ヤナーチェクカルテットのハイドン
昨日の春の嵐も過ぎ去り爽やかな一日。仕事場からの富士山もよく見えた。
本日はほとんど残務整理。午前中、今の部署の最後の大きな仕事で立ち会った行政書士が偶然高校の同級生だった。
午後は休みを取り、娘を連れてお世話になった隣町にある大学の先生の所へご挨拶。
まるで一つの楽器のように響く緻密なアンサンブル。
演奏が優れている分、「セレナード」とハイドンの真作2曲との音楽性の差が露わになっている。
Youtubeはハイドンの弦楽四重奏曲第76番「五度」
昨日の春の嵐も過ぎ去り爽やかな一日。仕事場からの富士山もよく見えた。
昨晩からの雨は午後に春の嵐となってしまった。
週末休み。
年度末。
曇り午後から雨。異動が決まり本日、午前中は後任者への引き継ぎで午後は移動先の引き継ぎの一日。
暖かな春の一日。今日は上の娘の卒業式。
朝早く起き馴染みの写真屋さんに行き記念撮影の後、娘と家内は東京へ。
自分は休みをいただき、環境が変わる来週に備えて気分をリセットの一日。
春一番が吹き荒れた先週の火曜日、静岡出張ついでに静岡市立美術館で開催中の」「シャガール展」に行ってみた。
パリオペラ座の天井壁画の習作、彫刻、壺その他のシャガールの驚くほど精力的な作品群の数々。
目に入るのはシャガール独特の鮮やかな青。
オペラやバレエ関係の舞台美術の展示が多いのも嬉しい。
メトの「魔笛」、パリオペラ座の「ダフニスとクロエ」に「火の鳥」、ダフニスでは舞台衣装も展示されていた。
会場に密かに流れていたのはラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」。
音の聞こえる方向に歩いてみると、場内のシアターには壁面いっぱいの大スクリーンと天井を使ってシャガールの紹介ビデオが流れている。
席に座るとパリオペラ座の客席にいるかのような錯覚に陥るほど。
最初に流れているバックの音楽はラヴェルの「マ・メール・ロア」から終曲の「妖精の園」。
それが実に感動的に流れている。
続いて「亡き王女のためのパヴァーヌ」先ほど展示会場に漏れていたのはこの音楽だったのだ。
最後に出たクレジットは「マ・メール・ロア」がアンセルメ指揮のスイスロマンド管、「パヴァーヌ」がバレンボイム指揮のパリ管というもの。
センスの良い展示と音楽にすっかりシャガールの作品に酔いしれる。
我が家の音楽部屋にはシャガールの絵の複製を飾ってある。(複製です)
帰宅後音楽部屋のシャガールの絵を眺めながら聴いたのは、アンセルメ指揮の「マ・メール・ロア」。
手持ちはキングレコードが出していた国産LPだが、音が明瞭であるものの高音が多少キツイのはカッテッィングの原因だろうか。
シアターで聴いたしっとりとした音とはずいぶんと違っていた。
沼響のHPの聴き比べコラム「巨人を聴く」に録音史をアップしました。
Youtubeはアルゲリッチとブニアティシヴィリのピアノで「マ・メール・ロア」
春一番が吹き荒れた後のお彼岸は春そのものの暖かで穏やかな三連休。
庭の片隅にはフキノトウ。
異動も決まりノンビリ過ごしたいところだが、金曜から大学を卒業する上の娘の引っ越しのため家内と埼玉に行っていた。
金曜の朝9時過ぎに家を出て東名に乗り御殿場、河口湖から中央道経由圏央道のいつもの道のりは渋滞もなく順調なドライヴ。
途中談合坂SAで昼食の後到着は13時過ぎ。
引っ越しの日取りはかなり前から決めてあったので、ほぼ荷造りは終わっているだろうと思いつつ娘の部屋に入ると全くの手付かず状態。
唖然として家内と顔を見合す。結局深夜まで段ボール詰めにかかってしまった。
音大生専用マンションなので、あちらこちらからピアノの練習の音が聞こえてくる。
翌土曜は引っ越しの赤帽さんが予定の8時きっかりに到着。
