スクロヴァチェフスキーのブルックナー
朝の冷えもなく、良く晴れた一日。
朝ポコの散歩で歩いていると、近所のお年寄り二人が道端で空を見上げていた。
何か?と思い空を見ると蒼い空に鳥が乱舞している。
お年寄りの一人が「タカだよ」と呟いた。
見るとかなりの高空のいつも見慣れたトンビの群れの中に、白く小型の鳥が小さく旋回している。
明らかに猛禽類だ。低空にはカラスの群れ。
どうやらこの時期になると伊豆の山奥からタカが下りてくるらしい。
夕方から関東を震源域とする地震が頻発。
数年の間に巨大地震が連続して発生した150年前の安政地震のことを思い出した。
あの時は我が家の直前まで津波が押し寄せたことが記録や痕跡として残っている。
どうも嫌な予感。
今日は時間がゆっくりと流れた一日。畑作業、片づけその他家の雑事。
こんな日の音楽はブルックナー。
スクロヴァチェフスキー指揮ザールブリュッケン放送響によるARTE NOVAの全集から第9番を聴く。
かつてこのシリーズが千円の国内盤で出回った時に、一枚ずつ集め全集としたもの。
その頃千円のCDは珍しかった。
曖昧さのない明晰なブルックナー。今となってはもう少し汁気が欲しい気がする。
第一楽章でホルンのゲシュトップがずいぶんと聞こえたが、楽譜の指定がそうなっているのだろうか。
Youtubeはブルックナーの交響曲第9番、ヴァント指揮ベルリンフィル
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