ドップラーメモリアルコンサート
10月の始まりは朝から雨。 気温は高く長袖ワイシャツではちょいと暑い。
今日は「ドップラーメモリアルコンサート」ライヴ。
ドップラー没後100年記念の年1983年のライヴで、日本コロンビアから出ていたLP。
ソロのメンバーはラリュー夫妻にアンドリューシュ・アドリアン、ランサム・ウィルソン、日本勢としては峰岸壮一、金昌国、工藤重典、三上明子、
伴奏は森正指揮の東京フルートアンサンブルアカデミーというもの。
ドップラー没後125年の年の2009年には、ほぼ同じメンバーと曲のコンサートが開かれている。
このLPの収録曲は
・田園詩「森の小鳥達」op.21、
・アンダンテとロンド OP.25
・ベルリーニのオペラ「夢遊病の女」によるパラフレーズop.42
・「リゴレット」の主題による幻想曲と変奏曲op.38&K
・ハンガリー田園幻想曲op.26
・夜想曲op.19
というもので、
おそらく当日はさらに数曲が演奏されたのだろう。
これらは全て2009年でも演奏されていた。
両方出ているソリストとしては、マクサンス・ラリューとアドリアン、工藤重典、そして1983年には東京フルートアカデミーの中で吹いていた野口龍がソロとして出ている。
2009年は新たにフェリックス・レングリと多久潤一郎が加わっていて、伴奏の多くは播博指揮東京フルートアンサンブルアカデミー、
会場は第一生命ホール
1983年と2009年とで大きく異なるのは伴奏部分で、1983年盤では全て東京フルートアンサンブルアカデミーが伴奏を受け持っている。
2009年には「森の小鳥達」にはオリジナルのとおりホルン四重奏となっていて、他の数曲もピアノやヴァイオリンが入るオリジナルに近いものになっていた。
同族楽器の演奏を続けて聴くと変化に乏しく退屈なものもあるけれど、これはなかなか楽しめた。
これはフルートを知り尽くしたドップラーの確かな作曲の技と、当時の国内一流メンバーによる演奏の力が大きい。
Youtubeはドップラーの、フルートとホルン、ピアノのための「リギの思い出」
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