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2013年8月14日 (水)

ディーン・ディクソンのウェーバー

早朝の冷気に微かに秋の気配。

各所で猛暑の更新が続く一方で関東ではゲリラ豪雨があったりと、日本の気候は次第に亜熱帯化しつつあるようだ。

巷はお盆で通勤時の道は空いている。

昨日家に帰ると、弟家族に加え家内の実家の家族も来ていた。娘の従妹たちも集合し大層なにぎわい。
皆でお墓参りをしようとしたら突然の雨。 やむなく仏壇にお線香を上げてそのままお盆の宴会へ。

夕刻の適度な雨は良きお湿り、外からの涼しい風が縁側を通じて入ってくる。

齢80を超え今なお元気な岳父と痛飲している傍らでは、娘たちは従妹たちと大学生活の情報交換。
いつもながらの田舎のお盆の風景。

一同が帰り再び静けさが家に戻ったのは9時ちょいと過ぎ。
家内は両親と娘の従妹を実家まで送っていった。

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昨日は酔いつぶれ状態で音楽は聴いていない。

今日はディーン・ディクソン指揮プラハ室内管によるウェーバーの交響曲第1番と第2番。

チェコ、スプラフォンのLPで、ディクソンが残した数少ないステレオ録音。


作品としてはあまり演奏されることがない曲だが、ロマン派初期の爽やかで瑞々しい雰囲気の漂う曲。

第1番は完成度が高く、スイトナー、サヴァリッシュ、シュタインといったN響との関わりが深い名指揮者たちが良い録音を残している。

第2番は途中で作曲を中断してしまったかのような不思議な感覚の残る曲。

ディクソンのピシッとした引きしまったリズム感と、いくぶん硬質で禁欲的なオケの響きが良い効果を上げている。特に第1番が良い。

録音も良く、黒人指揮者のパイオニアとして苦労を重ねキャリアを積み上げてきたディクソンの代表的な名演だ。

Youtubeはマーラーと同時代の大指揮者ワインガルトナーが指揮する「魔弾の射手」序曲
パリ交響楽団の演奏。ホルンはピストンホルン

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