多少年配の人の良さげな話好きの屈強な男性。娘の部屋はエレベーターなしの4階、最も重いピアノは管理人さんのご主人も入れて4人で階段を降ろす。これはキツかった。
軽トラックの荷台に、複雑なパズルの如くピアノや自転車を含めた全ての荷物を効率よくつめていく赤帽さんの手際の良さに感嘆。
聞いたら九州熊本から北海道登別までこの軽トラックで運んだことがありますとのこと。さすがにプロ。
そして4年間お世話になった管理人さんに挨拶と記念撮影を済ませ、娘を乗せて出発。
中央道からはさらに雄大な富士のお山。
途中下りの談合坂SAで3人で食事の後、家に到着すると一足早く到着していた赤帽さんがピアノ以外の荷物を降ろし終わり自分の到着を待っていた。
そして手伝いを頼んでおいた弟とピアノを降ろし、音楽部屋に設置してようやく終了。
そして今日は娘に部屋を明け渡すために自分の荷物の片づけで一日が終わる。
埼玉までの往復の車中では、イタリアの指揮者リコ・サッカーニがブタペストフィルを振ったライヴ録音のセット物CD22枚組。
この中からマーラーの交響曲第3番と巨人」、シベ2、ローマ三部作、惑星、オケコンなどを聴きながら車を飛ばしていた。
いずれもライヴながら演奏の水準が高い好演揃い。
曲の最後の音を長く引き伸ばす独特の癖はあるものの、オケを豊かに歌わせながら開放的に鳴らしていくサッカーニの手腕はなかなかのもの。
特にブタペストフィルが初演をおこなった「巨人」は熱の入った演奏で楽しめた。
Youtubeはサッカーニ指揮読響の「ローマの松」
今日は朝から雨。
昨晩は現在の部門長を交えた有志の慰労会。
場所は沼津駅近くの洒落たフレンチレストラン「アイアイ」
会の開催はだいぶ前から決まっていたものの、人事異動で部門長を含む半数近くが異動となりち
ょっとした送別会の趣となった。
本日、残務整理にお世話になった団体への挨拶やら次期ポジションへの引き継ぎやらで一日が暮れていく。
3月も半ばを過ぎ、本日春一番。その風雨の強い中を静岡出張。
昨日人事異動の内示があり職場内は落ち着かぬ雰囲気。
自分は既に先週言い渡され異動が確定しているものの、次期新体制の構築までは自分の責任。
日曜は娘が出演する「21世紀の吹奏楽、饗宴」で東京に行ってきた。
感想が長文になりそうなので明日以降日をあらためて書くことにします。
そして昨日は定例ボエームの会。
今回も前回と同じくオリジナルの4人に和美ちゃんミミの計5名。
今回は先月予定されていた金華豚。
先月は当日の大雪で金華豚が入手難となり急遽あんこう鍋となっていた。
まずは前菜は鰹とサバをメインとした新鮮なお刺身の盛り合わせ。
そろそろ脂が乗りはじめた鰹と身の引き締まったマサバの刺身が実に美味。
いつもながら厳選された食材、春の魚、鰆(さわら)の焼きものが心憎いばかりの気配り。
お酒はご主人自らが富士錦の蔵開きに並んで入手したという
蔵出し新酒から始まる。
持参のお酒は銘酒「越の寒梅」(別撰)を筆頭に「越後梅」「吉野川」の越後勢に加えて越中富山の「名水の蔵」特別純米に薩摩の焼酎「メローコズル」の完璧な布陣。
とはいえとても5人では飲みきれません。
特大茶わん蒸しも超美味。
そしてメインの金華豚のロースカツの登場。
これは塩で食するのがポイント。白く光った脂が甘さを感じさせるほど。
食べても全くもたれないのが匠の技。
時事ネタ、世間ネタ、音楽ネタで会話は盛り上がり楽しき夜は過ぎていく。
最後はさっぱり蕎麦で〆ました。
怒涛の一週間が過ぎて本日土曜の休みは良く晴れた。
ちょいと寝坊、床屋に行きさっぱりしたあとハードオフなんぞを覗いていたら、カートリッジで有名なELACのアナログレコードプレーヤが置いてあった。
厚みのある頑丈そうな造りでかなりの年代物。
どんな音がするんだろうか?
