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2014年8月 4日 (月)

冨田勲の「イーハートーヴ交響曲」

曇り時々雨。
今日は休みをとり、母を病院へ連れて行ったりしていた。
車を走らせていると局地的な雨、雨足がカーテンのように移動しているのがよく見える。
四国地方は記録的な大雨。気候の変動で自然災害が年々スケールアップしているのが心配だ。台風も週末にかけて接近中。

今日は録画していたEテレ「音で描く賢治の宇宙~冨田勲×初音ミク 異次元コラボ~」を見ていた。

41r4utwz1ll_sl500_aa300_ 80歳になった冨田勲が作曲生活の集大成として作曲した「イーハートーヴ交響曲」。
その制作過程と、富田勲の東北と宮沢賢治への深い思いを紹介したもの。


「イーハートーヴ交響曲」の編成は大編成のオーケストラと200人の合唱、そしてバーチャルアイドルの初音ミクのソロとのコラボという、電子音楽のパイオニア冨田勲ならではの作品。

音楽のテンポの伸縮に合わせ、初音ミクの歌を見事にシンクロさせていく。
そこまでの苦労話と初演時のダイジェストが中心。

最初の部分が、あれ?どこかで聴いたぞと思っていたら、ヴァンサン・ダンディの「フランス山人の歌による交響曲」の冒頭そのものだった。

第3楽章などダンディの交響曲のフィナーレと主題は同じ。第5楽章はラフマニノフの交響曲第2番。

要するに、この曲は音楽にも造詣が深かった宮沢賢治の作曲した曲と文学作品、ダンディとラフマニノフの曲をコラージュした交響曲。
曲を知っていればすぐにわかるように書かれていて、最初から冨田勲は意図して書いている。


初演時のパンフには引用された作品として以上の曲が紹介されていたという。

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この番組で紹介されていた多くが、ダンディの作品の部分だったので、知らない人には誤解を招きそうだ。

作品の出来上がりは冨田勲作品そのもの。
 

オーケストラを知り尽くした壮大な広がりと、そして「新日本紀行」のテーマのような聴いていてホロリとさせる日本的な抒情と優しさが感じられる、大好きな冨田勲の世界。

10140739632_s 今日はもう一枚、「新日本紀行」やNHKの大河ドラマ作品などの冨田作品を集めたCDもを聴いていた。

指揮は「イーハートーヴ交響曲」と同じ大友直人。


025 沼響のHPの聴き比べコラム「巨人を聴く」にミトロプーロス指揮ニューヨークフィルの1960年ライヴの感想をアップしました。



Youtubeはその「イーハートーヴ交響曲」

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