8月中盤、ここ数年の夏の高温続きは、地球の気候の大きな変動の証。
最近は夜9時ごろまで裏山の蝉が猛烈に鳴いている。
車庫天井のツバメたちは、ヒナも独り立ちしていつのまにかいなくなった。
土曜日におこなわれた市主催の市民大学は、アテネオリンピック、サッカーの日本代表監督だった旧友山本昌邦の講演。
http://www.masakuni-yamamoto.com/
彼は幼なじみの同級生。お互いの両親が非常に親しく、子供の頃は家族ぐるみの付き合いだった。
午前中には仕事が入っていたのだが、講演前に彼と会う約束をしていたので仕事には代理を立て、講演前の控室で二人でとりとめのない話。
講演終了後、一緒に連れて行った母が、昌邦君に会いたいと言い出したので再び控室へ。
その後直ぐに彼は仕事のために東京へトンボ返り。
そして日曜は、久しぶりに娘たちを連れて静岡市に出かけた。

家内のリクエストで 世界遺産となった三保の松原に日本平動物園。
いずれも子供たちが小さいときに何度も行っているはずだが、なんでも世界遺産となった三保の松原が見たいという。
早朝出発、下りの高速は渋滞が予想されるので一般道を走ることおよそ一時間。
着いた三保の松原の景色は以前と変わらず・・・・当たり前だが。
変わったことは前は閑散としていた駐車場がほぼ埋まっていたくらい。
閉まっていることの多かった売店のおじさんが、嬉しそうな表情で抹茶ソフトクリームを売っていた。
ソフトクリームを食べて近くの久能山東照宮へ。

下から登ると千段の石段が待っているので日本平からロープウェーで直行とする。
ロープウェー乗り場には京都ナンバーの観光バスが多数。乗せていたお客はどうやら中国人観光客だったらしい。
ゴンドラ内では中国語が飛び交っていた、女性ガイドさんの観光案内が車内に空しく響く。
とにかく暑い・・・

ガイドさんがロープウェー発着所脇の石垣を指さして、これは東照宮ができる前に武田信玄が築いた久能山城の石垣ですと説明していたが、石垣の積み方が慶長期以降の様式なので東照宮造営時のものだろう。
国宝の東照宮本殿は、華やかな中に質実剛健な趣が漂うのが倹約家だった家康らしい。

見ると石段脇に音楽の神様の表示。

見た雰囲気は普通の稲荷神社にしか見えないが、娘たちは神妙にお参り。
長くなりましたので動物園その他のできごとは次回。
車中で聴いていたCDは、サヴァリッシュ指揮バイエルン歌劇場管とA.デーヴィス指揮フィルハーモニア管によるファミリーコンサート集3枚組。第一家電が創立30周年記念盤として出していたもの。
サヴァリッシュがスッペの序曲のほかに、カバレフスキーの「道化師」やシャブリエ、プロコフィエフなどを振った珍しいもの。
デーヴィスは一部サヴァリッシュの曲と重複しているものの、ヘンデルやエルガーなども演奏している。
サヴァリッシュの冷静にして割り切った職人気質が生きている演奏。適度なユーモアも感じられるのがさすがです。
Youtubeはサヴァリッシュ指揮の「エリア」終曲
最近のコメント