木曜のオケの練習は上の娘と出ることが出来た。
場所は沼津市民文化センター地下のリハーサル室。途中強烈な低気圧の接近で風雨が強く、トレーナーの下田先生はメガネを飛ばされレンズが欠けてしまうほど。
個々のプレーヤーの音は出ているのだが、合奏としてのまとまりはまだまだの感有り。
トランペット、トロンボーンが少なかった(各1本)ので、ホルンVS木管群の練習になってしまいどうもバランスがとりにくい。
響きがデッドな部屋も影響しているのかもしれない。
昨日、夕方になって組織トップを含む上層部からの呼び出しが有り、突然の異動の通告。
ある程度の予想はしていたのだが、最近異動のサイクルが短くなってきた。
今の部署は2年、前の部署は1年だった。
かつて経験したことのない部署だけに4月からまた一年生。
昨日はプッチーニの「ラ・ボエーム」のDVDを観ていた。
1988年、サンフランシスコ歌劇場の記録、フレーニのミミ、パヴァロッティのロドルフォにキリコやギャウロウという豪華な布陣。
フレーニとパヴァロッティは50代だしギャウロフもそれなりの年なのでしっとりと落ち着いた雰囲気に仕上がっている。
3幕のミミとロドルフォの二重唱はさすがに泣ける。
この二人は幼馴染で同じ乳母に育てられたのだそうだ。
ギャウロフの重厚な存在感は放浪の青年芸術家とはほど遠いが、4幕でカドリールを踊る部分の身軽さには驚いた。
Youtubeはそのサンフランシスコ歌劇場の「ラ・ボエーム」
日一日と春は深まり花粉症によりマスクを手放せない日々。
昨日の審議は夜遅くまでかかり結局時間切れで今日まで持越し。
火曜で山を越え水曜は多少の余裕が出ると読んだ自分の目論見は外れ午前中まで緊迫が続く。昼からはその余波で虚脱状態。
仙台に行ってきた姪が、東日本大震災で工場が被害を受けた石巻市の丸ほ保原商店の「あぶり焼きかき」土産に買ってきてくれた。
ビールのつまみに最高。
帰宅は定時、今日はチャイコフスキーの2つのピアノ協奏曲を聴く。
有名な第一番をチェルカスキーのピアノ、レオポルド・ルードウィヒ指揮ベルリンフィルのヘリオドールの国内盤LP.これはモノラルを疑似ステレオ化したもの。 チェルカスキーはこの録音のあとに、第二番を指揮者をリヒャルト・クラウスに変えて録音している。
そしてもう一枚はブラジル生まれのロベルト・シドンの弾くピアノ協奏曲第2番。
ジョセヴォビッツ指揮のモンテカルロ国立歌劇場管弦楽団。
コンサートホールから出ていたLPで、指揮のジョセヴォビッツはコンサートホールレーベルのプロデユーサーだったはず。
両者とも技巧派のピアニスト。
第一番はルードウィヒ&ベルリンフィルの鋼のようなドスの効いた伴奏に、チェルカスキー独特の色気漂うピアノが絡みながら展開していくユニークにして非常に聴きごたえのあるもの。
第二番のシドンも余裕の技巧でバリバリと引きまくる堂々たる名演奏。
この演奏を聴くとシドンの演奏をもっと聴きたくなってきた。
なおこの演奏はシロティの改版ではなく原典版を使用。
伴奏も健闘、ヴァイオリンとチェロのための協奏曲のような第二楽章のソロもそつのない出来。
スクリャービンのピアノ曲で良い仕事を残していたシドンだが、いつのまにか名を聞かなくなってしまった。
ネットで拾ったお弟子さんのコメントによると本番が辛い人だったようだ。
それにしても第二番、いつ聞いても前の二つの楽章の長大さに比べ第三楽章の弱さが気になる。チャイコフスキーの弟子シロティがかなりのカットをおこなったのもわかるような気がする。
このアンバランスさがメジャーな曲になりきれない理由なのだろうな。
Youtubeはシドンの弾くスクリヤービンのピアノソナタ第10番
)
新たな週の始まりは、仕事上では今年度最後を飾る大きな山場のある強烈な週。
本日の審議は予想より長引き今後の行く末に暗雲の漂う一日。
ピークは明日の予感。
こんな日は重い曲は避けてセシル・シャミナードのピアノ曲集。
Perter Jacobsの弾くシャミナードピアノ曲全集第一巻。
シャコンヌほか19曲を収録。イギリスのHeliosから出ているCD.
