱団が練習中で、時々合唱団の人が練習場所を間違えて階段を降りてくる。

練習は第一楽章からの通し練習。
パート決めが未定のため、自分が到着した時に空いていた3番ホルンを吹く。

吹いているうちに「第九」の3番ホルンは初めて吹くことに気がついた。
他の4パートに比べるとラクチンだが、初見とはいえ時折休符を数え間違えて音の欠落多し。
第四楽章の半ばほどまでで、練習の前半は終了。

後半は年に一度の沼響定時総会。

役員改選、会計報告、事業計画などの説明の後、議決。
今回は若手の団員から問題提起があり、活発な意見交換があった。
世代交代を図りたい沼響としては有意義な総会。

Youtubeはコバケンの「第九」オケはハンガリー国立管

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2013年6月12日 (水)

ウィルコックスのウォルトン

曇り時々雨、接近中の台風3号は本州近くで力が尽きたかのように方向転換。
勢力も弱まり上陸の心配もなくなった。
いまのところ雨も適度な量で空梅雨気味の水不足もこれで解消か?

緊張感漂う今月の山場は20日過ぎ。今週と来週始めはその準備のための時間ということで本日忙中閑有りの定時退社。

修理に出していた大正期の古椅子が帰ってきた。
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修理をした職人さん曰く、

「クッションは藁でした。藁はまだしっかりしているのでそのまま使いました」

とのこと。

幾分固めの座り心地が最高。

音楽部屋で使うことにした。

今日はイギリスの合唱指揮者サー・デヴィッド・ウイルコックス指揮するウォルトンを聴いていた。

曲は有名な二つの戴冠式行進曲《王冠》と《宝玉と王の杖》に加え、これが初録音の「女王のファンファーレ」に「ロンドン市の栄誉をたたえて」「アニヴァーサリー・ファンファーレ」。


さらに合唱も加わった「4つのクリスマス・キャロル」「アンティフォン」、「ユビターテ・デオ」そのほか。
オケはフィルハーモニア管弦楽団にバッハ合唱団の英シャンドスのCD.

Chan208998_2「王冠(クラウンインペリアル)」の吹奏楽版は、高校2年の時に先輩の卒業式の退場の音楽として演奏した。

それまで卒業生の退場は、威風堂々第1番のトリオの部分を何度も繰り返して演奏していた。

ところが、ちょうどイーストマンウィンドアンサンブルの演奏を聴いて、これは良い曲だということになり、当時の同級生仲間でこの曲に決め、チャイムやドラまで用意し、ワクワクしながら本番の卒業式を迎えた。

ところが卒業式本番では退場する3年生が意外に速足で、曲の半ばで全て退場が終わって しまった。

このまま終わるには何とも中途半端な部分。

最後のクライマックスのためにドラを調達したこともあり、そのまま悠然と最後まで演奏してしまった。(指揮は同級の学生指揮者)

おしまいの方では業を煮やした先生が「吹奏楽部、もうやめなさい!」と絶叫する始末。

卒業式の厳粛な雰囲気はぶち壊し。

あとから職員室に呼ばれキツイお叱りを受けました。

このウィルコックスの演奏は、輝かしさの中にノーブルは品格を讃えた名演。
カッコイイ曲のオンパレードに自然に気持ちは高揚していく。

Youtubeはウォルトン作曲映画「ヘンリー5世」からアジンコートの勝利の歌

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2013年6月11日 (火)

ビーチャムのハイドン

近所の水田では数日前から一斉に田植えが始まった。南からは台風3号が接近中。今日は午後から雨。 かつての台風は8月末から11月初めまでに来襲するものと決まっていたのが、このところ6月に来襲している。
昨年のこの時期の台風では畑の作物が全滅。塩害で檸檬の木も枯れてしまった。

ここ数日モノラルのレコードが良い音で鳴っている。
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我が家のシステムは、モノラル専用はQL-A7(1978年発売 )という古いビクターのレコードプレーヤーに、DENONのモノラル専用カートリッジDL102の組み合わせ。


このビクターのプレーヤーは、数年前に見知らぬ老婦人からご主人の遺品として大量のLPレコードをいただいた時に一緒に譲っていただいたもの。

動作が非常に安定していて、すっきりとした素直な音でモノラルLPを過不足なく聴かせてくれる。ストンと滑らかな停止動作も気持ちが良い。

今日はビーチャム&ロイヤルフィルのハイドンの交響曲第99番と100番「軍隊」を聴いていた。おそらく国内初出の東芝赤盤モノラルLP。1958~59年の録音。
同じ演奏のステレオ盤も手持ちにあるが、音のバランスが微妙に異なる。

