« パリ・ギャルドのファンファーレ、行進曲集 | トップページ | スグリッチのヘンデル »

2014年9月13日 (土)

武満徹の「小さな空」

三連休初日の土曜日は抜けるような秋の蒼い空。
畑のみかんが実をつけはじめた。今年も小粒だが豊作の予感。
Sdsc01517

ヒガンバナも咲き始めてすっかり秋。

京都の大学に行っている甥が青森での発掘作業中にオオスズメバチに襲われ救急車で運ばれたという。


Sdsc01520

この話を聞いて、自分が小学校6年生の遠足の時に天城の山中で地蜂の大群に襲われたことを思い出した。

天城山中の細い一本道で片方は深い崖。

一同進退窮まり大勢の児童が刺されるままになりパニック状態になった。

自分は右耳に蜂が入り込み刺されてしまった。今思い出しても鳥肌が立つほど痛かった。
当時の写真を見ると片方の耳がダンボのようになっている。

1
目の周りを刺された同級生など顔がお岩さん状態だった。

今では大きなニュースになるところだが、その頃は蜂に刺されるのはさほど珍しいことでもなかったし、先生も子供たちの親も問題にしなかった。

自分も特に病院へは行かなかった。

今でも自分の耳は、右耳が左耳よりも多少小さい。
刺されたのがきっかけで右耳の成長に影響が出たのに違いない。

今日は武満徹の混声合唱曲集を聴いていた。
日本ビクターのLPで岩城宏之指揮の東京混成合唱団。


Sdsc01524
曲目は、

武満徹自身の作詞による「小さな空」のほか、

「うたうだけ」「小さな部屋で」「恋のかくれんぼ」
「見えないこども」「翼(WINGS)」「島へ」「○と△の歌」「さようなら」
「死んだ男の残したものは」の10曲に加えて、
日本古謡、武満徹編曲の「さくら」をアンコールとして収録している。

この「さくら」の演奏の前には「それでは、アンコールとしてさくらを演奏します」
と岩城宏之自身のナレーションが入っていた。

武満徹の初期の作品が多く、いずれも平明で抒情的な作品の数々。

ドビュッシーの歌曲のような透明さを日本的なオヴラートにそっと包んだような美しい作品の数々。

東混の演奏も非常に良い。


YoutubeはCANACOの歌う「小さな空」

|

« パリ・ギャルドのファンファーレ、行進曲集 | トップページ | スグリッチのヘンデル »

音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« パリ・ギャルドのファンファーレ、行進曲集 | トップページ | スグリッチのヘンデル »