ガストン・プーレの「ペレアスとメリザンド」
6月も半ばを過ぎた。
今日は昨日の雨の影響で湿度が高く午後からかなりの蒸し暑さ。
午前中は外に出て打ち合わせ一つに午後は組織内部の会議。夜は外部組織の総会の出席と週の初めからハードな一日。
昨晩から裏山でハクビシンが盛大に鳴いている。
どうやら複数のハクビシンが縄張り争いをしているようで、近くに寄っても逃げようとしない。
夜だったので撮影は失敗。
アップした写真は数年前に庭先で見つけたハクビシンの子供。
夜はガストン・プーレの指揮するフォーレを聴きながら、レコ芸の古いバックナンバーを見ていた。内容はカルロス・クライバー没後の特集号。
パラパラとめくっていたら、偶然にもガストン・プーレの息子のヴァイオリニスト、ジャラルウ・プーレの来日インタヴューが載っていて驚き。
その中で父ガストンの思い出も載っている。ドビュッシーとのかかわりも書かれていた。
プーレのフォーレは組曲「ペレアスとメリザンド」。
演奏は各楽器を明快に描き出した曖昧さのないもの。微妙な音のユレに20世紀初頭のフランスの香りが僅かに漂う。
フランスのオケならばさらに面白いものになっただろう。
Youtubeはフォーレの「ペレアスとメリザンド」からシシリエンヌ。
ガロアのフルート
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- ヴェデルニコフのスクリャービン(2023.03.29)
- ストコフスキーのニールセン、交響曲第2番(2023.03.24)
- ケンペのベートーヴェン、交響曲第1番(2023.03.22)
- アンドレ・ラルドロのオーボエ(2023.03.21)
- レコードコンサートのことなど(2023.03.19)
コメント
山本さんお久しぶりです。
ジェラール・プーレは帯広で何度も聴きましたが、大変な名手ですね。既に現役は引退しているのか、鳴らない楽器を弾いているので音は小さいですが(退職金代わりに楽器を売却したのかも)、粋な演奏にすっかりファンになってしまいました。年間のうちかなりの期間、日本にいるので機会をみつければまだまだ実演に接することのできるアーティストだと思います。ひっょとすると日本でしか聴けない希少アーティストの一人かも。
このような代々音楽家という家系は、フランス人だとパスキエあたりも似たような感じなのでしょうね。
投稿: ぶりちょふ | 2013年6月17日 (月) 23時11分
ぶりちょふさん。
ジェラール・プーレの演奏は実演どころか録音も聴いたことがありません。
日本人のお弟子さんも多いようですね。
機会をみつけて実演を聴いてみたいです。
早速ジェラール・プーレの弾くドビュッシーのソナタ(仏ARION)を発注してしまいました。
投稿: 山本晴望 | 2013年6月18日 (火) 23時07分