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2014年7月12日 (土)

外山啓介ピアノリサイタル

本日快晴、朝早くに千本海岸に行ってみると蒼い海と空。

富士山は雲に隠れて見えず。

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午前中に下の娘とドコモショップに行き、調子の悪いスマホをみてもらうと、バッテリが完全にいかれしかもケースにはひびが入っていた。
バックアップしてなかったデータは全てダメ。保険で同じものと交換となった。

Sdsc00962 昼から仕事で、夕方は外山啓介ピアノリサイタルとなかなか忙しい土曜日。

外山啓介は2004年日本音楽コンクール1位。
その後発売されたCDが好評で、何枚かはレコ芸の特選に選ばれている。

場所は沼津市民文化センター小ホール。客の入りは半分ほど。
開演が5時半なのが珍しい。

なかなかのイケメンで爽やかな好青年。客層も女性が多かった。

曲はモーツァルトのロンドイ短調、トルコ行進曲付きのソナタ、悲愴ソナタ、 後半はリストの愛の夢第3番にロ短調のソナタ。
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有名曲ばかりだが、ソナタ3曲を並べる弾き手にとってはヘヴィなもの。

最初のモーツァルトは柔らかなタッチの堅実な出来。 有名曲すぎて些細なミスタッチが素人にもわかるのが気の毒。
次の「悲愴」は繊細にしてスケールの大きな大器を予感させるもの。
輝かしい音色でスピード感が感じさせるのが良かった。

後半はリスト。 演奏時間30分になんなんとするロ短調のソナタはまさに全力投球の演奏。

動と静の対比が明快で、起承転結のわかりやすい演奏だった。
前半で居眠りしていた家内も後半は起きていた。
10448750_599726436813414_5787148709 テクニックも十分で曲の長さを意識させない優れモノ。
緊張感も途切れず最後まで弾ききった爽快な演奏でした。

弾いた後の精根尽き果てた中で引いてくれたアンコールは「亜麻色の髪の乙女」。
 
美しく繊細な演奏で、爽やかな後味の残る演奏でした。

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