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2013年11月に作成された記事

2013年11月30日 (土)

明日は本番

いよいよ明日は本番ということで本日午後から集中練習。

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午後はオケのみでワーグナーを中心に追い込み、文化センター内の他の会場では合唱団が最後の詰めの真っ最中。

4人のソリストも揃い夕方からは「第九」第4楽章の総仕上げ。

1451524_482050811914311_694817573_n今回ははいつもよりも舞台が狭いように感じるのは気のせいか。

歌手入りの「タンホイザー」はやはり面白いがやはり合唱が欲しい。

貴重な体験をさせていただいたが欲求不満感が残るのは正直なところ。

オペラはほとんど馴染みのない沼津の聴衆にどれだけ受け入れられるだろうか。

今日は午後1時から練習を始めて練習終了は午後8時。

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途中休憩が入ったとはいえ若いころならばともかく「タンホイザー」抜粋と「第九」の二本立てで正味5時間余りだとやはり疲れました。

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2013年11月29日 (金)

本日の練習、あと3日

本日出勤すると自分が借りている月極め駐車場の前で交通事故。
ちょうど現場検証の最中で一時的に事故車が自分の契約している駐車場を占拠していた。

昨晩はオケの練習。いよいよ前日と本番を残すのみ。
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練習会場は本番会場の沼津市民文化センター大ホール。


多少遅れて到着すると既に第一楽章が始まっていた。ウィーミングアップもそこそこに自分の定位置に滑り込む。

沼響としては北原幸男、横島勝人、井崎正浩、小泉ひろし各先生に続き5回目の第九で、今回の指揮は中橋健太郎左衛門先生。

この沼津市制90周年の記念行事としての市主催公演は、ワーグナー没後100年の記念の年でもあり前プロは歌劇「タンホイザー」の抜粋。

1471292_481287971990595_1853511932_「タンホイザー」は物語の進行に沿ってアリアを接続曲風に演奏するという挑戦的なプログラム。

この記念の年にもかかわらず「タンホイザー」を序曲でも大行進曲でもなく、今年舞台としてかけるのは新国立劇場と沼響のみだということで中橋先生の意欲も相当なもの。

練習は「第九」の第一楽章から第三楽章までと「タンホイザー」。

前回の練習で歌手が入ったので「タンホイザー」の雰囲気は、メンバーの中にほぼ浸透したようだ。
細部の修正は今でも続いているもののだいぶオペラらしい響きになってきた。

しだいにテンションも上昇本番モード。

中橋先生から来年横浜でR.シュトラウスのオペラ「アラベラ」を指揮するという情報をいただいた。
日本で実演に接する機会があまりない作品だけに行ってみようかな。

ちなみに「アラベラ」の日本初演はなんと1988年。

YoutubeはサントリーのCMに使われた「アラベラ」

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2013年11月27日 (水)

デ・ワールトのマーラー

忙中閑有り、このところ一週間の経つのが実に速い。

今日は予定していた仕事が入らなかったので定時退社し、そのままかかりつけの医者に行き定例の血液と尿検査。血圧、血糖値、尿酸値は年齢相応の値。体重が微増気味で運動不足を指摘された。

日中は良く晴れて仕事場からは雪を被った富士がよく見えた。
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ところが夜10時を過ぎるころから激しい雷雨。

「第九」の本番まであと4日だが、気分はなんとなく30回定演の「巨人」にシフトしつつありスコアを見たりしている。

版の問題を調べたりしているうちに、6年ほど前に仕事の関係でご一緒することができた金子健志先生から、マーラーの「巨人」のハンブルク稿について直接教えを受けたことなどを懐かしく思い出した。

沼響の演奏会に取り上げる曲の聴き比べ連載も忙しさにかまけてすっかり怠けてしまっているけれども、「巨人」の聴き比べを始めてみようかと思う今日この頃。

47591615l_2外の盛大なカミナリと雨音を聞きながらエド・デ・ワールトのマーラーを聴いている。
曲は交響曲第4番。 
オケはオランダ放送フィルにソプラノはシャルロッテ・マルジョーノというもの。

幾分速いテンポの中に細かくて暖かなテクスチアを感じさせる演奏だ。

コンセルトヘボウの豊かな響きをうまくとらえた録音も非常に良い。

・・・また近くにカミナリが落ちた。

Youtubeはデ・ワールトのマーラーの交響曲第3番から

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2013年11月26日 (火)

モントゥーのベートーヴェン交響曲全集

昨晩は仕事関係の酒の席で遅くなり、帰る時には警報が出るほどの猛烈な風と雨。
今日は一転して良く晴れた。

最近通勤の車中でモントゥーのベートーヴェン交響曲全集を聴いている。

聴いているのはユニバーサルから出ているスタジオ録音の全集ではなく、MEMORIESから出ているボストン響とのライヴを中心としたCDセットもの全集。

この中の1番はウィーンフィルとのDECCA、4番は北ドイツ放送響とのコンサートホールソサエティへのスタジオ録音でこれは既にLPで所蔵済み。

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ボストン響のライヴは主にタングルウッドでのライヴで3,5,6,9番はステレオ録音。7番はNBC響、8番はロスアンゼルスフィルとの演奏。


