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2014年7月14日 (月)

マゼール逝く

曇り時々雨。スマホ交換のために一次帰省していた下の娘が帰って行った。

今日から試験だという。
科目が西洋音楽通史だというので、昨晩いろいろとちょっかいを出していたら露骨に拒否。

昨日は大叔母の100歳の誕生会。
若い頃小学校の教員をしていた大叔母の、教え子さんたちが計画してくれた会で、自分は大叔母の実家ということで出席。

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慕って集まった教え子さんたちは60人ほど、いずれも70代。
20人あまりの孫・曾孫と合わせ100人余りが集まり、賑やかなで和やかな会だった。

足は不自由になったとはいえ大叔母は未だ頭脳明晰、気持ちも若く、とても100歳には見えない。
集まった教え子たちとほとんど同年齢にとしか見えないほど。 夫とはぐれながらも、幼子3人を連れて敗戦時の満州から引き揚げてきた時の話など、当時の記憶も鮮やかに話してくれた。

目標は大還暦(120歳)だという。
記念品のひとつはバウムクーヘン「百年乃樹」

巨匠マゼール逝く。
今年のボストン響との来日中止の際、ただアクシデントのためという発表だっただけに、まさかこんなに早く逝ってしまうとは思わなかった。

Sdsc01034
有り余る才気の中に、ある種の狂気を感じられる演奏をする時があり、是非実演を聴いておきたかった。
来月のPMFのチケットを入手してあっただけに、なおさら残念だ。
マゼールの録音はいろいろとあるけれど、若い頃のマゼールの演奏、特に60年代のマゼールが一番好きだ。

Sdsc01033 今日はベルリン放送響とのバッハ「復活祭オラトリオ」と「ロ短調ミサ」から数曲を聴いていた。

いずれも60年代半ばのマゼール。

きっちりと端正と仕上げながら、生き生きとした生命力を感じさせるバッハ。
いずれも才気渙発な名演だ。

沼響のHPの聴き比べコラム、「巨人を聴く」にワルターのバイエルン国立管とのライヴの感想をアップしました。
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Youtubeはマゼール指揮の「巨人」フィナーレ

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