このピアノ曲集は第3集まで出ているようだ。
この中の「オンディーヌ」を娘が子どもの頃発表会で弾くことになり、ようやく探し出した音源。
19世紀フランスの女流作曲家シャミナードは、今では愛らしい「フルートのためのコンチェルティーノ」が演奏されるくらいだが、生前はサロン風のピアノ曲で世界的に有名だった人だ。
自作自演の録音も出ている。
風貌そのもののお金持ちのご令嬢。
隣人のビゼーの紹介で、パリ音楽院の先生たちに個人レッスンを受けたりといった恵まれた境遇な中で200曲におよぶピアノ曲や歌曲、大規模な舞台作品に至る膨大な作品がある。
ピアノ曲の大部分は5分以内のピアノ初級者でも弾けるような曲。
いわゆる著名ピアニストの音源は皆無。
Youtubeで探しても素人さんの映像ばかりといった状態だ。
この曲集のタイトルは、シャコンヌやスケルツォの他、「秋」「惜別」「夜の釣り人」など。なんとなくロマンティックな風情が感ぜられるもの。
この中ではやはり素朴で美しく純なメロディー「オンディーヌ」がお気に入り。
Jacobsの演奏は多少色を付け過ぎるように感じるけれども、他に良い音源がないので仕方がない。
Youtubeはシャミナードの「オンディーヌ」
良く晴れた日曜、近所の河津桜も満開でもはや春の気分。
いよいよ花粉症の気配も出始めている。
今日は午前中に母を連れ、甥の大学入学祝いを届けに行く。
ちょうど昼時だったので、甥お気に入りの長泉町のラーメン屋「英鶴」へ弟夫婦と行くことにした。
お店は家内の実家の近く、比較的広い店内にお客は8割ほど。店主ご夫婦と美しい娘さんらしき方3人で切り盛りしている。
自分は和風蟹ラーメンに餃子をたのんでみた。魚系出汁の上品で飽きない味が店の雰囲気と合っている感じ。
曲は「映像」全曲に「聖セバスチアンの殉教」交響的断章。ロンドン響を振ったフィリップスから出ていた国内盤LP.
厳しささえ感じられる曖昧さのない純音楽的な名演。澱みのない流れの中に仄かな色気が漂う全てを知り尽くした巨匠の芸。
そしてもう一枚はウィーンの音楽家たちによる、ハッセ、テレマン、ビヴァルディのフルート協奏曲集。
こちらも70年代の廉価盤LPで、ティチクが出していたバロック名曲コレクションシリーズの一枚。
フルートはウィーン響の首席奏者だったワナウゼクのフルートに、クルト・ラップ指揮のウィーン響のメンバーによるもの。
穏やかでのんびりとした風情が初春の休日に聴くのにふさわしい。
ワナウゼクのフルートも暖かい
沼響のHPの聴き比べコラム「巨人を聴く」に第6回「マーラーの弟子たち」をアップしました。
Youtubeはドビュッシーの「イベリア」、ミュンシュの指揮
昨日は小雪まじりの朝だったが今日は良く晴れた。
朝、沼津港に寄り道しながら来週の準備のために出勤。
昼時は関東圏からの観光客でにぎわう飲食街もまだ仕込みの状態で人は閑散としている。
富士は雲に隠れて見えない。2時過ぎに退社。
最近ジントニックに凝っていて、ジンにトニックウォーター、そして畑で採れたレモンを絞っていただいている。
実はレモンよりもゆずの方が美味なのだが、畑のゆずは終わってしまったのでしばらくレモンの日が続く。
帰宅後ロシアの指揮者、コンスタンチン・イワーノフの「ペトルーシュカ」を聴いていた。
新世界レコードから出ていたLPでロシアメロディア原盤。
オケはソビエト国立交響楽団
昨日の雨は夜には上がり本日快晴。
朝は冷え、車のフロントガラスには薄く氷が張っていた。
今日も続けてフランスの指揮者セルジュ・ボドの録音。チェコフィルを振ったフランス音楽集。
チェコ・スプラフォン原盤の日本コロンビアのLPで、70年代後半に出た「正統を伝える10人の指揮者たち」シリーズ第2弾のLP.