いずれも名演。特に2、6番の2曲が傑出。

第2番はロンドン響とのスタジオ録音も良かったが、こちらの演奏はライヴらしい力の張りとひたすら前へ突き進む勢いが魅力の演奏。

第一楽章が終わったところで盛大な拍手が入るのも頷ける。

一方の「田園」もウィーンフィルとのスタジオ録音を大きく上回る名演。

音を割ったホルンの音も凄まじい。こちらはステレオ録音なのがありがたい。

Youtubeはモントゥーの「亡き王女のためのパヴァーヌ」この曲最高の名演のひとつ。

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2013年11月24日 (日)

本日の練習、ソリスト参加

第九の本番まであと一週間となり日曜の今日は午後から夜まで集中練習。

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会場の市民文化センターの舞台では、本番そのままに合唱の雛段を組みオケピットを上げ、オケはいつもよりも前に張り出した状態。

自分の位置は、上を見上げるとホールの反響版から客席側に外れているばかりか、後ろは合唱が入るので、合唱団がいない状態ではだだっ広い空間が空いている。

S_20131124_153647音が拡散して周りの音が聞こえずはなはだ心細い。


午後はオケのみで「第九」のおさらい。

中橋先生は本日午後埼玉での本番があり先生の到着までインペクのF君の指揮。

本番も近くいつもとは異なる緊張感が漂う。

そして夕方からは合唱合わせ。
ソプラノ、テノールの代理ソリスト二人も入りいよいよ本格的なものとなってきた。

合唱団は先週の練習の時よりは声が出てきた。
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合間のおしゃべりは気になるが・・・

オケは響きの状態がかなり変わったので慣れるのにしばらく時間がかかりそうだ。

「第九」のあとは二人のソリストを立てて「タンホイザー」抜粋。


歌が入りようやく曲の全貌が見えてきた。 もう少し早くから歌入りでやりたかった。

代理とはいえ水準の高いお二人でした。

お名前は忘れてしまいました。すいません。

Youtubeは「タンホイザー」フィナーレ

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2013年11月23日 (土)

アランの「フーガの技法」

スカイブルーの爽やかな空が広がった一日。
早朝、OBとして高校の筝曲部の予選の応援に行くために一時帰省している下の娘を、集合場所の高校まで送る。
1459756_478480008938058_596805486_2 ついでに近くの千本海岸に寄ってみた。 
朝日に染まった富士に穏やかな海、 地引き網の人々、釣りびと、散歩をする人たち・・・・・
1459874_478479992271393_1241702947_ いつもと変わらぬ静かな日常の風景が広がっていた。
海の次は山、ということで午後は車で10分ほどの、清水町の戸倉城址に登ってみた。

戸倉城は戦国時代に後北条氏と武田氏の熾烈な争奪戦があった場所。

標高80メートルほどの 本城山山頂の本丸跡から県東部の中心市街地は全て見渡せる。

S_20131123_144938 狩野川対岸の柿田川上流の柿田川水源地は、戸倉城と対となる泉頭城址。


S_20131123_144759 泉頭城は徳川家康が終の棲家に決め、駿府から移り住む予定でしだったが、家康の急死により改修の普請が中止となってしまった。

家康がもう少し長生きしたならば、このあたりの歴史は変わっていたかもしれない。

今日はマリー・クレール・アランの弾くバッハの「フーガの技法」を聴いた。
エラートから出ていたCDで、ケルンのオルガンを使用。

軽めの明るい音色はこの人独特のもの。


Cl090126048_2 多彩なレジストレーションでフーガのひとつひとつをわかりやすく解き明かしていく。

Youtubeはオルガンとオーケストラによる「フーガの技法」

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2013年11月22日 (金)

本日の練習、あと10日

今週はいろいろと気を使う方々への説得やお願いそして逆にお叱りを受けたりとハードで消耗した一週間。週の途中のボエームの会とオケの練習がせめてもの救い。


昨日はオケの練習日、場所は市民文化センター大ホール。

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いよいよ本番まであと10日となった。

中橋先生の指揮で「第九」の3楽章までと「タンホイザー」というもの。

仕事が長引きホール到着は練習開始の7時から大きく遅刻。
ウォーミングアップ不十分のまま乗ったので、頭が仕事モードから切り替わっていないのが如実にわかる。ホルン特有の読み替えも混乱している。

1461839_477837185669007_590618021_nいつもは簡単に吹けたフレーズが微妙に遅れてやばい雰囲気だ。

オケ全体も精気がないように感じるのは気のせいだろうか?