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当時はモノラルからステレオへの移行期で、EMIはモノラル用とステレオ用では別マイクで収録していたのだと思う。
http://www.dennisbrain.net/geodiary131.html

演奏は大らかでロマンティック、立派なパパハイドン。
ランドン版使用だがビーチャム独自の手が加わっているようだ。
曲の最後に多少タメをつけながら念を押すように終結するのがユーモラス。

モノラルながら響きに十分な奥行きが有り、楽器の定位もはっきりしていて手持ちのステレオ盤よりも生々しい音。

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沼響のHPの「ブラームスの2番を聴く」、にワルターの2種のリハーサル風景の感想をアップしました。
http://www.numakyo.org/cgi-bin/bra2.cgi

Youtubeはハイドンの交響曲第99番、ラトルの指揮

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2013年6月 9日 (日)

ギブソンの「ペール・ギュント」

昨日は風もなく穏やかな天気なので、朝は千本海岸に行っていた。
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波もなく遠くに数多くの遊漁船、海岸には釣り人たち。
堤防上にはウォーキングやジョギングをする人たちがそれぞれの週末を楽しんでいる。

夜は娘と娘の音楽上の恩師とで三島で夕食。

三島に着くとちょうど「ホタル祭り」で三島市街地は多くの人出。
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食事の場所はお馴染みの小料理「はちまき」。

いつものボエームの会とは違った雰囲気で楽しい会食。

ちょうど旬のイサキの塩焼きとキンキのお吸い物が絶品だった。

ところが、夜遅くに突然の大雨洪水警報発令。
ネットで検索すると全国で沼津だけ、しかも市北部の限られた場所のみに突然降ったようだ。

今日は朝から畑作業。畑のトマトとピーマンが実をつけ始め、トウモロコシも順調。 ジャガイモも花をつけている。
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昨年は同時期の台風で全滅だったが今年も台風が発生し接近中。


音楽はサー・アレクサンダー・ギブソン指揮の「ペール・ギュント」を聴いていた。

英World Records Club原盤で、オケはロイヤルフィルのソプラノ独唱はエイプリル・カンテッロという人の国内盤LP。
第一組曲と第二組曲の全曲に数曲を加えた選曲。合唱は入っていない。

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ギブソンはリーダーズダイジェストにも同曲の録音はあるが、こちらは第一組曲のみでオケはロンドンフェスティバル管となっている。

NMLで聴き比べてみたら別録音。

シベリウスでも数々の名演を聴かせたギブソンのグリーグ。

このグリーグは鋭利な刃物でズバッとさばいたような名演だ。
ソルヴェイクの歌や子守歌などの清潔な歌い回しも良く。舞曲風の曲のリズムの冴えも見事。
「山の魔王の娘たちの踊り」のシロフォンの不気味さは出色。

ソプラノのカンテッロの歌は、けばい年増のような声質で色気が強すぎ、清楚なイメージのソルヴェイクと異質なのが難。

Youtubeはブリュッセルの合唱団によるグリーグの「過ぎた春」

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2013年6月 8日 (土)

ヤンソンスのドヴォルジャーク

最近はネット上で手軽に最近の名演が観れるのがありがたい。エシェンバッハの巨人も凄かったが、先日、youtubeで見つけたマリス・ヤンソンス指揮コンセルトヘボウ管のドヴォルジャークの交響曲第8番が非常によかった。

418zr6a3q7l__sl160_ヤンソンスが加筆していたフィナーレのホルンの加筆を確かめようと、ヤンソンスが92年にオスロフィルと録音したCDも聴いてみた。


EMIへの録音で、第7番とのカップリング。この時点でこのコンビのドヴォルジャークは第5番と「新世界より」の録音があった。

ここでもホルンの加筆をおこなっていたが演奏内容はコンセルトヘボウ管との映像に比べるとかなり落ちる。

靴の上から足の裏を掻くようなもどかしさがあり、オケの力量差以上にヤンソンスの解釈に何かふっきれないようなものを感じる。

そしてもう一枚はコレギウムアウレウムの演奏で、ハイドンの交響曲第83番「めんどり」と第82番「熊」をティチクの国内盤LPで聴く.
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「熊」は70年代にコレギウムアウレウムが来日した時にテレビで放送されていた。

