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2014年7月11日 (金)

バティスのロドリーゴ

直撃必至と思えた台風は、結局伊豆半島南端を掠めて房総半島へ。こちらはほとんど無風状態で雨も小雨程度。いつ去ったかも判らないほど。

今日は台風一過、気温も上がり湿度も高い。本日最高気温35度。

夜は市文化センター主催のディスクコンサートで解説。今回はオペラ「椿姫」を取り上げた。 オペラの解説は、詳しい人たちが聴きに来るので気を使う。   
帰宅は9時過ぎ、下の娘が帰省していた。
スマホの調子が悪く買い換えたいとのこと。
まだ買ってから2年も経たないというのに、けしからんことである。
明日ショップへ行き、見てもらうことにする。

今日は通勤の車中で、ロドリーゴとファリアの作品を聴いていた。

Varese SarabandeのCDで、ロドリーゴは「ある貴紳のための幻想曲」「アンダルシア協奏曲」。 そしてファリアの「恋は魔術師」というもの。
演奏はメキシコの爆演系指揮者エンリケ・バティスとメキシコ国立交響楽団というもの。

ギターソロはアルフォンソ・モレーノ。
4つのギターのための協奏曲の「アンダンルシア協奏曲」ではミネルバ・ガリバイ,セシリア・ロペス,ヘスース・ルイスの3人が加わる。

1980年の録音で、国内盤のCDは最初ビクターから出ていて手持ちはこちら。
後にEMIクラシックスからも出た。この再発の時にはファリァは入っていない。


Simg
古い器楽曲を素材にした「ある貴紳のための幻想曲」は、アルカイックな中に気品が感じられて、「アランフェス協奏曲」よりも好きな曲だ。

この盤のソロも伴奏も無難な出来で、曲の良さは充分に伝わってくるもの。

ただ、ロドリーゴのギターとオーケストラのための曲は、どれも同工異曲に聞こえてしまう。「アンダンルシア協奏曲」はなぜギターが4台必要なのかがわからない。

一方のファリアとなるとオケの薄い響きがやはり気になった。
爆演指揮者として定評のあるバティスの棒も、安全運転に終始して面白みに欠ける。


Youtubeは「ある貴紳のための幻想曲」、ソロは村治 佳織

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