明後日日曜の集中練習に期待しよう。

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沼響のHPの聴き比べコラム「ブラームスの2番を聴く」にクナッパーツブッシュ指揮スイスロマンド管のスタジオ録音の感想をアップしました。

http://www.numakyo.org/cgi-bin/bra2.cgi

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2013年11月21日 (木)

11月のボエームの会は「すっぽん鍋」

11月も下旬となり寒くなりました。
そろそろ来年のダイアリーを物色しようかと思う今日この頃。

昨晩は定例ボエームの会。
640x640_rect_8103763駅に向かう途中の狩野川にかかる「あゆみ橋」を渡っていると川面から吹き上がってくる風が冷たかった。

いよいよ鍋のシーズン到来だな。
ここ数年11月の例会はすっぽん鍋。
三島駅でメンバー二人と落ち合い、いつもの小料理「はちまき」へ向かう。
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6人のメンバーが持ち寄った酒はワインから日本酒、どぶろく、焼酎まで多種多彩。
今回のメインは「すっぽん鍋」だがその露払いとして出た幻の魚「ツボダイ」が超美味。
http://matome.naver.jp/odai/2135930163469888801
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新鮮なものはなかなか手に入らないというこの魚は、香ばしい皮までバリバリ食べれるところが良い。

そして「すっぽん」。
江戸時代の三島宿はすっぽんが多く捕れ、「東海道中膝栗毛」には弥次喜多が三島の旅籠の寝所ですっぽんに噛みつかれる場面が出てくる。
http://www.sakuan.net/article/365261846.html

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今年のものは特に大きく、はちまきのご主人は板場を血まみれにしながら生きの良いスッポンと格闘したという。

S_20131120_184245最初にハート形の心臓に生血の日本酒割り・・・・・

初めて見た時には逡巡したものの、さっぱりでありながらトロリとした赤ワインのような味わい。
暖かなすっぽんの肉質は上質な鶏肉のようでいてゼラチン質の多いぷりっとした独特のもの。焼きねぎ、焼き豆腐などとのコラボもまたベストマッチング。
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お酒は亀にちなんだ静岡の銘酒「初亀」からはじまり、100年ぶりに復活した江戸どぶろくの「江戸開城」その他。

S_20131120_201641_2そして〆は鍋の定番すっぽんおじや。

年に一度の高級食材の登場に一同大いに盛り上がりながら夜も更けていきました。

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2013年11月19日 (火)

小学館 ステレオ 世界の名曲

冬を予感させる風の強い晴れた一日。
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沼津西浦江梨地区からの富士が良く見えた。

今日は昭和42年に小学館から出ていた「ステレオ 世界の名曲」から数曲。

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この全15巻のシリーズは自分が子供の頃から家にあったもので、クラシック音楽を本格的に聴き始めた生意気盛りの中学生の頃は、愚かなことに半ばバカにして真剣に聴くことはなかった。

だが今になって聴いてみると選曲演奏ともに秀逸、ソノシートながら若林俊介氏、菅野沖彦氏の手になるステレオ録音も良い音で非常に楽しめる。

聴いたのは渡辺暁雄指揮旧日本フィルの演奏で、「ペール・ギュント」組曲から「オーゼの死」「アニトラの踊り」「山の王の宮殿にて」「ソルベイグの歌」の4曲とフランクの交響曲ニ短調から第一楽章。

いずれもじっくりシミジミ聴かせる心の琴線に触れる名演だ。

文化放送とフジテレビの支援を受けミュンシュやマルケヴィッチら大指揮者を客演に招き、当時N響と並ぶ実力を備えていた分裂前の日本フィルも60年代の日本のオケの最高水準の音を聴かせてくれる。

Youtubeはグリーグの「過ぎた春」

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2013年11月18日 (月)

シカゴ響の名手たち

雲の少ない空は秋の碧空、昨晩の雨で湿ったままの道路、さほど寒くはなく秋を実感する一日。

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仕事場からは夕日に染まった富士が良く見えた。

今日はさほどの問題はなかったにも関わらずぴりぴりとした緊張感漂う一日。

帰宅後は80年代のシカゴ響の名手たちによる協奏曲集を聴いた。

曲はモーツァルトのホルン協奏曲第3番、オーボエ協奏曲、ファゴット協奏曲にハイドンのトランペット協奏曲というもの。

ソロはクレヴェンジャー、スティル、エリオットにトランペットのハーセス。
伴奏はアバド指揮のシカゴ響による独逸グラモフォンのLP。

4151042_2この面々のうちハーセスとエリオットは故人、他の二人も既に引退している。

オケのパワーとアンサンブルの精度でベルリンフィルを凌ぎ世界一だと言われたショルティ時代の猛者たちによる演奏だ。

ホルンのクレヴェンジャーは実演で聞いたことがある。
曲はブリテンのセレナード。


強弱の落差が遠近感を伴って見事にコントロールされていたのが印象に残っている。この時確かナチュラルホルンを使用していたように思う。

同じ演奏会でフルートのニコレも出ていたが、背の曲がった魔法使いの婆さんのようなニコレと背筋をぴしっと延ばしたクレヴェンジャーとが対照的だった。

このLPの演奏はもう少し自己主張しても良いと思えるものの、パワーを誇るでもなく軽く爽快に吹きぬけていくソリスト達の演奏に真の意味での職人芸を見た。
軽くきっちり真面目に付けていくアバドの伴奏も良い。

