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2014年2月10日 (月)

チャベスのメキシコの音楽

休みの合間の月曜日の今朝は雨。土曜日に積もった雪はこれでほぼ消えた。

ソチオリンピック開会式は、ボロディン、チャイコフスキー、ストラヴィンスキー、・・・ロシアの作曲家の層の厚さをと合唱団の底力を実感。
聖火台点火の「火の鳥」ははまりすぎの感もあったけれど、点火のタイミングと音楽のシンクロが絶妙で楽しめました。

交響曲第1番「HIROSHIMA」は2年ほど前に、このブログに是非聴いてくださいとのコメントをいただいたが、正直なところ興味が湧かなくてそのままだった。

ただ、昨年放送されたNHKスペシャルは見ていた。

テレビのスピーカーに触れただけで音程が判るとか、おかしな場面もあったけれども、米「TIME」紙で紹介され、しかも著名な音楽家二人が絶賛したりしていたNHKの番組だったので、本人が書いていないとはとても思わなかった。

「へぇー、 独学であそこまで作曲が出来るのかぁ」と感心したりしていた。
だが番組を見て紹介されていた曲を、CDを買ってまで聴く気にはならなかった。

録画してあったので再び見直し見たけれど、事実を知った今見ていると、いろいろなアホらしい理屈づけと、佐村河内某のあまりの白々しい演技に非常に不快になってきた。

直接取材で本人に接触していた人たちは、どこか胡散臭いとは思わなかったのだろうか?

ヴァイオリニストを目指す義手の少女ら、虚構だった本人にまつわる様々なエピソードとその音楽に共感した人々や、聴覚に障害持つ人々をも愚弄する卑劣な行為。

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帰宅後聴いたのはチャベスの自作自演集。米DECCAのLPでオケはメキシコ交響楽団と合唱団というもの。

曲は、代表作シンフォニア・インディアに「Obertura Republicana」「Corrido de "El Sol"」にチャベスの弟子のモンカーヨの幻想曲「ウアパンゴ」というもの。

予想通りとはいえ、チャカポチャカポコの民族色豊かな原色カラー総天然色的演奏。
演奏はかなりオソマツだがオラがお国の音楽という熱気は心地よい。

Youtubeはチャベスの「 Obertura Republicana」メキシコ響の演奏。

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