去りゆく夏の「ボエームの会」
ここ数日涼しくなり裏山の蝉の声もいつしかツクツクホウシが増えている。見上げた空はすっかり秋の空。
今日は朝から大瀬と戸田地区で帰宅は夕刻。オフィスへ帰ると他の部署から回ってきた大きな問題がひとつ。
どう考えても自分の部署が対処すべき問題ではないので、該当部門の長へ直談判。
昨晩は定例ボエームの会。今回は電車に乗り遅れちょいと遅刻。
場所はいつもの小料理はちまき。
軽くビールを一杯の後は、ナイアガラのスパークリングワイン「おたる」。爽やかですっきりが夏の終わりにふさわしい。
お刺身その他のあと、若狭の郷土料理「へしこ」。
通常はサバなのだが、今回は珍しいサンマの「へしこ」。
これがお酒のつまみにぴったり。
そしてメインはジャーン。国産ウナギの特製「蒲焼」でした。
お酒は「初亀」生酒、
越後頸城の銘酒「杜氏の里」、純米吟醸「もののふの里」エトセトラ。
この夜は、先日このブログで話題とした日本最初の管弦楽曲、山田耕筰の「序曲ニ長調」の実演ライヴのCDをメンバーの一人がラジカセとともに持参。このCDを流しながらの会となった。
このCDにはそのメンバーの娘さん日本音楽コンクール1位の海瀬京子さんが弾くチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番とブラームスの交響曲第1番が収録されている。
伴奏は広上淳一指揮のラスカ祝祭管弦楽団。このオケはフルートの佐久間由美子、ホルンの丸山勉など名人揃いのヴィルトオーゾオケ。
ブラ1のホルンやアンコールの「中央アジアの草原にて」の管楽器のソロなどさすがにうまい。
ブラームスを聴いているうちに、お店の他の客が顔をのぞかせ「ブラームスですね」と2度ほど声をかけられた。
そのうちのお一人は愛知県の大手パン屋さんの社長さん。ブラームスの話や真空管アンプの話題で思いがけない盛り上がりとなった。
この方とは、おそらくもう一生会うこともないだろうけれども、音楽の共通の話題で、あたかも何年かの知古のように親しくも楽しい話ができました。
今回はさほど飲み過ぎず後味爽やかな会となりました。
Youtubeはピリオド楽器による「中央アジアの草原にて」
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コメント
さすが皆さん目利きですね。3月まで帯広に住んでいたときに通っていたドイツワインBARでは、国産ワインは唯一おたるワインを置いていました。地元にもワイナリーがあるのに何故?と問いかけると、殆どの日本の醸造所は輸入葡萄で生産しているけれど、おたるはちゃんと葡萄の作付けからしっかりやっているからだとか。
また、今春長野に引っ越してから久しぶりに「杜氏の里」を訪ねました。マイナーレーベルでもしっかり旨い商品を提供している新潟のメーカーはやはり大したものですね。
投稿: ぶりちょふ | 2013年8月31日 (土) 08時59分
自分はこの中の最年少なのですが、いろいろと勉強になっています。
ワインの「おたる」は思わぬ掘り出し物でした。しかも安い。
誠実な良い仕事をしているメーカーのお酒をこれからも見つけたいです。
投稿: 山本晴望 | 2013年9月 1日 (日) 22時02分