これらの演奏は、後に他の曲と併せて2枚組のCDとして出ている。

Youtubeはマーラーの交響曲第5番のクレヴェンジャーのソロ

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2013年11月17日 (日)

ムソルグスキーの歌曲とピアノ曲

日曜の今日も良く晴れた。今日は朝から庭の柿と畑のみかんの収穫。
今年の柿は超不作で収穫できたのはたったの3個。

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花の咲く時期には多くの花を咲かせたものの大きくなる前にほとんど落ちてしまった。
樹齢百年を超える老木なので体力が落ちているのだろうか。

S_20131117_102402みかんは無農薬有機肥料。
今年は形のよいものが沢山採れた。

昼も食べずに庭木の剪定もやっているうちに気づいたら午後2時過ぎ。


なにやら雲行きが怪しくなり風も吹き始め、夕方から激しい雨。

今日はロシアのバス・バリトンのセルゲイ・レイフルクスの歌うムソルグスキー歌曲集。
CONIFERから出ていたムソルグスキー歌曲集第4巻でピアノはセミヨン・スキヒン。

ロシアのバスと言えば、シャリアピンやギャウロフのようなドスの効いた重厚なバスのイメージがあるけれどレイフルクスの声は柔らかで温かい。

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曲は初めて聴くものばかりだが民謡風の聴きやすいものが多い。曲によって性格を演じ分けているのがお見事だ。

このCDにはヴォフカ・アシュケナージの弾くムソルグスキーのピアノ曲が8曲ほど収録されている。
ヴォフカ・アシュケナージはあのウラディミール・アシュケナージの長男。

経歴を見ると父のほかにレオン・フライシャーやペーター・フランクルに師事している。
デビューはロンドン響とのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番でベルリンフィルとも共演しているので、巨匠の2世としてやはり恵まれているスタートを切ったと言えるだろう。

肝心の演奏だが、ここで聴くムソルグスキーのピアノ曲はさほど高度な技巧を要求しないシンプルな曲ばかりなのでこのCDだけで断定はできないが、父譲りの美しい音色が印象に残る程度。
来年来日が予定されている。
http://www.asahi.co.jp/symphony/event/detail.php?id=2066

Youtubeはアバド&ベルリンフィルの「はげ山の一夜」原典版

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2013年11月16日 (土)

スクロヴァチェフスキーのブルックナー

朝の冷えもなく、良く晴れた一日。
朝ポコの散歩で歩いていると、近所のお年寄り二人が道端で空を見上げていた。

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何か?と思い空を見ると蒼い空に鳥が乱舞している。
お年寄りの一人が「タカだよ」と呟いた。

S_pa180831見るとかなりの高空のいつも見慣れたトンビの群れの中に、白く小型の鳥が小さく旋回している。

明らかに猛禽類だ。低空にはカラスの群れ。

どうやらこの時期になると伊豆の山奥からタカが下りてくるらしい。

夕方から関東を震源域とする地震が頻発。

数年の間に巨大地震が連続して発生した150年前の安政地震のことを思い出した。
あの時は我が家の直前まで津波が押し寄せたことが記録や痕跡として残っている。
どうも嫌な予感。

今日は時間がゆっくりと流れた一日。畑作業、片づけその他家の雑事。

こんな日の音楽はブルックナー。

514hxhurwl_sl500_aa300_スクロヴァチェフスキー指揮ザールブリュッケン放送響によるARTE NOVAの全集から第9番を聴く。

かつてこのシリーズが千円の国内盤で出回った時に、一枚ずつ集め全集としたもの。
その頃千円のCDは珍しかった。

曖昧さのない明晰なブルックナー。今となってはもう少し汁気が欲しい気がする。

第一楽章でホルンのゲシュトップがずいぶんと聞こえたが、楽譜の指定がそうなっているのだろうか。


Youtubeはブルックナーの交響曲第9番、ヴァント指揮ベルリンフィル

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2013年11月15日 (金)

本日の練習、第九合唱合わせ

曇りのち冷たい雨。水、木と出張で職場を開けていたので、出勤するとデスクは決裁待ちの書類の山。 午後は重い会議とそれなりに充実した金曜日。

昨日はオケの練習日。

出張先からそのままの参加。場所は市民文化センター大ホール。

今回は初の合唱合わせなので、会場に入るといつもと異なる緊張感が漂う。

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前半は中橋先生が合唱を見ている間に団内指揮者F君による第四楽章のおさらい。

自分としては序奏部分で一か所苦手な箇所が有りやはりそこで止めてしまう。

ここはさほど高い音ではないし、単に音を出すだけでは苦労する箇所ではないものの、木管群の中に溶け合ってpでバランス良く響かせるのが難しいところ。
音を外すと非常に目立つ場所なのがプレッシャー。

