ショルティのハンガリーコンサート
連日の猛暑。咳が一か月以上も止まらず。処方された咳止めの薬を飲んでいても効果なし。
木曜は全身に力が入らず仕事中も集中力を欠いていた。
そして昼過ぎに突然の腹痛。場所は胃の下あたりで腸でもなさそうだし原因不明。咳止めの薬の副作用だろうか?
冷や汗も吹き出ししだいに息も苦しくなってきた。これはヤバイのではないかと思い職場を早退。
かかりつけの病院はあいにく休診日。やむなくそのまま帰宅し横になっていた。
多少楽になり夜まで爆睡。腹痛は治まったがまだ調子が出ない。
オケの練習も欠席。 今日も全身の力が入らない。食欲はあリ、ファミマで見つけた「金芽米うなぎめし」なるものを食べていた。
ところが味に鈍感になっているのが自分でわかる。
午後には大切な打ち合わせが有り、しかも夜は市民文化センターのディスクコンサートで解説、こちらは代理を立てるわけにはいかず苦しい一日となった。
ディスクコンサートは9時過ぎに終了。自分の体調は最悪だったがお客さんの喜ぶ顔を見ているうちに次第に調子がよくなってきた。
音楽の効用なのかしらん。
帰宅途中の車中ではショルティの指揮するハンガリーコンサートのCDをかけていた。
1993年、ショルティ最晩年のライヴでオケはシカゴ響。
曲はリストの「メフィストワルツ」「ハンガリー狂詩曲第2番」、バルトークの「ハンガリアンスケッチ」に「ルーマニア民族舞曲」、コダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」組曲とヴェイネルの序奏とスケルツォというもの。
20世紀後半に活躍した同世代の指揮者のうちカラヤンやバーンスタインほど強烈な存在ではなかったベームやショルティは、生前の人気に比べ急速に忘れられつつあると思う。
そんな中でこのCDはショルティの膨大な量の録音のうちでリングと並んで忘れがたい一枚。マジャール人作曲家と演奏家にしてなし得た血わき肉躍る名演の数々。
Youtubeはショルティ指揮の「ルーマニア民族舞曲」
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- ベルティーニのドビュッシー、「放蕩息子」と「選ばれし乙女」のことなど(2025.03.09)
- キリル・コンドラシンのチャイコフスキー、組曲第3番(2025.03.07)
- 駒形克己の「Little tree」、そしてプレヴィンのプロコフィエフのことなど(2025.03.04)
- ジュリーニ~ザ・シカゴ・イヤーズ(2025.03.02)
- ワルター・ホーリーのテレマン、トランペット協奏曲(2025.02.26)
コメント