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2014年9月 9日 (火)

スーパームーンの夜は「白鳥の湖」

晴れ、久しぶりに爽やかな一日。風があるので日中もさほど暑さは感じない。

ツクツクホウシの声は山の奥から微かに聞こえる程度。

中秋の名月の翌日のスーパームーンが裏山から静かに上って行く。
気分はすっかり秋。

今日は来年度へ向けての組織全体の説明会のほか、来週から始まる昨年度実績の審査の準備も始まり次第に高まる緊張感。

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今日は先日ロンドン響75周年記念アルバムで聴いたウクライナ出身の指揮者アナトゥール・フィストラーリの演奏。

1961年のDECCAへの録音で、コンセルトヘボウ管を振った「白鳥の湖」ハイライツ。
手持ちは70年代にキングレコードが出していた廉価盤LP.
 
フィストラーリの「白鳥の湖」録音は、この演奏のほかにロンドン響とオランダ放送響による全曲盤2組があり、特にモノラル期のロンドン響とのハイライツ盤は、だいぶ前に某音楽評論家が「かつてはどこの家庭にもあったレコード」と書いていたほど売れたらしい。

このコンセルトヘボウ管との演奏は、全く久しぶりの聞き直し。

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オケのぴしっと引き締まったアンサンブルと幾分渋めの音が非常に良く、フィストラーリの指揮も、厳しさの中にロシア宮廷を思わせるような華とロマンを彷彿させる素敵な演奏になっている。

ヴァイオリンソロはこの頃のコンセルトヘボウ管のコンマスで、ビーチャム時代のロイヤルフィルのコンマスだったスティーブン・スターリク。

ちなみにロンドン響との旧録音のヴァイオリンソロはカンポーリ、オランダ放送響との演奏はリッチといった名の通ったソリストを起用しているが、スターリクのヴァイオリンソロも非常に良い。

DECCAの音は、情け無用の曖昧さのない優秀録音だ。

Youtubeはフィストラーリ&ロンドン響との「白鳥の湖」

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