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2014年5月17日 (土)

ゴットシャルクの怪作、大砲入り行進曲

週末休み、今日も良い天気。
午前中は図書館でNAXOSのパスワードの更新の後、市民文化センターに行き週末のディスクコンサートの打ち合わせ。

今回担当者が変わり音楽にはあまり詳しくなさそうな方で、細かく説明しておいた。

午後は娘の車が増えたので、庭の一角を駐車スペースにするためにコンクリを流したりしていた。始まりが遅かったので作業が終わったのは夕方近く。


Sdsc00643 かたわらには散歩をせがむ愛犬ポコの顔。

今日は南北戦争期のアメリカの作曲家、ゴッツシャルク(ゴッツチョーク)の管弦楽曲集を聴いた。

米ターナバウトから出ていたLPで、曲は交響曲1番「熱帯の夜」、交響曲2番「モンテビデオ」、荘厳行進曲、凱旋行進曲とオペラの終曲、キューバの田園風景。

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演奏はイゴール・ブケトフ指揮のウィーンフォルクスオパー管とサミュエル・アドラー指揮のベルリン響その他数人の歌手とバンドというもの。
VOXからCDでも出てる。

ゴットシャルクは天才ピアニストとして名を派せ、16歳でヨーロッパに渡った時はショパンやベルリオーズから絶賛されたという。

アメリカで女性スキャンダルを起こして南米に逃げた後は、南米を題材にした数多くのピアノ曲やオーケストラ曲を作曲しているが、大部分が出版されてなかったために、盲腸で急死したのちは、その多くの作品は散逸してしまった。

作品はB級の匂いぷんぷんの、曲名の如く名は体を表すの典型。

ただ甘くトロピカルなメロディーと底抜けに明るいリズムは、現代の中南米音楽にも通じる楽しさがあって、ブラームスと同世代とはとても思えぬほど。

2曲の交響曲はとても交響曲の形を成してなく、ただ甘い旋律が続くのみだが、第2番ではウルグアイ国歌や、アメリカ独立戦争歌「ヤンキードゥードゥルドゥー」がそのままの形で出てきて楽しい。

荘厳行進曲など最後に実際の大砲の音まで出てくるが、これはチャイコフスキーの荘厳序曲「1812年」を先取りするものだ。

この曲の補作者の名にイーストマン・ウィンドアンサンブルを率いていた、ドナルド・ハンスバーガーの名が見えるのが面白い。

演奏はかなりオソマツで、スタジオ録音ながら音を外しているのがわかるほど。

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沼響のHPの聴き比べコラム「巨人を聴く」に、「ワルターの使用楽譜についてをアップしました。

http://www.numakyo.org/cgi-bin/titan.cgi 


Youtubeはゴットシャルクの交響曲1番「熱帯の夜」

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