前半の練習はあっというまに終わり、休憩中に合唱団の皆さんが客席に入ってきた。

初顔合わせの簡単な挨拶が終わりさっそく第四楽章を最初から通す。

591女声部にかつて同じセクションで一緒に仕事をしたメンバーが二人いて、ひとりはこちらを見て手を振ってくれたが、自分のほぼ真後ろにいるもうひとりは緊張の表情で気が付かぬ様子。


オケの第四楽章はいまだ細部まで詰め切れてなくオソマツ。
合唱団も声が薄くオケの壁を突き抜けることができていないようだ。

いまだ道のりは遠し、次の合唱合わせは24日。

帰宅後クリュイタンスとヴァントの第九の第4楽章のみを通しで聴いてみた。いずれも10数年前に「第九」の聴き比べをやった時に感想をアップしている演奏。

http://www.numakyo.org/c_daiku/index.html

O0350035011700441225いずれもすっきりまとめた秀逸な演奏だが、クリュイタンスは今となっては録音の古さが気になった。ソリストも均一ではない。

一方のヴァントはかなりの速さに一種の押しつけがましさを感じたのは、ここ十数年の自分の感受性の変化だろう。

中間部にかなり編成を刈り込んだ部分があったのが今回の発見。

Youtubeはフラッシュモブの「第九」

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2013年11月12日 (火)

若杉弘の幻想交響曲

曇り午前中一時雨、本日12月中旬の寒さ。北日本は一斉に雪の便り。
秋はどこへ行った?

今日は若杉弘指揮の「幻想交響曲」を聴く。

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研秀出版社から出ていた世界のオーケストラ名曲集中の1枚。

このシリーズは全20巻ほどの家庭用名曲集で、近衛の「運命」「田園」「新世界」や渡邉暁雄の「悲愴」、朝比奈隆のバッハやヘンデルなどなかなか凝った内容のラインナップだった。オケは読売日響。

LP末期の80年代に、静岡の中古レコード屋で投げ売りどころかタダの「自由にお持ちくださいコーナー」から持ち帰ったもの。

幻想は10年前の沼響の20回定演で取り上げ、HPに90種類の聴き比べを連載してからの10年間全く聴いていなかった。
http://www.numakyo.org/cgi-bin/fantasy.cgi

この演奏も聴き比べで取り上げていたが、印象は変わらない。

テンポのユレもなく直球勝負の演奏だった。
第5楽章の終結部、「怒りの日」の旋律が再現した直後492小節目でホルンの1番が飛び出している。マルティノン&N響のライヴでも同じ箇所でトロンボーンが飛び出していた。
多少のキズはあるがオケの鳴りも必要にして充分、リズムも冴えた好演。


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沼響のHPの聴き比べコラム「ブラームスの2番を聴く」に、クナッパーツブッシュ指揮ミュンヘンフィルの演奏の感想をアップしました。

http://www.numakyo.org/cgi-bin/bra2.cgi

Youtubeは小沢征爾指揮ボストン響の幻想交響曲、1978年のライヴ

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2013年11月11日 (月)

準メルクルのドビュッシー

今年の秋は短い。
いつもの年は庭で盛大に鳴いている鈴虫、クツワムシその他の秋の虫たちの声を聞かぬままに立冬も過ぎ、巷ではクリスマスソングが聞こえている。
猛暑から厳しい冬の到来。 気候は着実に変わり始めているようだ。

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先日HMVのサイトを覗いていて、安売りの広告に釣られてついつい買ってしまったのがモントゥーとミュンシュのベートーヴェン交響曲全集。

メモリーズのセット物CDで各々5枚組1380円。

内容はパブリックドメインとなったスタジオ録音とライヴの混成セットで、手持ちと盛大にだぶっているものの、ライヴで燃えるミュンシュのベートーヴェンの交響曲全曲を聞いてみたかったのと、モントゥーのコンプリートを目指している自分としては聞いたこともない稀少な演奏も入っているのでダブリを承知で購入。


ついでにNAXOSの準メルクル指揮ドビュッシイーの管弦楽曲全集から第2集から第6集まで。

こちらは既に購入した第1集の「海」その他の演奏が非常に良かった上に、珍しい編曲ものを沢山収録していたからだが、これが大失敗。

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なんと同じHMVのサイトで全集9枚組が3,280円で出ていた。

こちらにはコリン・マシューズ編曲の前奏曲集全曲のオケ編と協奏的作品も入っている。
第1集のダブリを承知でこのセットものを買った方がはるかに廉かった。
がっくり。

Youtubeは準メルクル指揮の「ジークフリート牧歌」

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2013年11月10日 (日)

ガリエラの「ダフニスとクロエ」

朝から低い雨雲が垂れ込める日曜日。雨が降る前に畑に行き柚子を収穫。午後から強い風とまとまった雨。

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今日は先月御茶ノ水ディスクユニオンで購入したイタリアの指揮者、アルチュオ・ガリエラの演奏を聴いていた。


