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2014年4月 6日 (日)

海瀬京子、音楽の贈り物

晴れ一時雷雨。4月最初の日曜日。
冷たい空気が上空に侵入し気温が下がってきた。大気が不安定となり午後に強い風と雷雨。

昨日は家内と上の娘とで午前中に御殿場時之栖に行っていた。

初めて通る伊豆縦貫道は快適。
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途中で見かけた富岳会前の桜があまりにも見事なので、車を止めて眺めていた。
沼津は満開だが標高の高い御殿場は八分咲き。

そして夜はベルリンから一時帰国している伊豆の国市出身のピアニスト、海瀬京子さんのリサイタル。

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場所は伊豆長岡のアクシスかつらぎ。
ホールに向かう道は空いていた。こちらも伊豆縦貫道開通の影響なのだろうか。

後援会の人たちが大半なので会場にはアットホームな雰囲気が漂う。

伊豆の国市の市長さんも来ていた。
開演前に京子さんの師にして娘たちも教わったピアノの先生を見つけ、近況報告と合わせてご挨拶。

曲はベートーヴェンの「月光」、「愛の夢」「メフィストワルツ」などのお馴染みの名曲を前半に配し、後半はシューベルト晩年の傑作ピアノソナタ第19番というもの。

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テクニックの冴えはそのままにひとつひとつの曲の性格分けが明快。演奏が進むにつれて登り調子となっていくのがよくわかる。

テクニック全開にしてデモーニッシュなメフィストワルツなど快調な出来だ。

休憩の後、お楽しみ抽選会を経てシューベルト。

ベートーヴェンを研究しつくしたシューベルトの総決算ともいえる4楽章の巨大なソナタへの初挑戦。
全曲に漂うシューベルトならではの美しい抒情と落ち着いた深い情感、そして突然訪れる深い闇を意識して弾いているのがよくわかる。

30分を超える長大な曲を緊張感が途絶えることなく弾ききったのはお見事。
京子さんのこの曲への深い思い入れが感じられる演奏だった。

これから一生をかけてシューベルト晩年の深い世界を追及していく第一歩。

アンコールは、ショパンの「子犬のワルツ」とノクターン、そしてラフマニノフの楽興の時。

美しく丁寧に歌い上げたノクターンが非常に良かった。

これまでの経験が着実に層を成して、表現の幅と奥行きが広くなってきているようだ。
聴くたびに成長しているのが如実にわかるのが楽しい。

帰りの道はさらに空いていて会場から自宅までわずか15分。

沼響のHPの聴き比べコラム「巨人を聴く」の第8回をアップしました。
今回は「巨人」を演奏する際の使用楽譜についての考察

Youtubeはブレンデルの弾くソナタ第19番第2楽章

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