こちらは典雅にして爽やかなハイドン。

今となっては中途半端なピリオド系草創期の演奏だが、指揮者なしとは思えないきっちり整った名演で時代の古さは全く感じられない。

この時期にテイチクが出していたハルモニア・ムンディ盤のLPは、非常に音が良い。

Youtubeはハイドンの「めんどり」、ノリントンの指揮

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2013年6月 5日 (水)

ペドロッティの「展覧会の絵」

今日は朝から薄曇り。
昨晩のサッカー、ワールドカップアジア最終予選、最後にドラマティックな見せ場があった。

本田のPKの瞬間、多くの人が息を呑みテレビを見つめていたのだろう。
日本中が興奮し沸いた夜。

今日は通院その他のいろいろな諸手続きがあり、午後から休みをいただいた。
このところ毎年この時期になると咳が止まらない。風邪でもなさそうだが。
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病院での検査を終え6月いっぱいで移転する支那そば屋「わさらび」で遅い昼食。


あと何回通えるかわからないが、今日はねぎそばと小カルビ丼を頼んでみた。

お客は2時過ぎなので自分のほかは二人ほど。
女声ヴォーカルの曲が流れる店内。
あい変らず無口なご主人にお客も自然と無表情に黙々と食べている。

今日はイタリアの名匠アントニオ・ペドロッティの「展覧会の絵」。
パーラメントのLPで、オケはチェコフィル。

以前「展覧会の絵」の聴き比べ以後に入手した音源
http://www.numakyo.org/c_pic/index.html

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最初のプロムナードからして柔らかでウォームなトランペットの響き。
チェコフィルの引き締まった響きに強靭なカンタービレ。
同じイタリア人のトスカニーニの演奏とはタイプの異なる幾分暖かさの感じられる演奏だ。

終曲のキエフの大門に向けて、演奏のヴォルテージが徐々に上がっていくのが見事。
各所に打楽器の加筆が有り大きな効果を上げていた。

これは名演です。1953年の録音だが音は非常に良い。

Youtubeはペドロッティ指揮チェコフィルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」フランスのオケのようなホルンの響き。

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2013年6月 4日 (火)

ガストン・プーレのラヴェルとドビュッシー

今年の春は雨が少なく、オフィスの空けた窓からは涼やかな風が入り過ごしやすい一日。

本日夕方から市内のホテルで、内外のお偉方を招き我がセクション主催の大きな総会。
総会終了後の懇親会では軽くお酒して帰宅。

昨日は家内がミニノートPCが欲しいということになり、夜になってパソコン購入のために三島のPCDEPOへ。

家では自分のパソコンが家族共有になっていて、娘たちが帰ってくると取り合い状態。
家内のぱそこんは、既に化石化しているウィンドウズ98マシン。(まだ動く。ネットはだめだが)

入学シーズンも過ぎ月曜の夜9時近くということで、店内はお客もまばらで店員も若い女の子ばかり。
オフィスソフト付きで手ごろな価格のものは意外と少なく、結局富士通のミニノートにした。この3月には下の娘用のパソコンを買ったばかりだが。

最近音盤購入は極力控えているものの、ヤフオクなどを覗いているとついつい食指が動くものに手を出してしまう。

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最近もフランスのヴァイオリニストにして指揮者だったガストーン・プーレのLPを発見。

米MGMのLPで、ロンドン響を振ったラヴェルの「道化師の朝の歌」「海原の小舟」「亡き王女のためのパヴァーヌ」にフォーレの「ペレアスとメリザンド」組曲というもの。

他に競合者もなく数百円で落札できた。

NHKの放出品らしく、裏面に整理番号とNHK除籍の赤い印が押してある。
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この一枚だけでは送料がもったいないので、ボールト指揮ロンドンフィルによるウォルトンがバッハの小品を編曲した「賢い乙女たち」も落札。

こちらは英DECCAのLP.


G.プーレはドビュッシーと親交があり、ドビュッシーのヴァイオリンソナタの作曲の際にはドビュッシーに請われアドバイスをし、初演もドビュッシー自身の伴奏で弾いている。
晩年は指揮者としても活動していた。

Youtubeは諏訪内晶子の弾くドビュッシーのヴァイオリンソナタ

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2013年6月 3日 (月)

ドヴォルジャーク、交響曲第8番ホルンの加筆

定演の余韻覚めきれぬまま昨日日曜は仕事で大瀬崎に行っていた。
先週の疲労を蓄積したまま今日から新たな週が始まる。
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出勤時に車庫の天井を見上げるとツバメのヒナが顏を出していた。

