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2013年9月10日 (火)

ヴィンシャーマンのオーボエ・ダ・モーレ協奏曲

日が落ちると気温はそれなりに下がり夜の寝苦しさはなくなったが、長い間の夜更かし生活で午前零時あたりから目が冴えてしまうという悪い習慣が抜け切れていない。

昨晩も寝付いたのは午前2時前後。
寝る前にカルロス・パイタの熱狂のワーグナーを聴いてしまったのが良くなかったのか。

今日は静かにヘルムート・ヴィンシャーマンのバッハを聴く。

独逸CANTATE原盤の日本コロンビアのLP。
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曲はヴァイオリン、フルート、オーボエのための協奏曲BWV.1064と、オーボエ・ダ・モーレ協奏曲BWV.1055の2曲のみ。

片面10数分ずつの余裕のカッティングで62年の録音だが音も良い。

ヴィンシャーマンのオーボエ、オーボエ・ダ・モーレソロと指揮に、彼の旗下のドイツバッハソリステンの面々。
ヴァイオリンソロはフリードリヒ・ヘンデルにフルートソロはメーリンク。

この2曲はいずれもバッハのチェンバロ協奏曲を編曲したもので、BWV.1064はマックス・ザイフェルト、BWV.1055はヴィンシャーマンの編曲。

BWV.1064は、現存している3台のチェンバロのための協奏曲の編曲だが、もともと3台チェンバロ協奏曲が3つの楽器のための協奏曲からの編曲なので、編曲というよりも復元と言った方が正確だろう。

オーボエ・ダ・モーレ協奏曲はチェンバロ協奏曲第4番がオリジナル。

かつてルツェルン音楽祭でホリガーが素晴らしい演奏を展開し、この時のエアチェックテープは今でも時々聴き直すことがある。
自分としてはオリジナルよりもこのオーボエ・ダ・モーレ版の方が好き。

ヴェンシャーマンのオーボエ・ダ・モーレは、ホリガーほど太い音ではなくより細く硬質な音なのが特徴的。第一楽章冒頭のソロをオクターヴ上げて吹いているのは何故?

2曲ともこれがオリジナルではないかと思われるほど、ヴァインシャーマンの確信に満ちたバッハ。
柔らかで楽しくそしてバッハの深い魅力が十分に伝わってくる見事な演奏だ。

ヴィンシャーマンは何度か沼津に来てくれた。

聴いているうちに、長身のヴィンシャーマンがオーボエを吹きながら楽しげに指揮する姿が目に浮かぶ。演奏が終わった後に、拍手を受けながら客席にいた幼いヴィンシャーマンのお子さん(お孫さん?)を抱き上げていたシーンも思い出した。

Youtubeはベルリンフィルの首席マイヤーが吹くオーボエ・ダ・モーレ協奏曲

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