若杉弘の幻想交響曲
曇り午前中一時雨、本日12月中旬の寒さ。北日本は一斉に雪の便り。
秋はどこへ行った?
今日は若杉弘指揮の「幻想交響曲」を聴く。
研秀出版社から出ていた世界のオーケストラ名曲集中の1枚。
このシリーズは全20巻ほどの家庭用名曲集で、近衛の「運命」「田園」「新世界」や渡邉暁雄の「悲愴」、朝比奈隆のバッハやヘンデルなどなかなか凝った内容のラインナップだった。オケは読売日響。
LP末期の80年代に、静岡の中古レコード屋で投げ売りどころかタダの「自由にお持ちくださいコーナー」から持ち帰ったもの。
幻想は10年前の沼響の20回定演で取り上げ、HPに90種類の聴き比べを連載してからの10年間全く聴いていなかった。
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この演奏も聴き比べで取り上げていたが、印象は変わらない。
テンポのユレもなく直球勝負の演奏だった。
第5楽章の終結部、「怒りの日」の旋律が再現した直後492小節目でホルンの1番が飛び出している。マルティノン&N響のライヴでも同じ箇所でトロンボーンが飛び出していた。
多少のキズはあるがオケの鳴りも必要にして充分、リズムも冴えた好演。
沼響のHPの聴き比べコラム「ブラームスの2番を聴く」に、クナッパーツブッシュ指揮ミュンヘンフィルの演奏の感想をアップしました。
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Youtubeは小沢征爾指揮ボストン響の幻想交響曲、1978年のライヴ
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