英コロンビアのLPで、「ダフニスとクロエ」第2組曲、「カルメン」第一組曲、「ローマの松」というもの。1955年から57年までの録音で、ちょうどモノラルからステレオに切り替わる時期だがモノラル。オケはフィルハーモニア管弦楽団。

ガリエラはウォルター・レッゲが創設した録音用オケ、フィルハーモニア管のトレーナー的な存在だった。

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協奏曲の伴奏者などに便利に使われ、メジャーにならなった地味な指揮者だが、リパッティ、シュナーベル、ギーゼキングらの録音の名伴奏を聴けば、凄い実力だったことは明白だ。モノラル期に伴奏以外の録音もいくつか残している。

1996年まで生きたが、ステレオ以降の録音は一部の伴奏を除いては見当たらない。

この3曲のうち「ダフニス」が驚異的な名演だった。細部まで神経を張り巡らせた繊細な表情と変幻自在に変化する色彩感。

数多くの名盤に伍して十分に存在感を誇れる演奏だ。
オケも極上で、パントマイムのフルートソロなど見事なものだ。

これがステレオ録音だったならばと惜しまれる。

「カルメン」組曲も格調高き名演。期待していたレスピーギは普通の出来。

Youtubeはグリーグのピアノ協奏曲、ミケランジェリのピアノ、ガリエラの指揮

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2013年11月 9日 (土)

デルモナコ、メトの「オテロ」

久しぶりに何も予定のない週末。
明日は雨らしいので、家の近くの沼津御用邸の松籟の宴2013に家内と行ってみた。
https://www.city.numazu.shizuoka.jp/kankou/event_soon/shourai2013/kyouen.htm

沼津の食材を使用して市内の名店が屋台を出すという。
駐車場が混むのを予想して自転車にしておく。自転車でも所要時間は10分ほどの至近距離。

ちょうど菊花展もやっており観光バスが何台か来ていた。入園料は100円。
勝手知ったる中庭を通り会場の本邸跡地へ。

会場に近づくと笙の音が聞こえてきた。
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御用邸の松の林を屏風に優雅な雅楽の演奏。そして小さな子供たちの浦安の舞を舞っている。

立ちながら聴いているうちに声をかけられた。振り向くとかつての部下で寿退社した女性。

娘が目の前で舞っているのだという。

そのうち自分の娘の小学校時代のクラス担任の先生にも会った。
この雅楽の関係者だった。

驚いたことにこの雅楽の演奏者と舞っている子供たちは、地元の静浦地区の人たちだという。
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静浦地区は小さな漁業集落だが、このような文化が伝承されていたことに驚いた。

続く舞楽「陵王」も本格的なもので格調高く荘重な舞も見事。

S_20131109_114012豪華な装束と竜頭を模した舞楽面は富士浅間神社所有のもの、今年の富士山世界遺産登録で予算がつき購入できたもので非常に高価なものだということも教えていただいた。


舞楽のインパクトが強かったがお目当ての料理もなかなかのもの。


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S_20131109_122958_2沼津の食材を使った名店の屋台は、かの川(和食)の沼津の大中寺周辺の産の大中寺芋を使用した「大中寺芋と天城軍鶏の炊き合わせ」、ふじやまプロシュート

その他・・・1枚300円のチケットを買って交換。行列もできて盛況だった。

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帰宅後の午後は時間の余裕があったのでオペラの全曲を聴いた。

1958年のメトのライヴの「オテロ」全曲をデルモナコ、ウオーレン、ロス・アンヘレスの歌にクレヴァの指揮、伊REPLICAのLP3枚組。

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デルモナコの強烈な個性とウォーレンの張りのある声、アンヘレスの可憐な歌声が楽しめた2時間余り。モノラルながら音は非常に良い。

ウォーレンはこの2年後にメトの舞台で倒れ急逝してしまった。

Youtubeは1959年イタリア歌劇団来日の「オテロ」。デルモナコ、ゴッピという夢の組み合わせが実現した伝説のライヴ

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2013年11月 8日 (金)

本日の練習、第九第3,1楽章

今週月曜の振替休日は午後から夜までオケの練習だった。

昨日は今週2度目のオケの練習。

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いよいよ追い込みで曲は第九の第3、1楽章。会場は文化センター小ホール。
仕事が長引き練習はぎりぎりセーフの滑り込み。
指揮は中橋先生、曲はちょうど第三楽章が始まったばかり。

