シャミナードのピアノ曲集
新たな週の始まりは、仕事上では今年度最後を飾る大きな山場のある強烈な週。
本日の審議は予想より長引き今後の行く末に暗雲の漂う一日。
ピークは明日の予感。
こんな日は重い曲は避けてセシル・シャミナードのピアノ曲集。
Perter Jacobsの弾くシャミナードピアノ曲全集第一巻。
シャコンヌほか19曲を収録。イギリスのHeliosから出ているCD.
このピアノ曲集は第3集まで出ているようだ。
この中の「オンディーヌ」を娘が子どもの頃発表会で弾くことになり、ようやく探し出した音源。
19世紀フランスの女流作曲家シャミナードは、今では愛らしい「フルートのためのコンチェルティーノ」が演奏されるくらいだが、生前はサロン風のピアノ曲で世界的に有名だった人だ。
自作自演の録音も出ている。
風貌そのもののお金持ちのご令嬢。
隣人のビゼーの紹介で、パリ音楽院の先生たちに個人レッスンを受けたりといった恵まれた境遇な中で200曲におよぶピアノ曲や歌曲、大規模な舞台作品に至る膨大な作品がある。
ピアノ曲の大部分は5分以内のピアノ初級者でも弾けるような曲。
いわゆる著名ピアニストの音源は皆無。
Youtubeで探しても素人さんの映像ばかりといった状態だ。
この曲集のタイトルは、シャコンヌやスケルツォの他、「秋」「惜別」「夜の釣り人」など。なんとなくロマンティックな風情が感ぜられるもの。
この中ではやはり素朴で美しく純なメロディー「オンディーヌ」がお気に入り。
Jacobsの演奏は多少色を付け過ぎるように感じるけれども、他に良い音源がないので仕方がない。
Youtubeはシャミナードの「オンディーヌ」
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