コリンズ、ボールトのモーツァルト
今朝は涼しく長袖のワイシャツで出勤したものの日中は気温が上昇。
仕事場の冷房はかなり前から停止となり、机上ではパソコン装着のUSBミニ扇風機がフル回転。
10月にしてこの高温は今まで経験したことのないもの。
未だ富士の初冠雪は見られず。
今日はコリンズとボールトのイギリス人指揮者二人のモーツァルトを聴く。
ロイヤルクラシクスのCDで、コリンズはシンフォニア・オブ・ロンドンを振り交響曲第40番、ボールトはロンドンフィルとの「ジュピター」というもの。
シベリウスのスペシャリストとして著名なコリンズの指揮のキャリアの最初は自らが創設したロンドン・モーツァルト・オーケストラ。
その後渡米し、ハリウッドで映画音楽を多数作曲して稼ぎまくりながらカリフォルニアで創設したオーケストラ名もモーツァルト・オーケストラだった。
モーツァルトに特別な思いを寄せていたのだろうか。
このモーツァルトは、英ワールドクラブのLPではコリンズ自身の「ジュピター」とカップリングされていたものだが、国内では「ジュピター」は発売されなかったのではないかと思う。
70年代に東芝セラフィムの千円盤でこの40番が出た時はコリン・デーヴィスの交響曲第39番とのカップリングだった。
この演奏をLPで初めて聴いた時、随分と早く終わってしまう演奏だな、というのが第一印象だった。CDで聴き直してもその印象は変わらない。
哀愁とか叙情性は皆無。ただただ乾いた響きでひたすら突き進む攻撃的なモーツァルト。
カップリングのボールトのロマンティックで恰幅の良い演奏と比べると、まるで別世界の音楽が鳴っている。
それにしてもボールトの「ジュピター」。
フィナーレの崇高な演奏にはただただ圧倒されるばかり。
Youtubeはボールト指揮のヴォーン・ウイリアムスの交響曲第8番
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