山田一雄の「アルプス交響曲」
連休二日目、今日は地域の秋祭り。子供神輿が玄関前にやって来た。
祭典の吉田神社は、安政年間の地震、津波に続くコレラ流行時に疫病退散を祈念して京都の吉田神社を勧進したもの。
これには当時の関係者が書き記した詳細な記録が残されていて、朝日選書から「幕末狂乱」というタイトルで活字化されている。
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夜は家内の知人が出演するという市主催の芸術祭洋舞の部に行ってきた。場所は沼津市民文化センター大ホール。
内容は現代舞踊にジャスダンス、そして最後はフラメンコ。
出演はアマチュアながら演出も本格的で真剣な舞台の数々。あまり期待はしてなかったが実に多彩な内容で面白かった。
フラメンコにはプロのギタリストとカンテと呼ばれるフラメンコ歌手が出演し、これが聴きごたえのあるもの。
だが自分の席の後ろの関係者らしきおっさんが「オーレ!!オーレ!!」と頻繁に叫ぶのには閉口。応援し盛り上げようとする気持ちは判るがほどほどにして欲しかった。
今日聴いたのは、タワーレコードのヴィンテージコレクションから山田一雄のアルプス交響曲。1969年日本フィルとのライヴで会場は東京文化会館。
1934年のこの曲日本初演には山田一雄も加わっていたという。
収録年代を考慮すればライヴゆえの傷はあるものの演奏の水準は高い。
この曲で活躍するパイプオルガンは電子オルガンに置き変えられている。
当時パイプオルガンが備えられている演奏会場はほとんどなかったのではなかろうか。
NHKホールにオルガンが備えられて話題になったのは1972年のことだ。
ところがこの電子オルガンがまさにエレクトーンのビィーツという音。
聞いていて力が抜けてしまうような響きなのでオルガンが登場するたびに気持ちが萎えるのが悲しい。
Youtubeはハイティンク指揮コンセルトヘボウ管の「アルプス交響曲」
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