シュワルツコップとフルトヴェングラーのヴォルフ
GW後半三日目。休日になるとなぜかいつも眼ざめが早く、今日も5時頃に目が覚めた。
布団から出ようとしたところで突然下からずしりとした衝撃。
「あっ地震・・・」 さほど強くはないが長く揺れている。
テレビを点けてみると、千代田区で震度5だという。 横浜にいる下の娘に電話してみると、休日はいつも昼ごろまで寝てるぐーたら娘がすぐに出た。
「あっ地震・・・」 さほど強くはないが長く揺れている。
テレビを点けてみると、千代田区で震度5だという。 横浜にいる下の娘に電話してみると、休日はいつも昼ごろまで寝てるぐーたら娘がすぐに出た。
娘のいる10階はかなり揺れ、さすがに目が覚めたらしい。
受話器の向こうでは大きな欠伸。またそのまま寝るのだろう。
目が冴えてしまったので、愛犬ポコの散歩に行ったり、畑にトウモロコシの種を撒いたりしていた。
しだいに雲行きは怪しくなり、午後から雨。
家内は実家の母と兄と姪と一緒に芝桜を観に行った。
目が冴えてしまったので、愛犬ポコの散歩に行ったり、畑にトウモロコシの種を撒いたりしていた。
しだいに雲行きは怪しくなり、午後から雨。
家内は実家の母と兄と姪と一緒に芝桜を観に行った。
自分と上の娘は雨模様でもありやめておく。
雨もしだいに本降りとなり、午後は音楽部屋でシュヴァルツコップの歌うヴォルフ歌曲集を聴いていた。
1953年ザルツブルク音楽祭でのヴォルフ没後50年を記念したライヴで、チェトラから出ていたLP2枚組。
シュヴァルツコップのヴォルフ歌曲は名伴奏者ムーアとの名盤があるが、この演奏は大指揮者フルトヴェングラーがピアノ伴奏をつけている。
雨もしだいに本降りとなり、午後は音楽部屋でシュヴァルツコップの歌うヴォルフ歌曲集を聴いていた。
1953年ザルツブルク音楽祭でのヴォルフ没後50年を記念したライヴで、チェトラから出ていたLP2枚組。
シュヴァルツコップのヴォルフ歌曲は名伴奏者ムーアとの名盤があるが、この演奏は大指揮者フルトヴェングラーがピアノ伴奏をつけている。
前年のトリノでの「第九」公演の際、シュヴァルツコップがヴォルフの歌曲のリサイタルをおこなうことを知ったフルトヴェングラーが自ら志願して、伴奏をすることになったというリサイタルのライヴ。
この演奏会当日、カラスとサーバタの「トスカ」収録立ち合いのために聴くことができなかったシュヴァルツコップの夫であり、EMIのプロデユーサーであったワルター・レッゲのために録音されたものだという。
後にレッゲ自身がフルトヴェングラーの没後の1968年に、フルトヴェングラー夫人の許可を得て13曲をセレクトしてEMIから一般発売している。
このチェトラ盤はこのリサイタルの全貌を初めて世に問うたアルバム。
このチェトラ盤はこのリサイタルの全貌を初めて世に問うたアルバム。
ヴォルフの歌曲は、詩と曲の関連の意味合いがあまりに深くて、自分としては苦手な部類の曲だが、この演奏の凄さはよくわかる。
演奏の最初の曲あたりは、シュヴァルツコップとしてはベストコンディションではないものの、フルトヴェングラーのうねるような雄弁なピアノに惹きつけられ、演奏が進むにつれて音楽が次第に熟成していく。
聴衆の反応もしだいに熱いものに変わっていくというスリリングな体験を実感できるアルバムだ。
フルトヴェングラーの弾くピアノとしては、1950年ザルツブルク音楽祭でのブランデンブルク協奏曲第5番のライヴがあり、第一楽章のカデンツアなど、一度聴いたら忘れられないほどロマンティックで深い音楽を展開していた。
このヴォルフのピアノ伴奏も、自由なファンタジーが飛翔していくまさにフルトヴェングラーの音楽が鳴っている。
演奏の最初の曲あたりは、シュヴァルツコップとしてはベストコンディションではないものの、フルトヴェングラーのうねるような雄弁なピアノに惹きつけられ、演奏が進むにつれて音楽が次第に熟成していく。
聴衆の反応もしだいに熱いものに変わっていくというスリリングな体験を実感できるアルバムだ。
フルトヴェングラーの弾くピアノとしては、1950年ザルツブルク音楽祭でのブランデンブルク協奏曲第5番のライヴがあり、第一楽章のカデンツアなど、一度聴いたら忘れられないほどロマンティックで深い音楽を展開していた。
このヴォルフのピアノ伴奏も、自由なファンタジーが飛翔していくまさにフルトヴェングラーの音楽が鳴っている。
Youtubeは1957年ザルツブルクでのシュワルツコップ
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