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2014年7月30日 (水)

ブラモルのメンデルスゾーン

今年の夏は乾燥気味、気温は高いが夜は過ごし易いし、夜の蒸し暑さもさほどでもない。

例年悩まされる蚊も今年は少ないようだ。
昨晩はご近所のお通夜だった。

同じ組ということで受付を頼まれたので、仕事を早退し着替えて葬儀場へ。
自分の住む町内は、古くからの農家だった家と、宅地化した農地に住み始めた比較的新しい家が混在している。

我が家の組は比較的古い家が多く、お通夜の出席はご老人ばかりで、受付を手伝おうとする積極的なご老人は皆無。
結局自分と、お通夜は初めてだという若者と二人で、香典の計算やら記帳。

お通夜が終わっても延々とお金の計算が続く。

今日は初期のNAXOSから出ていた、ブラモル指揮スロバキアフィルのメンデルスゾーン。

曲は交響曲第4番「イタリア」と「真夏の夜の夢」の序曲を含む組曲。
1987年録音。

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今や大手のメジャーレーベルに匹敵するほどになったNAXOSは、初めの頃は指揮者グンゼンハウザーやエドリンガーその他の無名の人たち、オケはチェコ周辺のオケを起用するなど、人件費を節約しながら基本的な名曲路線から始まった。

アンソニー・ブラモルもその手の指揮者で、この録音当時は30歳。

この時のキャリアといえば、直前にスワロフスキー国際指揮者コンクールで特別賞を受賞しているくらいで、安いギャラで起用されたのだろう。

その後バーデン州立歌劇場の音楽総監督やライプツィヒ歌劇場の総監督代理なども務めていて、着実にキャリアを積み重ねているようだ。

このメンデルスゾーンは、きっちり手堅くオケをまとめながらも、ピチピチとした若々しい躍動感が曲想にうまく合っていて心地よい。

「イタリア」などは、定評のあるメジャーな指揮者たちの演奏と比べても遜色ない出来。
後の才能の開花を予見させる輝かしくも爽快な演奏だ。

YoutubeはP。ヤルヴィの指揮でメンデルスゾーンの「イタリア」

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