« ディーン・ディクソンのシューベルト | トップページ | 本日の練習、いよいよマーラー「巨人」 »

2013年12月11日 (水)

オッテルローのサン・サーンス

風も少なく穏やかな一日。気温は下がってきた。

今日はオランダの指揮者オッテルローのサン・サーンス。
蘭エピックのモノラルLPで交響曲第3番。

S_20131207_221808
この演奏はオッテルローboxセット7枚組CDに含まれているが、このセットは格安であるものの手持ちのLPと盛大にダブってしまうので購入を控えている。

CD化されたものにはブルックナーの第7番など貴重なものもあったのだが、LP時にカップリングされていた序曲はCD化されていないようだ。

このサン・サーンスは幻想交響曲の名演を彷彿させる硬質で突進的なオッテルローの芸風が良い方向に出た演奏だ。

第2楽章終盤のクライマックスでヴァイオリン群のシュワシュワした普通聴かれない内声部が深い所から湧き上がってくるのが面白い。

そしてもう一枚はイタリアの大指揮者デ・サーバタ指揮ローマ聖チェチーリア音楽院管によるレスピーキ、ドビュッシーとヴェルディとヴォルフ・フェラーリのオペラ序曲と間奏曲を集めたもの。

S_20131208_213048
こちらは東芝EMIから出ていた千円盤、コレクターズソサエティシリーズ中の一枚。

70年代初めに各社から盛んに出ていたクラシックレコードの千円盤はこの頃成熟期となり、特にこのシリーズはアンゲルブレシュトやデ・サーバタ、デ・ヴィトー、チェリビダッケ、カンテルリらのモノラル期の渋いメンバーを集めたシリーズだった。
既にCDでは所蔵済だったがついついこのレーベルに釣られて購入。

この中では世界初録音となったドビュッシーの「遊戯」が驚異的な名演。
音の一粒一粒に輝きが有り、それらが有機的に集合し一つの方向に流れている。

ヴェルディの歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲の劇的にして強靭なカンタービレも感銘深い。

Youtubeはパリ、ノートルダムでのサンサーンス 、J.C.カサドシュ指揮リールフィル

|

« ディーン・ディクソンのシューベルト | トップページ | 本日の練習、いよいよマーラー「巨人」 »

音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

サバタは本当に凄い指揮者ですね。残された録音全て驚異的なものです。昨日シベリウスの一番を聴きました。最強音の後を、あっさり減衰させずに、グーンと粘るんです。指揮姿は阿修羅のようだったようですが、映像がないのが残念です。

投稿: サンセバスチャン | 2013年12月13日 (金) 16時57分

サバタはもう少し良い状態の録音を残してほしかったと思います。

シベリウスも良いですね。

映像は断片ながら残っていて、1957年のトスカニーニ追悼コンサートで「エロイカ」の第2楽章をスカラ座で振る後ろ姿がトスカニーニのドキュメンタリー番組の中で紹介されていました。

手足の長い阿修羅像のような指揮ぶりでした。

あとはモーツァルト没後150年の1941年のモーツァルトのレクイエムのライヴ映像もあってこちらはYoutubeで見ることができます。
「エロイカ」とはだいぶ異なる趣での指揮です。
http://www.youtube.com/watch?v=h5FEn0lJWRI

投稿: 山本晴望 | 2013年12月14日 (土) 18時04分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ディーン・ディクソンのシューベルト | トップページ | 本日の練習、いよいよマーラー「巨人」 »