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2014年6月24日 (火)

スピリット・オヴ・スコットランド

曇り夕方から雷雨、箱根向こうの関東は強烈な雹が降った。
上の娘は今日明日東京へ出張中。

今日はイギリスの、というよりもスコットランドの音楽発展に身を捧げたサー・アレクサンダー・ギブソン指揮による「スピリット・オヴ・スコットランド」というアルバム。

オケはスコティシュ・ナショナル管(現ロイヤルスコティシュ管)

スコティシュ・ナショナル管は、イギリスのローカルなオケの印象が強いものの、ターリヒやセル、バルビローリといった大家が、有名になる前の若い頃に首席指揮者となっている。

これは英シャンドスのLPで、スコットランドにちなんだ序曲を5曲集めたもの。

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ベルリオーズ:序曲《ウェーヴァリー》、メンデルスゾーン:序曲《フィンガルの洞窟》、アーノルド:序曲《タム・オ・シャンター》、ヴェルディ:歌劇《マクベス》バレエ音楽、ハーミッシュ・マッカン:演奏会用序曲《山と溢れる泉の土地》Op.8

メンデルスゾーン以外の曲は馴染みの薄い曲ばかりだが、アーノルドの曲は最近吹奏楽でも演奏されるようだ。

序曲《タム・オ・シャンター》は、イギリス版「ババヤーガの小屋」といった趣で、魔法使いが飛び回る様子を描いた自由なラプソディ風の作品。
バグパイプを模した場面もあり、変化に富んでいて、今まで聴いたアーノルドの作品では一番面白かった。

ハーミッシュ・マッカンは1916年に48歳で亡くなったコットランドの作曲家。
5歳で初めて作曲し、12歳でオラトリオを書き上げたという神童。
演奏会用序曲《山と溢れる泉の土地》は18歳の時の作品で、演奏時間10分ほどの堂々たる序曲。
今やイギリス国外ではほとんど演奏されない早熟の天才の代表作。

演奏は、いずれもオラがお国の音楽だという気概と、故郷を思う深い共感に満ちたもの。
ギブソンの指揮もオケも熱い。

おなじみの「フィンガル洞窟」序曲も、大海原を彷彿させる雄大な名演だ。

Youtubeはアーノルドの金管五重奏曲、フィリップジョーンズブラスアンサンブルの演奏

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