このシリーズは当時日本コロンビアが保有していたオイロディスクやスプラフォンの音源を中心に、コンヴィチュニーやスイトナー、ケンペ、ザンデルリンク、フルネなどが出ていた。
このLPの曲は「牧神の午後への前奏曲」「パシフィック231」「ボレロ」「ラ・ヴァルス」というもの。
1964,65年のボド壮年期の録音。
この中の「ボレロ」はリヨン管との録音と重複している。
「ボレロ」から聴いてみた。
リヨン管との再録音と比べるとずいぶんと遅いテンポ。
冒頭のヴィヴラートたっぷりのフルートソロからして濃厚な味わい。
テンポを揺らしながら最後のクライマックスに持っていくところなどなかなかのものだ。
リヨン管の実力はチェコフィルの魅力には到底及ばない。高校生と大人ぐらいの差が有る。
ボドが得意としたオネゲルも力の入った名演。
Youtubeはオネゲルの「パシフィック231」、マルク・アンドレーエの指揮
今日は朝から雨。昨晩外部の関係団体の重鎮が集まる総会に引き続き宴席があり帰宅は10時過ぎ。週の半ばにして草臥れ状態。
世の中は内患外憂、国内外に難題山積、実体不明のアベノミクス効果の恩恵は自分の周辺には全くなく消費税8パーセントへの不安が広がるばかり。
今日も引き続きボド&リヨン管でラヴェルの演奏。
「ペレアスとメリザンド」と同じ時期の1978年録音、ARABELLA原盤の日本ビクターのLP。
曲は「ダフニスとクロエ」第2組曲、ボレロ、亡き王女のためのパヴァーヌ、道化師の朝の歌の4曲を収録。
このコンビの魅力を世に問うた初のアルバム。
上品で柔らかで竹林の中に佇む古い和風建築のような演奏。
アンサンブルの緻密さよりも響きの美しさと雰囲気の良さで聴かせる演奏だ。
ダフニスの夜明けの部分など理想的な音色で始まる。
Youtubeはクリュイタンス指揮の「ダフニスとクロエ」
3月に入り体感温度よりも春の暖かさを実感する日々。本日曇天。
帰省していた娘二人は雛祭りを前に帰ってしまった。家にはひな人形がぽつり。
今週からは来週にかけて今年度の〆となる重要な週、夜には仕事関係の宴席も有り、気が重い一週間。
昨日の日曜は一日雨。わずかな晴れの合間に親戚が畑の夏みかんを採りに来た。
毎年自家製のマーマーレードを作ってくれている
そして自分の出た高校の後輩となる甥が高校卒業と大学合格の報告にやってきた。
本人は京都に住みたいというので、受験した大学は私学、国立とも京都の大学。
学業優秀、生徒会長をやっている甥は受験した私学は全て合格だったとのこと。
国立の発表はまだだが浪人するつもりはないので4月から大学生。
クラシック音楽の老舗サイト、林さんのHPにボド指揮リヨン管によるドビュッシーの歌劇「ペレアスとメリザンド」の演奏が紹介されているのを読んで、久々に聴きたくなった。
手持ちはArabella原盤の日本ビクターのLP3枚組。
ボド&リヨン管の演奏をFMで初めて聴いたのは大学の頃。
その時聴いた「ダフニスとクロエ」の柔らかで品格のある演奏が非常に気に入り、その頃廉価盤オンリーだった自分が、無理して発売されたばかりのレギュラー盤を買い求めたのも懐かしい思い出だ。
その後1982年にボドがN響に来演した時にNHKホールまで聴きに行ったが、
オケの機能はN響の方が上だったけれどリヨン管の演奏で聴かれたフランスの馥郁とした香りが感じられずがっかりとした記憶は今でも鮮明。
この「ペレアス」もラヴェルと同じころの1978年録音で、CDが出てきてLPが値崩れした時に中古LPを格安で入手したもの。
オールフランスキャストによるしっかりとした演奏で、声と器楽が一体となった品のあるふんわりとした響きが部屋の中に漂う。
こぢんまりとまとまった家庭的な雰囲気の録音風景の写真そのままの、暖かさが自然と伝わってくる演奏だ。
録音は各細部を明確に拾うのではなく、演奏の雰囲気そのままにバランス良く全体を捉えたもので聞き疲れのない心地の良いもの。
ボドは同じフランス系の長老格の指揮者としてプレートルと並ぶ存在だが、最近の情報が入って来ない。
沼響のHPの聴き比べコラム「巨人を聴く」に、マーラーの交響曲の概容と、巨人と歌曲集「さすらう若人の歌」との関係をアップしました。
曇り夕方から雨。4月並みの気温だった昨日ほどではないが今日も暖か。
上の娘を駅まで送った帰りに沼津で半世紀以上の老舗パン屋桃屋によって、パンと団子を購う。
買ったのはカツサンドのソースと甘いたれにメンチカツサンドの甘いたれ。自分の高校時代から続く懐かしい味のパンが人気で、昼までにほとんど売り切れてしまう。
家内工業的なこのお店は長い間おばちゃん一人で切り盛りしていたが、最近息子さん夫婦らしき人達が手伝っている。
長くこの味を伝承して欲しいもの。
その後ブックオフに立ち寄り帰宅後は畑のレモンと夏みかんを採ったりしていた。
レモンの木は鋭い棘に覆われていて、なかなか実っている中心部まで辿りつけない。トゲで手は傷だらけでジャンパーも穴だらけ。
音楽は1980年に放送されたテレビ番組「COSMOS]のサウンドトラックLP.
この番組はアメリカで製作された宇宙をテーマにしたドキュメンタリー番組。
監修者のカール・セーガンのわかりやすい解説と、今でも通用する映像効果で当時大評判になった番組だ。
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