メンデルスゾーンのパートソング集
年末年始あけの三連休二日目の日曜も天気が良い。
今朝愛犬ポコの散歩途中、「沼津アルプスの入り口はどこですか」と東京から来たという登山姿の女子大生二人に呼び止められた。
ちょうど自宅の裏山なので、ついでに途中まで一緒に登ってみた。
山の中腹からは遠くに大瀬崎、穏やかな海と牛臥山、沼津港の展望水門「びゅうお」も良く見えた。なんとなく爽やかな一日の始まり。
昨日は、函南の桑原地区に2012年オープンした「かんなみ仏の里美術館」に行ってきた。 そこには 地元の人たちが戦乱や廃仏毀釈から大切に守り続けていた、平安時代からの仏像の数々。
北条時政の長男北条宗時の慰霊のために作られた運慶快慶の兄弟弟子にして、国内に4体しか確認されてない実慶作の国重要文化財の「阿弥陀如来像」や、12体全て揃った平安時代からの十二神将像などなど。
状態も非常に良く、このような山奥に貴重な仏像群が散逸せずに保存されていたことが奇跡的だ。
http://
小規模でありながら高い水準の展示に格調の高さが感じられ、洗練された美しい庭園と建物の都会的な美術館。
ボランティアの方の解説もわかりやすいもの。
館長さんからも直接お話しを聞くこともできた。
実慶作の「阿弥陀如来像」は、江戸時代の改修時に顔に手が加えられてしまい、「オリジナルのままだったならば国宝に指定されたのに」としきりに残念がられていた。
その江戸期の改修時には、像の胎内から実慶のサインが書かれた札が見つかっている。
この札の「実」の字にしんにょうを加えて「運」の字に見せようとした痕跡が有り、長らく運慶の作と信じていた当時の人たちの無邪気な加筆に思わず苦笑い。
美術館の後は、これらの仏像が安置されていた長源寺の「薬師堂」に行ってみた。
時は4時を回り夕日が大きく傾き空気もしだいに冷えてきた。
薬師堂の内部には主を失った厨司が三つほど置かれていたが、ちょうど薬師堂の開け放たれた正面から「かんなみ仏の里美術館」の建物がよく見えた。
まさに手を伸ばせば届きそうな指呼の距離。
そこまで計算されて建築されていたとは・・・・
そうこうしているうちに夕食時になりお腹が空いてきた。
そこで帰宅途中に目に入った牛丼の吉野家に入り、先月出たばかりだという「牛すき鍋膳」をたのんでみた。
生卵もちゃんと付いているし鍋にはうどんも入っていた。
豆腐は焼き豆腐ではなく「しらたき」も入っていないが大盛りで680円。
この値段ですき焼きならばよしとしよう。
そして吉野家のすぐ横にはBooK offがあった。
食後にお店に入り、書架をざっと眺めた後に500円以下本日半額コーナーで救出したのは、独逸CPOから出ていたメンデルスゾーンの無伴奏男声合唱曲集とモーツァルトのピアノ協奏曲第11番から13番までの3曲のピアノ五重奏編曲版の2枚。
メンデルスゾーンは男声6人のグループ「ジングフォニカー」が未出版を含む23作品を歌っている。
一方のモーツァルトはイギリス室内管弦楽団の4人とピアノはフランツというものでASV原盤の日本クラウンから発売されたもの。
Youtubeはメンデルスゾーンのオラトリオ「エリア」から壮麗な終曲
| 固定リンク
「音盤購入記録」カテゴリの記事
- 今年最後のオケの練習、そして本当に最後の音盤購入(2022.12.19)
- 「ロマン派の変貌、ライネッケからニールセンへ」ヴラドコヴィッチのライネッケほか(2022.12.13)
- 今年最後の音盤購入?(2022.12.11)
- ラ・クアルティーナの「アダージョ」(2022.09.27)
- CDをいただきました。トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン2002(2022.09.13)
コメント