ウォーミングアップをしようとロビーに行くと合唱団が練習していてアウト。

S_20131107_200807今回の自分は3番ホルン。第三楽章の出番は後半のファンファーレ部分と最後の部分のみ。

前半は全くヒマなので、出来上がったばかりのプログラム原稿の校正などをしていた。

中橋先生の練習は細かな部分までの指導が始まっている。
第九の本番はもう何回もやっているが、今回第一楽章で初めて指摘された箇所があり目からウロコ状態。

そして本日夜は市主催のディスクコンサートの解説。

年末が近いので内容は恒例のベートーヴェンの「第九」とした。

演奏はアバド指揮ベルリンフィルの演奏を使用。
合唱はスウェーデン放送合唱団、エリックエリクソン合唱団。

Uccg50005m01dl_2数ある第九の録音からこの演奏を選んだ理由は何よりも合唱の優秀さから。


録音上の操作はあるとはいえ、ベルリンフィルの強烈なフォルティシモを突き抜けて突き抜けてくる合唱は圧巻だ。

アバドの指揮は透明で見通しの良い響きと速いテンポのスタイリッシュな名演。

解説は合唱団の優秀さとベーレンライター版の比較、そして年末に日本で第九が盛んに演奏されるいろいろな説の紹介など・・・・

解説はちょっとマニアックだったかもしれない。

Youtubeはアバド&ベルリンフィルの第九

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2013年11月 6日 (水)

ドニゼッティのシンフォニア

出口の見えない難問に立ち向かう日々。かつて誰も経験したことのないことばかりなので解決の糸口を掴むまで手さぐり状態。

今日は、明るくノウテンキな曲を聴こうと、ほぼ同年生まれのイタリアの作曲家、ドニゼッティとメルカダンテの作品。

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ドニゼッティの弦楽のためのシンフォニアとメルカダンテのクラリネット協奏曲変ロ長調。


CLAVESから1990年に出ていたCDで、パウル・アンゲラー指揮プフォルスハイム南西ドイツ室内管、クラリネットはトーマス・フリードリー。

「ルチア」「愛の妙薬」で知られるドニゼッティには実は17曲の弦楽四重奏曲とかなりの数のピアノ曲があることはあまり知られていないだろう。

シンフォニアは優しげな開始に続く明るく爽やかな歌と、内省的で控えめなラルゲットが印象深い秘曲。

フルート協奏曲とクラリネット協奏曲で今に名を残すメルカダンテだが、生前は売れっ子のオペラ作曲家として60曲近いオペラを残しているが、今はすっかり忘れられてしまった。

このクラリネット協奏曲は名作。
ジュネーヴ国際コンクールの優勝者フリードリーのクラリネットが非常に良い。

このCDのカップリングはグリーグの「ホルベルアの時代から」とシベリウスの「田園曲」。

とりとめのないようでいて非常に凝った選曲だ。

Youtubeはメルカダンテのフルート協奏曲

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2013年11月 5日 (火)

ルジェーロ・リッチ、二つのスペイン交響曲

気温が下がり、紅葉も見ぬうちに日一日と冬が近づく気配。
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畑の柑橘類がいくつか実をつけ始めた。
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ゆず、みかんにレモン、そして巨大なザボン。
畑作業の手間を省いているうちに、畑が手間のかからない果樹園と化してきている。


今日はイタリア系アメリカのヴァイオリニスト、ルジェロ・リッチの弾くラロのヴァイオリン協奏曲第2番、いわゆるスペイン交響曲を聴く。

リッチがDECCAに残した協奏的なヴァイオリン曲を集めたLP2枚組で、チャイコフスキーやメンデルスゾーン、サラサーテのチゴイネルワイゼンなどが入っている。70年代初頭の廉価盤。
ラロの伴奏はアンセルメ指揮のスイスロマンド管。1959年録音。

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艶やかな美音と技巧で知られたリッチにはぴったりのようなラロの曲だが、この演奏は優等生的で面白みに欠ける演奏だ。アンセルメの伴奏も常識的なもの。

この演奏が常に現役なのが不思議な気がする。

リッチは1977年に米VOXにスペイン交響曲を含むラロの珍しいヴァイオリン作品の録音をいくつか残している。

ヴァイオリン協奏曲第一番の他にロシア交響曲、ノルウェー幻想曲といった柳の下に2番目のドジョウを狙ったような作品を集めている。

こちらも聴いてみた。

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手持ちは他にラロの珍しいピアノ協奏曲などを加えたVOXのLP3枚組。
指揮は独逸の指揮者マティアス・クンチュ指揮のボーフム交響楽団。

こちらの演奏は非常に良い。

天駆けるような自由奔放なリッチのヴァイオリン、煌めくような美音が散乱する見事な演奏だ。

クンチュの伴奏も八方破れ的な荒っぽさが曲想にぴったり合っている。
録音も良い。

Youtubeはマルコヴィチの弾くスペイン交響曲第3楽章

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2013年11月 4日 (月)

本日の練習、タンホイザーと来年の前プロのことなど

巷の三連休は、昨日は仕事で沼津の南端の戸田地区へ行っていた。
早朝からの仕事で帰宅は夜、戸田から見る富士は墨絵のように霞んでいた。頂上には二つの傘雲。

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富士に傘雲がかかると雨という言い伝えのとおり、本日朝から夜まで断続的な雨模様。