しばらく見ないうちにずいぶん大きくなったものだ。

今回演奏したドヴォルジャークの交響曲第8番では、横島先生の指示で第4楽章のホルンパートに何か所か加筆している。
加筆の内容は、木管が吹く第2主題の「コガネムシは金持ちだ」似の旋律部分と、最後の数小節の木管の上昇音にホルンを重ねるというもの。

同じ改変をどこかで聴いた記憶があったものの、今回は沼響のHPに連載している聴き比べシリーズのドヴォ8編を業務多忙につきサボってしまったので、どの演奏だったのか特定できずにいた。

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ところが、6月1日分のブログに張り付けておいたYoutubeにアップされているマリス・ヤンソンス指揮コンセルトヘボウ管のライヴが全く同じことをやっていることに気が付いた。

この演奏は非常な名演で、加筆部分も実に効果的に鳴っている。

これはひょっとするとコンセルトヘボウ管の伝統なのかな、と思い手持ちの音源を当たってみた。

聴いたのはジュリーニの3度目の録音。
CBSから出ていた国内盤CDでラヴェルの「マ・メールロア」とのカップリング。

雄大にしてロマンティック。こちらも細部に神経の行き届いたいぶし銀の名演。
だが、第4楽章のホルンの加筆はない。

こうなるとさらに気になって音楽部屋のCD棚からもう一枚。

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アンタル・ドラティ指揮ロンドン響によるマーキュリーリヴィングプレゼンスのCD。
ドヴォルジャークの交響曲第7番とのカップリング。

ドラティを選んだのは、「新世界より」の聴き比べをやった時に、演奏の見事さもさることながらチェロにトロンボーンを重ねる改変があったことが記憶にあったからだ。

こちらは予想通り冷静にして骨と筋肉でできたようなシャープな演奏で、ところどころドラティの気合の唸り声が入るのが珍しい。
ところがこちらも第4楽章のホルンの改変はなかった。

探索は続く。

Youtubeはジュリーニのブラームス、交響曲第4番

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2013年6月 1日 (土)

第29回定演終わる

沼響第29回定演。
開演は夜なのでゲネプロまでの時間が有りちょいと朝寝坊。

朝昼兼ねた食事を摂り、上の娘を駅まで送りながら途中借りた本を返すために図書館に寄る。
顔見知りの職員から「今日は本番でしょ、こんなことしててもいいんですか?」などと声をかけられながら、会場の沼津市民文化センターへ。
会場到着は1時ちょいと前。
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ロビーでは開演前のロビーコンサートの練習中。
ゲネプロは2時開始なので時間に余裕。

今回の定演は、直前の集中練習がないためになんとなく本番が迫った緊迫感が感じられなかったのだが、ゲネプロが進むにつれてしだいに皆のテンションが上がってきた。

そのうち吹いていてオケ全体の響きがいつもと異なるのに気が付いた。

同じ会場で20年以上演奏してきて、今になって初めてオケと会場との一体感が感じられれる不思議な雰囲気だ。

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そして開場。

今回は前売りの出足が鈍くお客さんの入りが心配だったが、開場一時間前からホール前に行列ができていた。
いつもながらありがたいことです。

人の入りも良くロビーコンサートでは黒山のひとだかり。
木管合奏のグノーのシンフォニエッタが非常に良い雰囲気で鳴っていて、開演前の気分を盛り上げている。
お客さんの楽しそうな表情も嬉しい。

そして本番。

最初の「モルダウ」からして集中力のある良い出来だ。
ホルンセクション全体がよく鳴り吹いていて楽しい。

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降り番のホルンコンチェルトは会場で聴く。

下田先生のホルンも嚠喨たる響きで、ピアニシモと高音部のコントロールもさすがのものだ。

そしてドヴォルジャークの交響曲第8番。

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オケ全体としてはよく歌い流れる良い演奏だったと思う。

横島先生の気持ち良さげな表情も演奏の良さを物語っていた。


いろいろな人から寄せられた演奏後の感想も良好。
何人かの人からホルンセクションにお褒めの言葉もいただいた。

事前に何回かあった下田先生のホルンパート指導の効果が大きい。

昨年よりお客さんは多く入り、創設30年を迎えた沼響の活動も認知されていることを実感。

これからは第30回定演のプレコンサートともいうべき8月のコンサート。
そして市制90周年の年末の「第九」。

いよいよ来年の創設30周年記念演奏会へ向けて、上々のスタートとなった演奏会。

来年のメインはマーラーの「巨人」


Youtubeはマリス・ヤンソンス指揮コンセルトヘボウ管のドヴォルジャークの交響曲第8番。名演です。

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