第30回定演終わる
昨日は沼響第30回記念演奏会。
ここ数日天気の良い日が続き当日の予報も晴れ、のはずが午後から雷を伴った激しい雨。
ネットで雨雲の動きを見てみると、沼津周辺のみ厚い雨雲が覆っている。
まさにピンポイント攻撃。
10年前の第20回定演が大型台風直撃だった悪夢を思い出した。
今回は開演前のロビーコンサートがあるので、他の団員よりも早めに出勤。
ホールロビーで待っていると結局1名は仕事で来れず、全員そろうのが本番のみ。ということが判った。
なんとなく不安な雰囲気が漂い、練習もとげとげしいものとなった。だいじょうぶだろうか?
GPは「巨人」から。
ここで練習の最中にツバメが飛び込んできてステージ上空を乱舞。
皆あっけにとられて天井を見上げしばしの中断。どこから入ってきたのだろうか?
「雀だ!、雀だ!」という声。しかしどう見てもあれはツバメなんですけど。・・・
今回はエキストラさんも含め総勢横島先生を含め91名。
30回にふさわしいものとなった。
前半の「未完成」は降り番なので、客席で観戦。 横島先生は遅めのテンポでじっくり歌い上げる解釈。
目の前の幼い女の子は耐え切れずに出口へ走り出してしまい、若いお母さんが追いかけていった。
今回のお客さんはじっくりと集中して聴いてくれている印象。
楽章の合間も静かだ。
そして「巨人」。
横島先生の指揮は本番ではかなり自分の色を出してきた。
どうしても絶叫型のお祭り騒ぎになりがちなこの曲を、着実に積み上げながら充分な熱狂を盛り上げていく。
各所に出てくる管楽器のソロも良く、沼響初めてのマーラーとしては良い出来だったと思う。
ここ数年終演後の打ち上げは体調がおもわしくなかったこともあり、欠席続きだったが、今回は参加。
人数も多く、横島先生や下田先生ともいろいろと話すことができた。
ほどよい酔いもあり、打ち上げの席の皆の前でこの30年間でのいろいろ気づいたことや、皆の知らないこと、これからのことなどを苦言を呈しながら語ってしまったが、ちょっと余計なことを言い過ぎたかな。
ともあれこれで一区切り。
沼響は組織としての黎明期から成熟期を経て新たな段階に入った。
新たな世紀の沼響が始まる。
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