クリップスのハイドン
大雪の影響で関東圏の一部では生鮮食料品をはじめの物不足が続いているという。
昨日埼玉に帰った上の娘の話では、スーパーに野菜類が何もなかったとのこと。
わが家では野菜は自給自足。
コンビニに行くとパンの入荷が遅れているくらいで、近所の商店関係ではさほどの影響はないようだ。今週は仕事上の大きな山場の週。金曜日まで厳しい日々が続く。
帰宅後はチモフェーエワの弾くハイドンのピアノソナタから最後の番号の第52番と、断片部分しか残されていない数曲を聞いたりしていた。
粒立ちのはっきりした音の楷書風のきちりとした演奏はハイドンにふさわしい。
そしてハイドンでもう一曲。
ウィーンの指揮者ヨゼフ・クリップスがロイヤルフィルを振った交響曲第104番「ロンドン」。
リーダーズダイジェストへの録音で、レイボヴィッツ指揮のモーツァルトの「ジュピター」にクリップスの指揮で「ハフナー」とハイドンの「ロンドン」がカップリングされたcheskyから出ていたCD.
この中のハイドンは、RCAのLPでも所蔵済。
大きな編成でたっぷりとした恰幅の良いハイドン。
スピード感も有り、同じクリップスの「驚愕」で聴かれたウィーン風の典雅さよりも壮大さを感じさせるものだ。
クリップスはジョン・カルショーの著書を読んで他人の不幸を喜ぶ嫌な奴だったということが判ったものの、演奏はよいものを残している。
Youtubeは「のだめカンタービレ」からハイドンの「ロンドン」
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- ベルティーニのドビュッシー、「放蕩息子」と「選ばれし乙女」のことなど(2025.03.09)
- キリル・コンドラシンのチャイコフスキー、組曲第3番(2025.03.07)
- 駒形克己の「Little tree」、そしてプレヴィンのプロコフィエフのことなど(2025.03.04)
- ジュリーニ~ザ・シカゴ・イヤーズ(2025.03.02)
- ワルター・ホーリーのテレマン、トランペット協奏曲(2025.02.26)
コメント