昨日の疲れが癒えぬまま今日は午後から夜までオケの練習。

この三日間は慌ただしかったが、気分の切り替えと頭の刺激には良い休みの過ごし方だったこととしよう。

練習は沼津市民文化センター大ホールで夜からは中橋先生。
「タンホイザー」を主に最後は第九の第四楽章。

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ハープが入ったことでだいぶ曲の全容が見えてきた。

まだ完成形から程遠いが、中橋先生曰く「曲の終着点が見えてきた」とのこと。

練習の合間にパートトップが集まる技術委員会。
来年の定演の「巨人」の前プロの方針を決めるといることで出席。

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しばらく練習を休んだりしていて経過を知らなかったのだが、噂で聞いていたモーツァルトのシンフォニー・コンチェルタンテの案はボツになったとのこと。


自分としてはさほどオケの負担にならずにギャラントな雰囲気もあり、良い選曲だと思っていたのだが、いろいろな異論が出たらしい。

決定した時のその場にいなかったので良くわからないが、拒否する理由がいまひとつはっきりしない。なぜ拒否したのかよくわからない。

まさか曲を知らずに否定したとは思いたくないが、否定するならばしっかりとした代案を出してほしいものだ。


結局今日は具体的な案が出ず、先生から曲を推薦していただくということになった。

もう少しオケとしての自主性があっても良いと思うのだが・・・・

自分としては具体的な案はいくつかあったものの、技術委員会のはっきりしない沈滞した雰囲気に提案する気が失せてしまった。

Youtubeはシンフォニーコンチェルタンテ。

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2013年11月 2日 (土)

同窓会

三連休初日は曇り。

昨晩突然中学、高校時代の同級生からFBの友達申請があって驚いた。おそらく10数年以上前の高校の同窓会以来。

彼は大手商社の商社マンとして常に国際舞台の最前線で仕事をしていた。主に中東に駐在し、その活躍ぶりはテレビや日経にも取り上げられていた。

現在はミャンマーに駐在しているという。

そして夜は5年に一度の中学校の同窓会。

10年前は学年半数以上の100名を超える出席だったのだが、回を重ねるうちに数は減り今回は50数名。

前回は4人の恩師の出席があったのだが、この5年のうちにそのうち二人は逝去。一人は体調を崩し今回恩師の出席はなしだった。

とはいえ久しぶりの再会に様々な話題に花が咲く。

同級の中の著名人、山本昌邦も忙しい中を駆けつけてくれた。http://www.masakuni-yamamoto.com/

この年になると話題は健康のことばかり。糖尿、痛風、高血圧に腰痛エトセトラ・・・

自分は明日早くから仕事が入っているので一次会で失礼したが、社交ダンスその他の余興も入り楽しく過ごした二時間余り。

5年後はできるだけ多くの同輩と再会したいもの。

P1010081昼間はハンガリーのピアニスト、ジョルジュ・シャーンドルのプロコフィエフから数曲を聴いていた。

VOX原盤だが手持ちはFSMから出ていたプロコフィエフ・ピアノ作品全集6枚組LPから。

これは史上初のプロコフィエフのピアノ作品全集だった。

ずば抜けた技巧派というわけではないが、味のある歌い回しとカチリとした硬派の音楽がプロコフィエフの曲想には合っていると思う。

Youtubeはプロコフィエフのトッカータ

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2013年11月 1日 (金)

本日の練習、タンホイザー全貌を現す

今日から11月、富士山もうっすら雪を被りしだい冬の近づきを実感。

明日からの三日間は、明日夜が10年ぶりの中学時代の同窓会、明後日は仕事が入り月曜は午後から夜までオケの練習とそれなりの充実ぶり。

昨日はオケの練習だった。

10月は中盤から毎週木曜夜に出張その他仕事が入り、練習を3回休んでしまったので、不安を抱えたままほぼ2週間ぶりの練習。

S_20131031_200932今回は団内指揮者のF君による「タンホイザー」のみで、中橋先生は大ホールでの合唱の指導。


F君の苦心で、「タンホイザー」のあらすじと曲の概要についての団員たちの理解が進んだので、歌なしでも練習が面白くなってきた。
合唱部分をトロンボーンとチューバに置き換えた巡礼の合唱もカッコ良く決まっている。

休憩の合間に大ホールに行き合唱の練習も覗いてみた。

ちょうど二重フーガの前後あたりで合唱としては難所の部分。
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もう少し音程の正確さとヴォリュームが欲しいところだが、真剣な表情で中橋先生の棒に食い下がっていく合唱団の人たちを見ているうちにあまり気にならなくなってきた。

今月末の合唱合わせが楽しみ。

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沼響のHPの聴き比べコラム、チャイコフスキーの5番を聴くに、モントゥー最晩年の北ドイツ放送響とのスタジオ録音の感想をアップしました。

http://www.numakyo.org/cgi-bin/tchai5.cgi

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